"話上手は聞き上手"とは実はこういうこと〜元芸人が伝授する話が上手いと言われる会話術その1〜
タイトルに"元芸人"などと仰々しく書いているが、実のところ私は芸人の養成所に1年間週1で通っていただけだ。話術について教わったこともなければ、本や何かで勉強したこともない。
それでも、私はよく人から話が上手いと言われる。
今回は、長年ゲーセン店員やら何やらの接客業や芸人の経験を経て培ってきた私の話術をここに記しておくので、話ヘタヘタ下手っピマンの諸君は参考にしてみてほしい。
この記事にはビジネスで役立つような話は一切ないし、モテ術ともまったく異なるので、お金やオンナを求めている人は今すぐ読むのをやめよう。YouTubeにあなた好みの胡散臭い動画がいっぱいあると思うので、そちらを視聴しよう。
しかし、ありきたりな「結論から話そう」みたいな話は一切ない完全オリジナルなことばかりなので、"役に立つ"より"面白く楽しく話したい”なら是非読んでみてほしい。
話上手は聞き上手 その1~聞く姿勢~
あなたが会話をしていて楽しい人を想像してみてほしい。普通は仲の良い友達とか、恋人とか、とても近しい人が最初に思い浮かんでくるだろう。
では次に、趣味や好みが会う仲間以外の、職場の同僚や上司、学校の先輩などから話をしていて楽しい人を考えててほしい。
恐らく多くの人は、あなたの言うこと否定せず聞いてくれるような、話しやすい人を思い浮かべたのではないだろうか。「話上手は聞き上手」という言葉は本当にその通りで、話をしたくなる相手というのはまず話しやすい=聞くことが上手いのだ。
では、聞くのが上手いとは一体どういうことなのだろうか。
まず一つは、前述の通り否定せず傾聴することだろう。話を途中で遮って自分の意見を言うような人はあまり好まれない。会話の中に気になるようなことがあってもまずはしっかり耳を傾けることが大事なのだ。
また、否定しないというのは、すべてを肯定するという意味ではないことに注意が必要だ。あくまで大事なのは"否定しない"ということなのだ。
たとえばあなたが「ラーメン屋の大勝軒が美味しいんですよ」と言った後A、Bどちらの返答をされた方が話しやすいと思えるだろうか。
A 「大勝軒も良いけど、来来軒の方が美味しいよ」
B 「大勝軒美味しいよね。その近くにある来来軒も美味しいよ」
Aは大勝軒を下げているため、自分の意見を否定された上にマウントを取られているようにさえ聞こえる。こういう話し方を続けられると、自然と話しにくく感じてきてしまうはずだ。
対してBは、こちらの意見を受け入れた上で新たな提案をしているから嫌みがない。双方の意見の立場が対等だ。
よく「いや」とか「でも」のように否定から話を始める癖がある人を見掛ける。そういう人は「否定しているのではなく、一度受け入れて検討した上でこちらの意見を言っている」と主張するのだが、大事なのは受け入れた姿勢を相手に見せるかどうかなのだ。
つまり、聞き上手になるにはあなたがどう感じているかではなく、相手がどう感じているかが大事ということ。傾聴している姿勢をしっかり会話で見せることを気を付けよう。
話上手は聞き上手 その2~話の広げ方~
典型的なつまらない会話を想像してみてほしい。
・・・流石に無茶振りだと思うのでここに例をあげる。オタクの婚活を取り上げたニュース動画か何かで見た以下の会話は、まさにTHEつまらない会話だ。
「好きな色は何ですか?」
「緑ですね」
「へぇー。ああ、緑良いですよね」
クソつまらない。睡眠導入剤としては悪くないが、こんな質問をされたら爆睡必至だ。あるいは、緑色の高価な壺を押し売りされるのかと疑ってしまう。
何が良くないのか。それは最初の質問に発展性がないからだ。あなたが色による性格診断ができたり、種々様々な色にまつわるエピソードを持っていたりすれば話は別だが、好きな色の話なんて「へぇ」で終わるのが普通だ。
もし「緑、本当に良いですよね!私も緑が好きで~~~」と緑色について会話を盛り上げられるならこの記事を読む必要はそもそもないだろう。
楽しく続く会話というのは、関連性のある話題への転換の連続だ。美味しいラーメン屋の話をしたら、その近辺のお店の話になったり、最寄駅や出身地の話になったり、地元の名物や有名人の話になったり、と緩く紐付く話題が次々と繰り広げられていく。時々一つの話題で持続するのが良いと勘違いしている人もいるが、それは同じ分野に精通した人とでしか成り立たないし、もはやそれはもはや会話ではなく議論か何かだろう。
さて、それでは発展性のある話題とはどんなものだろうか。
結論から言うと、どんな話題でも良い。なぜなら、あなたが話を広げられるかどうか次第だからだ。緑色の話から「ザクが緑色な理由知ってます?」とか「この間緑色の宇宙人を見たんです」とか「Magic:The Gatheringにおいて緑は、優秀なクリーチャーを多数有していますね」みたいに話を広げられるなら好きな色の話をしたって良い。
では、どうやったら話を広げられるのか。コツは二つ。
一つは、自分の興味がある話題にゆる~~~く関連付けること。上に挙げたザクやらの緑にまつわる話はその良い例だ。もちろん相手がそれに興味を持っていなければ逆効果だしその話題を続けるのは論外だが、直ぐに打ち切ったとしてもあなたがどんな人なのかを知ってもらうきっかけにはなる。
もう一つは、あなたが相手にきちんと興味を持つこと。つまりは、相手をもっと知りたいと思うことだ。
流石にいくら興味があったとしても「なぜ緑が好きなんですか?」という質問を続けるのは無理があるが、たとえば「いつも買い物をするときは緑を選んじゃったりします?」と聞いてみたら良い。続けて「私は赤が好きなんですけど、部屋の中の家具や物が赤ばっかりになっちゃって」と部屋の写真を見せても良いだろう。カズレーザーの話、お笑い、芸能、シャア・アズナブルの話、ガンダム、アニメ、ホラー『赤い部屋』の話、ホラー映画、映画、都市伝説、怪談、心霊体験、幽霊を信じるかどうか等々、ほら、いくらでも話は広げられる。
必ずしもあなたが一方的に話題を提供し続ける必要はない。きちんと相手に興味を持っていれば「すみません、Magic:The Gagheringというのは趣味でやってるカードゲームなんです。あなたはゲームやりますか?趣味はありますか?」と、相手に関する質問も自然と出てくるだろう。そうすれば今度は相手から話題を広げてくれるはずだ。
あなたのことを一方的に喋っては単なる独演会になってしまう。Magic:The Gatheringのカラーパイの話を延々とされても一般人は何も面白くない。だから、相手に興味を持って相手に質問して心を寄せていくのだ。
かといって、相手に質問ばかりしていても相手が疲れてしまう。それではインタビューだ。お互いに擦り寄って丁度良い塩梅を見つけることが会話では大事なのだ。
まとめ。そして、その2へ続く
ここまで書いていて3000字弱と長くなってしまったが、まだまだ続く。
最後に、長大かつ軽薄な文章をここまで読んでくれた方のために、今回の3000字を70字にまとめておく。
・相手の話を否定せず、聞く姿勢を見せよう
・会話は緩い繋がりの話題の連続である
・話題を繋げるコツは相手に興味を持つこと
・興味を持つことは、質問攻めではない
この記事が少しでも楽しいものだと思ったら、是非スキのボタンを押してほしい。そして、シェアしてバズらせてほしい。さらにはnoteには便利なチップ機能があるらしいので、私を億万長者にしてほしい。
それではまだ次回。
いいなと思ったら応援しよう!
面白いと思ったら、ジュースをおごるくるいの感覚で100円だけでもチップをいただけると嬉しいです。