商業作品レベルのAIマンガを自動生成したい。
以下のnoteでやったことを改善してみよう、という話です。
note では、AIマンガを作ってみたという投稿をよく見かけますが、4コママンガだけだったり、右上から左下に読むふうだったりします。
どうせ作るなら、日常で読む商業作品のレベルにしたいです。
以下は、以前に作った、GPT image 2のマンガの1ページです。

これも、コマ割りやシナリオを作るプロンプトはかなり試行錯誤しています。
まだ課題もありますが、絵やプロンプトへの忠実さといったポテンシャルはかなりあります。
そのため、プロンプトとワークフローを工夫すればいい線にいけそうです。
現在は、ストーリー(AI小説)をAIにいれて、それを元にコマ割りなどをAIに考えさせて、そしてそれを1ページずつ画像生成AIに入れています。
例えば。以下のようにです。
【1コマ目】
位置: 右上
サイズ: 小(正方形)
内容: 【超アップ】シリンダーに刺さった鍵の持ち手部分。
擬音: カチリ
セリフ(モノローグ): 「午前7時17分。」
元プロンプトの改善点
推しの子とかを読みながら考えています。
もっとコマをダイナミックに、緩急つけて使いたいところもある。斜めや、一部が重なっていたり、細いコマを連続したりなど、多様性を持たせる。
時間や場所、場面の変化は、ちゃんとわかるようにする。変わる時のを、数パターンバリエーションは持っておきたい。
文字がないコマが続くのはあんまり。
心理描写をコマに反映させたい。
回想シーンとかは、コマの間の余白を黒にする。
感情を顔の絵のスタイルの変化で表す?好みが分かれそうなのと、あとちょうどいい具合にするのがむずそうなのでやらなくても。
GPTは、NanoBananaProと違って、何も指定しないと明朝体を使っています。GPTがほぼ唯一NBPに劣ってるところかと思います。ゴシック体と指定すればいい話ですが。
ワークフローとしての改善点
複数のページで出てくる人やものは、ちゃんとあらかじめレファレンス画像を作っておく。
企業ロゴが混じるのをどれくらい許容するか。何も指定しないと、「LINEを開く」というときにアプリのロゴが入るのはもちろん、AIが生成したシナリオに何も書いていなくても、雰囲気づけのためにコンビニのロゴを入れてきたりしています。あとから編集するのは手間なので、ロゴが入ってもいいのか、もしくはオマージュレベルなら許容するのか、似てたらダメなのかはちゃんと書いておく必要があります。特に現代日本を舞台にするなら。
キャラの服装はレファレンス画像で複数用意しておいた方がいいです。そうしないと、キャラ画像の服をずっと着ていることになります。
キャラは、キャラクターシート(4面図や、表情など)を入れてるユースケースもありますが、正直、GPT image 2レベルなら、やらなくていいです。
ワークフロー案
Codexは、AIが自律的に画像生成できるらしいので、ワークフローを組んで自動生成できそうです。
小説を入れたら、以下を自動で走らせます。
小説をもとにシナリオ、コマ割りを自動生成。漫画のテイスト(カラー/モノクロ等)は指定しておく。
複数ページに出てくるものを洗い出して、それらを全てレファレンス画像を自動生成。登場人物は、服も複数。
(レファレンス画像は、この後の全体のテイストを左右するので自動生成とはいえ、目を通した方が良い。特に人物画像は。)
AIが自動で、ページごとのフォルダに、それぞれのページのプロンプト(AIが作ったシナリオ)と、そのページで必要なレファレンス画像を入れる
サブエージェントをAIが並列実行し、ページごとに生成。
これで完成
ページごとにフォルダ分けして、必要な画像をそれぞれに入れて、サブエージェント的な感じのを使って、そのフォルダで起動して画像生成することでコンテキスト管理できそうです。
(Codexは使ったことないので、GeminiCLIでの経験と想像で書いています。)
誰か試してみてください。
そういえば、こんなのもありました。
コマごとに画像生成して、後からセリフを追加するというアプローチです。
今はもう、文字はAIにやらせた方がいい感じです。
追記
他にも入れたいものです。
フラッシュバック・重ねコマ
マンガ研究でも、過去のコマを暗くして重ねる“ミニフラッシュバック”は、内面描写の定番とされています。
現在のコマの背景に、過去のシーン(コマ)を小さく・暗く重ねる。
画面の端に、切り抜いた過去コマをモノクロ反転・黒トーンで貼る。
背景を真っ黒にして、そこに過去の台詞だけを白抜きで散らす。
変更したプロンプト
以下のストーリーの漫画を作って。
コマ割り、コマの位置、コマの大きさ、セリフ、コマの内容などを記述して。
漫画はページの右上のコマから始まり、 右から左へ移動し、段を変えてまた右から左へ進む。
ダイナミックにコマを使ってもよい。
それぞれのページのテーマなどは書かない。時間や場所、場面の変化は、ちゃんとわかるようにする。回想シーンとかは、コマの間の余白を黒塗りにする。サイズは、大、中、小で表す。サイズだけでなく、形も。四角形の場合は縦横比率も。それぞれのコマの大きさの比率が重要な時はそれも書く。斜めの辺がある場合、それがどこかも。ページサイズは3:4の比率。
この内容をもとに、複数ページで出てくるもの(レファレンス画像を作る必要があるもの)を洗い出して
とりあえず、試してみましたが、以下のようにあんまり?
カラーなせい?コマ割りをもう少し工夫か。


さらに追記 7月
これを踏まえて以下のマンガをつくりました。
AIマンガでは、以下の方も有名です。
この方が販売してるやり方では、自分でコマ割りとセリフ配置を作って、絵をAIに生成させるというふうなようです。
(リンク先の動画参照)
絵はAIとはいえ、労力をかなり費やす感じです。
自分は、AI小説を作るのは好きですが、マンガは作るよりは読むほうが好きなので、少し方向性が違います。
不労所得ならぬ、不労漫画?
より良いものを作るためにワークフローのプロセスを洗練させるのはやってますが。
