なぜ私は野草と発酵食に惹かれるのか
春になると、道ばたに小さな野草が顔を出します。
多くの人は雑草として通り過ぎるかもしれません。
けれど私は、つい足を止めてしまいます。
よもぎやドクダミ、つくしやスギナ。
昔から人々の暮らしのそばにあり、食べ物や薬として活用されてきた植物たちです。
私は野草を見るたびに、「生きる力」のようなものを感じます。
誰かに世話をされなくても、アスファルトの隙間から芽を出し、季節が来れば花を咲かせる。
その姿に、いつも励まされるのです。
発酵食にも同じような魅力を感じています。
麹や味噌、ぬか漬け。
目には見えない小さな微生物たちが、時間をかけて食べ物を変化させていく。
急がず、焦らず、自然の力に任せる。
そんな発酵の世界に触れると、不思議と心が落ち着きます。
便利で早いものがあふれる時代ですが、野草も発酵食も、その反対側にあります。
季節を感じること。
手をかけること。
待つこと。
自然と共に暮らすこと。
私はきっと、そうした昔から受け継がれてきた知恵に惹かれているのだと思います。
そして野草や発酵に触れていると、時々人生のことを考えます。
野草は誰かと比べずに育ちます。
発酵は急がず、自分のペースで進みます。
そんな姿を見ていると、人の生き方にもどこか通じるものがあるように感じるのです。
このnoteでは、野草や発酵のことはもちろん、子育てや田舎暮らし、自然の中で気づいたこと、そして人生について綴っています。
野草や発酵を入り口に、自然と人とのつながりを眺めるようなエッセイを書いていけたらと思っています。
同じように自然の恵みに心惹かれる方や、暮らしの中の小さな発見を楽しめる方と出会えたらうれしいです。

