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【アルジェリア】ここが全部遺跡?広大なローマ都市「ティムガッド」

ジェミラの次に向かったのは、同じくアルジェリア北東部、山の裾野に広がるティムガッド遺跡です。

でっかいでっかいティムガッド遺跡

この日は、あいにくの雨。
正直、「もうジェミラで大きな遺跡は見たし、今さら驚かないだろう」と思っていました。ところが実際に着いてみると、なんだここは!
見渡す限り遺跡が広がっていて、終わりが見えない大きさ!そのあまりの大きさに、思わずため息が出てしまいました。

円形劇場からの景色。この遺跡の広大さといったら。。

もともとはこぢんまりとした町だったティムガッドですが、後に街の外側へどんどん建物が広がり、面積は当初の5倍近くにまで拡大。人口もやがて1万5,000人ほどに増えたといわれています。
今歩いてみても、その広さには圧倒されます。

この街を一から築かせたのは、西暦100年、第13代ローマ皇帝トラヤヌス。軍隊を退役した兵士たちの居住地として、この街はつくられ始めました。そして、ここが選ばれたのには理由があります。ティムガッドは、山へと続く入り口に位置していました。山間部に暮らす人々の動きを見張る、いわばローマ帝国の前線基地のような役割も担っていたのです。

トラヤヌスの凱旋門。この街を作ったトラヤヌス帝の名にちなんで、後の時代に名付けられた街の正門

しかし、430年のヴァンダル族の侵入をきっかけに、街は少しずつ衰退していきます。その後、ビザンツ帝国によって再建が試みられましたが、最終的には8世紀ごろに人が住まなくなったとされています。以来、長い間砂に埋もれて忘れられていたティムガッド。19世紀に再発見され、20世紀に入って本格的な発掘が始まりました。そして1982年、ユネスコ世界遺産に登録されています。

遺跡の中には、露店の跡も残っていて、当時の街の暮らしがより身近に感じられます
イルカ🐬の像のついた公衆トイレ。なんだかリフレッシュできるような演出に遊び心を感じます。

やっぱりモザイク!そしてスゴイ

ここでもたくさんのモザイクを見ることができます。
博物館はもちろん、遺跡の中にも残っていて、なんと当時のものをそのまま見ることができます。

遺跡の道に残るモザイク。1800年以上前のものが、今も足元に残っています。

博物館の中でも、モザイクはケースやガラスに入れられることなく展示されていました。

神話の一場面。柵やガラスなしでそのまま間近で見ることができます


博物館の中でも、ケースに入れずに展示されていました。1800年以上前のものを、こんなに気軽に見られてしまうのかと何だかお得な気持ちになりました。

きっちり計画された街の姿と、そこに残る人々の暮らしの跡。
ここまで来るのは簡単ではありませんでしたが、来てよかった、この景色を見られてよかった。


参考:

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