見出し画像

「残月記」

「残月記」(小田雅久仁 双葉文庫)を読み終わりました。
図書室本42冊目です。
月を題材にした2つの短編と1つの中編が収録されています。
何と言っても中編の「残月記」に圧倒されました。
こんなことがベースになっている、壮大な愛の物語だと思います。

①満月になると犯罪が増える(都市伝説)
②満月になると血液が沸騰する(非科学的)
③狼男伝説
④コロナ感染拡大
⑤ローマ時代の剣闘士
⑥江戸時代前期の僧であり仏師である円空
⑦ファシズム
⑧聖書

※後で調べてみるとコロナ感染拡大以前に書かれたので、④は間違いです。

著者の想像力と圧倒的筆力に驚かされます。
筒井康隆の世界に通じるものがあるように感じました。

また、短編「そして月がふりかえる」は恐怖を感じました。
読んだその夜、自分が同じような体験をする夢を見ました。
あまりにもリアルで恐ろしかったので、次の日に妻に夢の話をしたぐらいです。

小田雅久仁という作家の恐ろしさを知った1冊です。

そういえば、昨夜(2月2日)は「スノームーン」という満月でした。


この記事が参加している募集