29歳、ゴッホのオタクになったら、生活が崩壊しかけた
少女漫画、男性声優、ソシャゲ、男性アイドル、Vtuberと、女オタクの花道を歩いてきたが、29歳にしてゴッホのオタクになった。noteプロフィールに「あらゆるジャンルを反復横跳びする」と書いてあるが、我ながらここまで来たか…と思う。
ゴッホの歩んできた人生と、ゴッホの「ほんとう」が色濃く反映された数々の作品に魅了され、今、私は、本当にゴッホのことしか考えられない。関連書籍を読み漁ったり、友達に布教したり、大忙しの毎日である。

今の一番の目標は、ゴッホにとって重要な地アルルがある、南フランスに行くことだ。ただ、29歳になるにも関わらず私は海外旅行に行ったことがない。
流石に初手でヨーロッパに旅行するのは冒険しすぎているだろうと思い、いったん今年の10月に台湾一人旅を敢行することにしている。
やりたいことがたくさんでワクワクが止まらない毎日だが、1つ大きな懸念がある。それは「お金を使う用事が爆増した」ということだ。
台湾旅行が初めての海外旅行、それも一人旅になるということで、格安航空券は使わず、ホテルも旅行代理店で星3がつくようなところを選んだ。安心と安全をお金で解決する方針。
航空券とホテル代で約15万円。台湾旅行ってお安く行けるというイメージだったのだが、それはLCCなどをフル活用した時のお値段のようだ。旅初心者にはまだ遠い世界。
そして、冒頭お伝えした通り、来年~再来年にはゴッホ聖地巡りのための旅行も計画している。それが多めに見積もると113万円位かかる見込みなのだ。た、高すぎぃ!!
当初、南フランスだけに行ければ良いと思っていたのだが、調べてみるとゴッホに関連する場所すべてに回ることができるツアーがあることが判明した。
ゴッホの生まれたオランダに始まり、ゴッホコレクションで有名なクレラーミュラー美術館、アルル、サン=レミ・ド・プロヴァンス、そしてパリ……!旅程を見ただけで涙が出そう。
この密度で聖地巡礼できるのは、ツアーならではだと思う。少なくとも、海外旅行2回目の自分がここまで詰め込める自信がない。フランスは治安があまり良くないとも聞くので、できればツアーで巡りたい気持ちになってきている。
このツアーの費用が、798,000 円 ~ 978,000 円。ふ、ふーん。でも正直、ホテルも添乗員さんもご飯もある程度付いてくるわけで、納得感はある。た、高いけど……。
ただ、ここからが問題。現状、この私のアッツアツゴッホ聖地巡礼旅は一人で行こうと思っているのだが、その場合、一人部屋追加料金として15万円プラスでかかってくるのだ……!!!
ホテル側としては、2人部屋に1人を通すわけで、2人部屋として設定していた金額の1人分を支払われると収入が半減する。そのため一人旅ユーザーには約1.5人分の料金を設定しているようだ。台湾旅行でも同じようなことに遭遇した。それにしたって、一人でオタク旅したいと思うだけで、台湾旅行1回分追加で払わなきゃいけないの、つらすぎる……!;;
ただ、一度に全ての聖地巡礼をできることの魅力がかなり大きいので、私が実際にゴッホ聖地巡礼をする時にこのツアー、もしくは同じようなツアーがあれば、利用したいと思っている所存だ。一緒に聖地巡礼できる人が現れる可能性も、信じたい。
旅行とは別で引っ越しも検討していたが、それもお金がかかる。ゴッホ聖地巡りを優先したくて、中止としたのだが、その分、今の部屋を快適にするために模様替えを実施した。
ソファとラックを購入し、2万5千円。113万円のあとに言われると小さい金額に感じるが、家計にはしっかり響く値段。ただ、引っ越したい理由が「ソファがある生活をしたい」だったので、これは許容。

そして普段のオタク活動もある。いま一番応援しているVtuberの1人、葛葉の単独ライブのチケットが当選して狂喜乱舞した。チケット代1万3千円。まさか当選すると思っていなかったのでペンライトを購入しそこねていたのだが、会場で買えるならぜひ買いたい。5千円。
お、お金が……!お金がかかる……!!!!
社会人になってから、必要だと思うものには惜しまずにお金をかけてきた。
が、今の状況でそれをやっていると、シンプルに貯金がなくなる!!!
危機感を感じたので、節約をしようとした。
私にとって最初に削られるのが食費だ。
ただ、安いものしか買っちゃだめ、と思いながら巡るスーパーはまったくインスピレーションが湧かず、克服したはずの自炊ができなくなってしまった。自炊ビギナーの買い物には、「多少安くなくても、あれもこれも買っていいよ!」という気持ちが必要なのだ……
そしてもう1つ、節約のメスが入ったのがカフェ代。
作業するのに自宅ではなかなかはかどらない性格なので、惜しまずにカフェに入るようにしているのだが、それを控えたところ、引きこもりが加速し、作業が停滞し、それは人生の停滞につながるような感覚があった。
これは節約しようと思っていないが、ゴッホの絵をみようと展示に行こうとすると、チケットは決して安くなく……
やばい、ゴッホのオタクもお金かかるんか!!これは盲点だった……。そもそも聖地巡礼旅で113万円かかるんだから今までで一番お金かかるオタ活だろ、と冷静になる。貴族の趣味であることが思い出される。
お金が減っていくのは怖い。けどやりたいことはやりたい。だけど節約しようとするとスーパーで買い物するにも罪悪感だし、家にずっといると作業できなくて、人生は停滞する。オタ活するにも罪悪感が募る。
くぅ……どうすんだ!
思えば、父があまりお金を使わず、母は惜しまなく使う、という家庭だった。
ブランドものをボンボン買うみたいなことはなかったが、私も妹も幼小中高大と私立だったし、出てくるご飯は加工品はあまり使われず、質の良いものばかりだった。
実家の思想を引き継いで、生活の質が良くなるものにお金を惜しまない性質になった私は、ベースでめっちゃお金使っているのだと思う。それに加え、私には趣味活動がある。本、映画、文章を書くにあたってのカフェ代……削れないよお。
どうしたものか……と思いながらここまで書き進めてきたが、こうすればいいんじゃないか?みたいなものが見えてきた!
まず、スーパーではきっちり買い物したほうがいい。やっぱり自炊は生活の要。そこは惜しむべきではない。食費を削るならお弁当や外食を削ったほうが減る金額が多いので、自炊をできるように生活リズムを整えることとする。
家にいて作業できないのはしょうがない。そうやって生きてきた。カフェ代が気になるなら、図書館とか、無料で使える他人がいる空間を模索するのもいいかもしれない。
また、ソファを導入したことによって状況が変わってきた。ベッドほどオフにはならないけど、デスクほどオンにしなくていい、カフェっぽい空間が生まれたことで、ここ最近家で集中して作業ができている。本当に、ソファを買って良かった。
ただやっぱり、節約ばかりしようとすると息が詰まるし、ちょっとスーパーやカフェの費用を削ったところで113万円に対してはすずめの涙である。
なので「ゴッホ聖地巡礼資金口座」を作り、そこに一定金額をプールしておいて、生活用口座は0になるまで使ってもいい、みたいなルールを決めて、どうにか資金を集めていきたい。
妥協できないもの、やると決めたことはやる。そっちのほうが私らしい。
あと、貯金がなくなって死ぬわけじゃない。2026年に関しては、これで最後までドライブしてみよう!と思っている。
ゴッホに出会って、生活全部見直すことになって、笑ってしまう。そんなことある?
今年の運命の出会いは、ゴッホくんに吸われた可能性がある。まあ、いいよそれで。キミが人生かけて描いたものには、それだけの価値があるって、私が証明する。(ゴッホオタク締め、マジ?)
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