母に愛して欲しかった
「学校に行きたくない」と泣きわめく私を、母がひっぱたく夢を見て目が覚めた。
次女が学校に行きたくないと言い出した時、私は行かなくていいよ、と言った。大事なのは学校に行くことではなく、心身を休めることだと思ったから。
世間体とかみっともないとかは微塵も思わなかった。ただただ辛そうな次女が可哀想だった。
その後、暴力に発展した時、次女の心の闇は深いと思った。泣きながら私を叩き、どれだけ辛かったかと訴えてきた。
私は精神疾患を発症した際、虐待の連鎖を絶ち切るために沢山の本を読んだ。精神科医の岡田尊司氏、臨床心理士の信田さよこ氏。それでも私の愚かさが露呈して、一時期長女も不安定になった。
何をすれば正解なのか悩んだ。私が死んだ方が丸く収まるのかもしれない。
長女が短大に行き、そして次女は大学に行くために家を離れた。完全ではないけれど、二人の私に対する攻撃性は少しずつ減った気がする。
次女が学校に行きたくないと言い始めた時、私の気持ちを投影してくれてるのだと思った。だから行かなくてもいいよ、と率直に伝えた。
私は母に「そんなに学校が辛いなら行かなくてもいいよ」と言って欲しかった。それから私は学校で壮絶ないじめを受けていることも話したかった。
でも母は私の訴えを聞き入れることはなかった。常に忙しく動き回り、ネフローゼ(腎臓の疾患)の兄を案じていた。
私は母に心配して欲しかった。殴ったり叩いたりすることで物事を解決して欲しくなかった。
私はただ母に愛して欲しかったのだ。
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