「自分を知れば生きやすくなる」が、なぜか苦しさを消してくれない理由
HSP、MBTI、性格診断、自己分析。
私も「自分を知ること」が苦しさを抜け出す方法だと思って、何度も自分を理解しようとしてきました。
でも、本当に必要だったのは、自分を知ることより先に、自分を見る土台を知ることでした。
「自分を知ることが大切」
自己理解が大事といわれる時代になっています。
「向いている仕事はなんだろう」
「疲れない人間関係をどう築けばいいんだろう」
「生きやすい環境ってなんだろう」
そのために、
性格
気質
得意不得意
強み
価値観
自分の特徴を知れるコンテンツがたくさん世の中に出ています。
HSPやMBTIが代表的でしょうか。
「あなたは繊細なタイプです」
「なるほど、自分にはこういう特徴があるんだ」
「だから社会で生きづらいんだ」
「だから疲れやすいんだ」
「やっぱり自分は問題があるんだ」
私も以前、
HSPやMBTIを調べることに夢中になっていました。
「私はHSPだから生きづらいんだ。」「やっぱりINFJだからこう考えるんだ。」診断結果を見ては、
「これだ」と安心していました。
でも、その安心は長く続きませんでした。
この記事を読んでくださっている、あなたはどうでしょうか?
しばらくすると、
「本当に私はINFJなんだろうか。」「今受けたら結果が変わるかもしれない。」
そんな気持ちになって、また診断を受ける。
HSPの記事を読み、
MBTIの解説を読み、
「やっぱり当てはまる。」「いや、こっちのタイプかもしれない。」「もっと細かく診断できるのはないかな。」そんなことを繰り返していませんか?
もちろん、
それ自体を否定したいわけではありません。
HSPやMBTIを知ることで、
「自分だけじゃなかった」と安心する人もいます。
私自身もかつて、そうでした。
でも、なんとなく自分を理解して
「そういうのが自分なんだ」と自己受容したつもりで
根本は1ミリも変わっていなかった。
残酷な事実に気づいてしまったんです。
いま振り返ると、こう思います。
これって、
健康診断と同じじゃないかと。
今の自分の性格は?
今の自分の強みは?
今の価値観は?
今の自分に向いている仕事は?
今の自分は内向型?外向型?
というように、
「今の自分の状態」を測り続けているだけ。
これは健康診断で言えば、毎回体温や血圧を測っているようなもの。
たとえば、血圧が高かったとします。
健康診断では、
「今、血圧が150あります」
という現在の状態は分かります。
でも、それだけでは、
睡眠不足なのか
運動不足なのか
食生活なのか
ストレスなのか
体質なのか
までは分かりません。
つまり、「変化するもの」を何度も表面的に確認することを繰り返しているだけ。
「今どうなっているか」と
「なぜそうなりやすいのか」は
全くの別物です。
これをHSPやMBTIなど、いろんな診断を歩き渡ることでいうと、
そもそも
「なぜHSPやMBTIを調べようと思ったのか?」を紐解くと、
が本当に知りたかったのは、
「HSPだから生きづらい。」
「INFJだから苦しい。」
そんなことではなかったはずです。
本当に知りたいのは、
なぜ人の顔色を見て緊張しまうのか。
なぜ休むことに罪悪感を感じるのか。
なぜ頑張ることをやめられないのか。
というような、
悩み
だったはずです。
つまり、
「なぜ今の自分になったのか。」
ということです。
HSPやMBTIは、
「今の自分」を知るには役立ちます。
でも、あくまで入り口でしかありません。
悩みを根本的に解消していくために
本来、知るべきなのは
「なぜその状態になりやすいのか」
という根本構造です。
だから、
HSPやMBTI が生きづらい理由の原因に
本当はならないんです。
なぜなら、
「変化するもの」を切り取って確認しただけだから。
じゃあ、どうすればいいのか?
先ほども書いた通り、
抜本的に、生きづらさを根本から変えるには、
「なぜ今の自分になったのか。」
という視点が欠かせません。
例えば、
「私は人に気を遣いすぎる性格です」
「私は完璧主義です」
「私は繊細です」
というのはあくまで表面に出ている現象。
「どういう反応傾向があるか」
という部分。
なぜその行動を取るのかまでは遡っていない。
一方で、サメタイプが扱うのは、
「なぜその反応傾向を持つようになったのか」
という部分。
さらに言えば、
「なぜ、その生き方を手放せないのか」
まで見ます。
私は「サメタイプ」と名付けた心の土台を通して
生きづらかった人生の扱い方を変えたい。
「私はHSPだから疲れる」
ではなく、
「私は刺激を強く受け取りやすい傾向がある。そして、その刺激を危険として処理してしまう背景に、こういう心の土台があったんだ」
という深い理解をするということです。
だから、一度深く理解できると、
「昔の自分はHSPだったけど、今は違うのかな?」みたいな迷子になりにくくなります。
なぜなら、HSPという表面的なラベルを超えて、
「自分はどういう前提で世界を解釈する人間なのか」
が分かっているから。
そして、
私が「サメタイプ」という概念を広めたいのは、
新しいタイプ分類を作りたいからではありません。
HSPやMBTI、
その他自己理解コンテンツでは見えていない、
「生きづらさの根本原因」
にたどり着くための入り口にしたいからです。
※「サメタイプって何?」
気になる方は心のタイプ診断をどうぞ
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そこで知りたいのは、性格ではありません。
その人が人生の中で身につけ、
今の人生を動かしている
「心の土台」
です。
そこを理解して初めて、
「普通に生きようとするだけで疲れ切る人生」
という、
一見すると説明のつかない生きづらさから抜け出す道が見えてくる。
私は、そう考えています。
最後に、一つだけ質問です。
あなたは今、どんなことで悩んでいますか?
そして、その悩みは、
「HSPだから」
「INFJだから」
ではなく、
なぜ、その悩み方をするようになったのでしょうか?
あなた自身の言葉で書いてみるだけでも、
新しい気づきが生まれるかもしれません。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
追伸
仕事はできている。
生活もできている。
周りからは「真面目だね」「ちゃんとしているね」と言われる。
それなのに、
「普通に生きているだけなのに、なぜかずっと疲れている」そんな感覚を抱えているなら。
あなたに必要なのは、
もっと頑張ることでも、
もっと前向きになることでも、
新しい自分になることでもないのかもしれません。
必要なのは、
「なぜ、自分はそう生きるしかなかったのか」
その理由を知ることです。
私は長い間、
HSPやAC、MBTI、自己理解など、たくさんのことを学びました。
そのどれも無駄ではありませんでした。
でも、本当に苦しさが変わり始めたのは、
「私はこういう人間なんだ」と特徴を知ったときではなく、
「だから私は、そう生きるしかなかったんだ」と、
自分の人生を理解できたときでした。
あなたが悪いから苦しいのではありません。
あなたの人生には、
そうならざるを得なかった理由があります。
私が作った「心のタイプ診断」は、
あなたを分類したり、
ラベルを貼ったりするための診断ではありません。
あなたが
どんな方法で自分を守りながら生きてきたのか
を理解するための入口です。
もしこの記事を読んで、
「もしかしたら、自分にも理由があるのかもしれない」
そう感じたなら、
その最初の一歩として、
診断を受けてみてください。
きっと、
「自分を説明するための言葉を増やす旅」から
「自分という人間を動かしている根本設定を理解すること」へ
視点が変わるきっかけになるはずです。
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これまでの自己理解は、
「今の自分は何者なのか」を知るためのものでした。
だから、
環境や年齢、経験が変わるたびに、
また自分を知り直す必要がありました。
でも、
本当に必要なのは、
その奥にある
「自分を動かしている根本構造」
を理解することです。
なぜなら、
人は性格だけで生きているわけではないからです。
無意識の土台があり、
そこから世界の見方が生まれ、
選択や行動が作られている。
その根本構造を理解できれば、
何度も自分探しを繰り返す必要はなくなります。
あなたが探していたものは、もう一段深いところにあります。
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