読書感想文:遠野遥『破局』(2回目)
【本を読んだ理由】
群馬のバンドとして有名な3BのBUCK―TICKのボーカル櫻井敦司の死亡から知った息子の存在に抱いた興味
三田の人間
【感想】
◎気に入った点
大学生が持つ性欲の強さが荒々しく描かれていた
気に入った一文
大人になるとさ、いかに手を抜くかとか、そういうことばかり考えるようになるんだよ
感想
一回目に読了した時は、あからさまにセックスを描いていた部分があるので、この小説の感想を書くことが、恥ずかしくて、感想を書くことができなかった。
でも、二回目を読んで読書記録に残しておきたいという気持ちからこの感想を書いた。
この話は、好き、嫌いが分かれると思った。また、好きであっても、堂々と好きということは、書かれている内容が内容だけに憚られる小説だと思った。
文体に「~だ」などが含まれている関係で、断定される印象を受けて、未熟な若者のイメージを上手く描き出せている。文体だけで、ここまで小説の印象が変わるのか。さすが、プロ、と勉強になった。
最後に、自分がどうあるべきかを悩んだ時に、大学のころの青春ごっこをどうやっていたっけ、と原点に立ち返って、その原点から、長いようで短い人生をどう前に進むかを迷った時に読む価値がある小説だな、と思った。
思い出した原点を大事に更なる高みを目指して取り組みたい。
(了)
