*トルソー症候群
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こんにちは。元看護師のうめこです。
今回はトルソー症候群について書いていきたいと思います。
トルソー症候群とは悪性腫瘍(がん)が原因で血液が固まりやすくなり、全身に血栓(血の塊)が出来る状態の事です。
特に突然、脳梗塞を引き起こすことで知られています。
動脈硬化や不整脈などの原因が無い、原因不明の脳梗塞を繰り返す場合、がんが隠れていることも考慮する必要があります。
19世紀にフランスの神経内科医のトルソー氏(1801~1867)が発見しました。
(トルソー氏はクループ、肺気腫、胸膜炎、甲状腺腫、マラリアの新規治療法にも大きく寄与し、フランスで初めて気管切開を行った人物でもあります)
トルソー氏は皮肉なことに晩年には胃がんを発症し自身が発見したトルソー症候群で亡くなりました。
怖いですね😭😱。
ドラマなどでも描かれることがあります(「白い巨塔」などで)。
トルソー症候群は肺・胃・卵巣・膵臓のがんで多いとされています。
また、腺がんで多いとも言われています。
がんと診断されてから最初の1年間や末期に発症しやすいとも言われます。(がんが進行、増殖している段階で起きやすいと言われます)
がんの治療が効果を発揮して落ち着いている段階ではリスクは低いと推定されています。
がん治療中に発症する脳梗塞の1/4はトルソー症候群の可能性があります。
メカニズムはがん細胞が血液を固まりやすくする物質(ムチンなど)を分泌したり、全身の炎症を引き起こすことが原因です。
症状の特徴としては
・前触れなく突然発症する。
・脳の複数のが所に同時又は時間を置かずに何度も血栓が出来る。
・麻痺や言語障害などの症状が短期間で出たり消えたりする(一過性脳虚血発作)ことがある。
・抗血小板薬が効かずに再発しやすい。
治療法
・ヘパリンやワルファリンなどの抗凝固療法を行います。
・がん治療中は水分補給を心がけて栄養バランスに気をつけて全身状態を良好に努めることが大切です。
予後
トルソー症候群の予後はあまり良くなくて生存期間中央値は4.5か月程度と言われます。
がんの治療を進めつつコントロールしながら上記にあげた水分や栄養補給に努めることが大切です。
がん細胞は本当に色々な意味で暴走して怖い状態を引き起こしますね😭。
以上うめこでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。

