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さよなら、お母さん〜墓守娘が決断する時〜を読んで

臨床心理士の信田さよ子さんが書いた名著。今や毒親というワードが堂々と言われるようになったけど、10数年前まではまだまだ…。
たしか15-6年前に「母が重くてたまらない」を読んで、驚嘆したのを覚えている。

この本も、思い出しては読み返す。

私たち氷河期世代の親は、専業主婦が圧倒的に多かった。子どもの成績や立ち振る舞いが、母のランク付けに直結するんだろうか。
自分が叶わなかった夢を、娘に託す母親の重さは異常、と改めて感じる。

その異常さに、子供は気付けない。あまりにも巧妙だから…。あなたのためを思って…が、どれ程恐ろしいことか。
娘を自分の一部だと思い込む、リベンジの道具に子どもを利用する、深くて鋭い示唆は一読の価値あり。怖くてページを捲る手が震えるほど。

振り返って、絶対に我が子にはしてはいけないと思う。子どもの人生は、自分のものではないんだから。子どもの人生は子どものもの。

今の若い子たちへ。母が重いな、と勘づき始めたら、早めに読むとよいかも。身の守り方がわかる。「自分の人生は、自分のもの」だよ。

重い母とは離れる。自立する。あなたは罪悪感を持たなくて良い。これっぽっちも。前を向いて、頑張ってほしい。