付箋のお手紙。

先日こんな記事を書いた。

毎度ゴミを捨てるのに立ち歩くのが面倒だと思って横着している自分の職場のデスクに自分専用のゴミ箱を置いておいたら、フロアの清掃員さんが定期的に中を空にしてくれていることに気づいた話だ。

我々の生活はこういう方たちに支えられて成り立っているのだ、ということが実感されてありがたく思った。

と、そんなことを考えながら過ごしていた先日、やはりその思いがあること自体はどこかでその方に伝えたいなぁとふと思い立って、そのゴミ箱にメッセージを残すことにした。

金曜夜の退勤前に付箋にでも書いて貼っておこうかと思ったけれども、そのゴミ箱は私のデスクの足元に外から見えるように置いてあるので、同僚の目に入るのはちょっと気が引けるなという気がした。

だから、その小さなゴミ箱の内側側面、おそらく中のゴミを捨てるためにゴミ箱を手に取った人にしか見えない位置に、「いつもありがとうございます」とメッセージを入れた青い付箋をつけて置いておくことにした。

週末を終えた月曜の朝、しばらく私はそのことを忘れて普段通り出勤し、普通に仕事をしていた。

しばらくしていつものように引き出しから取り出したガムを食べて、さあそれを捨てようかと思ったときにはじめて、「そういえば」とそのメッセージのことを思い出した。

ゴミ箱の中を覗くと、私がつけた付箋は中に入っていたゴミと共にキレイに取り除かれ、その代わり、ゴミ箱内側の反対側側面に、「こちらこそいつもキレイにありがとうございます。」と書かれた黄色い付箋が貼ってあった。

無事にメッセージが届いたようだ。清掃員さんがわざわざ付箋を用意して、メッセージを書いて貼ってくれたのだと思う。逆にお手間を取らせてしまったけれど、なんだかほっこりした。

私はいつも清掃の時間より先に帰ることが多いのでまだ直接ちゃんとお顔を見たことがないが、この付箋手紙は思い出と共に大事にしまっておこうと思った。

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