急に具合が悪くなる理由(貧血)と予防17
イライラしたり、青筋を立てて怒ったりすると、交感神経の指令でアドレナリンやノルアドレナリンやドーパミンのような神経伝達物質が分泌(中略)こうした流れを経て、私たちの体は低酸素、低体温、そして高血糖や高血圧の状態になる(中略)低酸素、低体温によって血液がドロドロすになります(中略)そうやって血液の流れを止めることで出血に備え、危機に立ち向かう「戦闘状態」を作っている現象です。言い換えるならば、危機への対処という目的に沿って、血液の質が変化するわけです(中略)こうした状態が長く続いたり、刺激があまりに強烈であったりすれば、体は耐えられなくなり病気になります。さらに放っておけば、やがて死にいたることもあるでしょう(中略)低酸素・低体温が続くことでガン細胞が分裂する条件が整います(中略)糖尿病もまた「ストレスに対する体の適応現象」がその根底にあるのです(中略)糖尿病治療において重視されている食事療法は、あくまでも「二番手」(中略)ストレスによる交感神経緊張によって高血糖になり、慢性化して糖尿病になることが多いと考えられます(中略)血液中の糖分濃度=血糖値を調整しているのは、自律神経や副腎皮質ホルモンの働きです(中略)腹を立てる程度でも簡単に血糖値が上がってしまいます(中略)交感神経優位の生き方を続けていると、分泌が抑制され、急激に上がった血糖値をうまく下げることもできません。

女性は自律神経系が鎮まるのに男性より時間がかかる(中略)ストレスは交感神経を過度に働かせて、恒常性の機能を崩壊させてしまう。その結果が、慢性疲労

交感神経はわずか1秒で活性化するが、そのスイッチを切ってリラックスと回復の状態に戻すには1時間以上かかることもある。そのため事故のあとは食べ物が消化されにくくなる

中には「おはぎを食べたときより、奥さんとケンカしたときのほうが血糖値があがった」という人もいました。摂った糖質の量と完全に比例するわけではない(中略)血糖値はストレスや睡眠不足などでも上昇(中略)(※ドーパミンが分泌される白米、食パン、白砂糖の糖質摂取→血糖値上昇→ インスリン→ 一気に血糖値が下がり活性酸素増える)このジェットコースターのような急降下が起こるたびに、体内では自律神経の交感神経が興奮(※抹消の毛細血管を縮める)※引用者加筆.

「怒りやすい性格」が病気を引き起こすことは、医療に従事する人ならみんな経験的に知っています。怒りと病気の関連性はあきらか(中略)体の調子がよくないのに、診察を受けてもなにも異常が見つからないとき、医師はよくストレスについて言及すると思います。なぜなら、患者さんに「あなたは怒りっぽい性格だから」なんていえませんからね。怒りはみなさんが思う以上に、体にとって脅威となっている(中略)今後の研究でさらに怒りと病気の関連性は解明されると思います(中略)イライラすることで交感神経が高まると、まず白血球に含まれる「顆粒球」が増えていきます。この顆粒球、ふだん細菌などを排除してくれるのですが、増えすぎると体内にある必要な常在菌まで攻撃し、病気に対する抵抗力を弱めてしまう(中略)ほかにも白血球に含まれる「リンパ球」が減ってしまいます。このリンパ球こそ、がん化した細胞を攻撃する役目を担っているのです。このように、イライラすることで風邪をひくくらいならいいですが、重大な病気につながる(中略)交感神経が無用に高まることで、自律神経の乱れにつながる悪循環へと入っていきます(中略)交感神経の働きが上がりすぎると、やる気が逆にイライラへと変わってしまう

爆発的な感情で乱れた自律神経は、およそ3時間は交感神経が異常に優位になったまま元に戻らない(中略)ひいては健康と免疫力が損なわれる(中略)周囲の人間にとっても不快でしかないそんな感情(中略)ストレスは交感神経を一方的に優位にし、心身を興奮状態にします



糖尿病では、タンパク質の糖化やAGEの生成によって微小血管が障害されると神経系や腎臓や網膜にダメージが生じ、大血管が障害されると動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中や抹消動脈の血行障害が発症


ストレスを感じているときには、自律神経のうちの「交感神経」という神経の働きが活発になり、血管が収縮して血流が低下して、血圧が上昇します(中略)ストレスで血管が縮こまってしまい、血圧が上昇すると血流も滞り、細胞に十分な栄養と酸素が行き届かなくなり、さらに細胞から排出される老廃物や二酸化炭素が運び出されなくなるため、それらのゴミが細胞を傷つけてしまうために、肩こり、筋肉痛、だるさ、頭痛などの疲れを感じるようになります。



(※糖尿病)治療を受けずにそれ(※水虫や靴ずれなど)を放置して悪化させれば、腐って壊疽を起こし、切断しなければならなくなります(中略)(※2型糖尿病の)自覚症状は、初期段階ではほとんどありません。 かなり進行したあとに、疲れやすい、体に力が入らない、倦怠感、のどの渇き、目のかすみなどといった症状が出はじめますが、もっと怖いのは長期にわたったと見られる合併症 ※引用者加筆.



ありていに言えば、ほとんどの糖尿病患者は心血管疾患で亡くなる


脳梗塞や心筋梗塞を罹患した人も、少なからず生還しています。けれど、そこから先に待っているのは、いつ終わるとも知れない長い長いリハビリの日々(中略)心筋梗塞は発症する一〇年以上前から動脈硬化として密かに始まっている(中略)正しい生活を心がけることが、突然死を防ぐために大切

ストレスになる三〇年住宅ローンのせいで長期的に同じことをすると、成人発症の糖尿病(2型糖尿病)など、さまざまな代謝(メタボリック)の問題を起こすおそれがある。血圧についても同様だ


ストレスが顆粒球増加を促す(中略)悪者と化した顆粒球が最初に反応するのが粘膜の常在菌です。増えすぎた顆粒球は普段ならほとんど攻撃しない粘膜の常在菌を過剰に攻撃して炎症を引き起こします。最も深刻なのが粘膜への直接攻撃です。常在菌が少ないときでも、顆粒球は自らが出す活性酸素で粘膜組織を破壊する(中略)こうして体のあちらこちらで化膿性の炎症が起き始めます(中略)さらに悪いことに、顆粒球が増えると、粘膜上で顆粒球が役目を終える際に発生する活性酸素の量も増えてきます(中略)さらに、体のあちこちの粘膜で組織破壊が起き始めます。レベル5になると、がん、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病

なぜ人間は癌になるのか?(中略)「癌はなんらかのストレスによって体内の顆粒球が増え、リンパ球とのバランスが崩れて交感神経緊張状態が続いた結果によるもの」ということができます(中略)癌の転移も理屈は同じです。

ミトコンドリアの機能不全が慢性疲労の根本的な原因(中略)ミトコンドリアの機能不全が2型糖尿病特有の症状

病気の7割くらいは、自律神経のうち交感神経の緊張からくると言われます(中略)いつもピリピリ、カリカリ、イライラしていると、交感神経が緊張しっぱなし、アドレナリン系のホルモンが分泌されっぱなしになるので、体内を毒素がめぐりNK細胞活性も阻害されてしまいます。怒りや不安といったストレスのほかにも、後悔や悲観もNK細胞の力を弱めます。

交感神経を緊張させる原因は怒りです(中略)怒り狂う時、その人の血圧は220〜230mmHgまで上がります。怒り癖のある人は早死にします(中略)怒り癖のあるある人は顆粒球が過剰につくられ、口から肛門までの消化管の粘膜に運ばれ、そこに棲み着く常在菌と反応し炎症を起こし始めます(中略)潰瘍性大腸炎は辛いストレスにさらされた結果、顆粒球がつくられ過ぎ、大腸の粘膜を壊す病気(中略)常在菌の少ない器官も顆粒球の標的になります。激しい夫婦喧嘩のストレスで内耳が攻撃され、奥さんが突発性難聴になり聴力障害が残った例があります。また、三半規管が攻撃されたときに起きるのがメニエール病(中略)怒り癖のある人は顆粒球が過剰につくられます(中略)顆粒球はそれぞれの場所で常在菌と反応し、炎症を起こし始めます。この炎症が、病気を引き起こします(中略)カンジダ菌によるカンジダ膣炎などから、歯周病や痔、潰瘍性大腸炎、クローン病、糜爛性胃炎、胃潰瘍なども、常在菌との反応によって発症するのです。顆粒球が増えると、常在菌の少ない組織や器官も顆粒球の標的になります。たとえば、内耳や三半規管は常在菌が少ないのですが、顆粒球の標的となった結果、突発性難聴やメニエール病を発症します。激しい夫婦喧嘩をして、妻にとってそれが大きなストレスとなり、突発性難聴を発症し、聴力障害が残ったケースがあります(中略)強烈なストレスにさらされると、顆粒球は常在菌がほとんどいない部位でも炎症や膿をつくり、組織を破壊するのです。その典型的な病気に骨髄炎や膵膿瘍、卵巣膿腫があります。国が難病に指定している病気のなかには、ここで取り上げた病気をはじめ、交感神経緊張が原因で起こる病気がいろいろ含まれています(中略)関節リウマチの患者さnの膝関節にたまっている水を抜いて調べると、顆粒球が多く、全体の90%と非常に高い割合を占めています(中略)これは、ストレスによって自律神経が副交感神経優位から大きく揺れ動き、交感神経が強く反応していることの表れです。そのため、過剰な顆粒球が放出する活性酸素で関節の滑膜が破壊されているのです(中略)交感神経に偏った状態が糖尿病の引き金

バランスをくずすものがストレスです。ストレスがかかった状態というのは、いずれかの一方に傾きます。そして一番最初にストレスとぶつかるのが交感神経です。つまりストレスを受けると交感神経が優位の状態となり、血圧が上がり、動悸がし、食欲がなくなります。この傾きが長時間長く続くと、免疫力が正しく作用しなくなり、粘膜や組織に障害を抱えることになって、ゆくゆくは病気を発症します(中略)ストレスがかかったりすると交感神経が緊張します。交感神経が緊張すると、筋緊張が起こって血流が悪くなります。そして、血流が悪くなると低体温になって、免疫力も低下します。交感神経の緊張が続くと、まず、こうして病気の下地がつくられる(中略)交感神経優位の極限状態が続いてしまうと、どうなるのでしょうか。神経伝達物質が抑制され続け、知覚も思考力も鈍ったままで、体に深いダメージを受けていても、気づかずにそのまま走り続けることになります。これが極致までいくと、人の話が聴けなくなり、何を言われても、受け入れて考えることができなくなります(中略)たとえば、尿漏れというのは、交感神経が優位になると筋緊張が起こり、それによって尿道を締める筋肉が締まり続けて疲弊して起こる(中略)夜間頻尿のほうは、交感神経が緊張すると筋緊張によって血流が悪くなり、膀胱が広がらなくなって起こる。ちょっと溜まっただけでも尿意をもよおしてしまう。

怒りを感じると交感神経は高まり腸内環境が乱れ免疫力が低下する(中略)自分だけでなく、怒りを向けられた側も、それを聞いていた周囲の人間も不快に思い、自律神経が乱れてしまう。自律神経は周囲の影響を受けやすい(中略)自律神経は急激に乱れると、その後、3時間は乱れたままになることがわかっている。一瞬怒りを感じただけでも、自律神経が乱れたまま、ひどい3時間を過ごさなければならない。一瞬の怒りがあなたの体をむしばむ(中略)交感神経が一気に高まると、逆に副交感神経の働きがガクンと下がる(中略)一方が高くなれば一方は低くなるという性質を持っているからだ。交感神経が過剰に優位になり、副交感神経の働きが下がると、血流が悪くなり、胃腸の働きが低下し、体内の解毒力も低下(中略)交感神経が優位のまま就寝すると消化不良で栄養素が細胞にいかない(中略)免疫システムの中心は血液(中略)顆粒球が増えすぎると、健康維持に必要な「常在菌」まで殺してしまう。

インスリンはがん細胞のブドウ糖の取り込みを増やし、増殖活動を高めます(中略)実は、インスリン自体にがん細胞の増殖と代謝を促進する作用がある

インスリンはがん細胞の増殖を促進(中略)インスリン受容体が活性化されると、Shcというタンパク質がリン酸化されて活性化されます。このShcが、さらに下流の増殖シグナルの伝達経路であるRAS-MAPK経路を活性化することによって、がん細胞の増殖が促進(中略)高インスリン血症下においては、インスリンがIGF-1受容体にも結合し、IGF-1と同じようにがん細胞の増殖を促進してしまうのです。つまり、実はインスリン自体ががん細胞の増殖を刺激する作用を持っている(中略)インスリンはがん細胞の増殖や血管新生を促進し、進行を早める(中略)また、インスリンの発がん促進効果も指摘されています。実際、糖尿病がないグループと比較して、糖尿病患者さんはがんの発生率が高くなり、特に、肝臓がんや膵臓がんや子宮内膜がんなどでは2倍くらいに高くなる



抗がん剤の副作用による肺間質へのダメージ(間質性肺炎など)や、心肺機能の低下、そして何より造血幹細胞の抑制による「貧血」が、体内からのCO排出と酸素運搬を絶望的に困難にします。健康な人(トレーニングをしている人)であれば、標高1000mでの VO2max の低下は数%程度であり、安静時にはほとんど影響を感じません。しかし、がんの進行や抗がん剤によりヘモグロビン(Hb)値が正常の半分(例:14 g/dL から 7 g/dL)に落ちている患者の場合、平地にいる時点ですでに「標高3000m〜4000m」に相当する酸素運搬能力の低下を起こしています。その極限状態において、低気圧(台風や爆弾低気圧で 970 hPa 程度まで下がる)が到来することは、健常者がいきなり富士山の山頂にワープさせられるような深刻なインパクトを持ちます。初期の高山病に似た症状(頭痛、強い倦怠感、息切れ、あくび、思考力の低下)は、この「ギリギリの酸素供給」が低気圧によって閾値を下回った瞬間に一気に表面化。デカドロン(デキサメタゾン)の役割。山岳救助隊が使うデキサメタゾンと、抗がん剤の制吐剤として使うデキサメタゾンは同じ薬です。 高山病の重症化(脳浮腫や肺浮腫)は、低酸素によって血管の細胞がダメージを受け、水分が周囲に漏れ出すことで起こります。デキサメタゾンは強力な抗炎症作用によって細胞膜や血管内皮を保護し、水分の漏出(浮腫)を強制的に抑え込みます。つまり、「根本的な酸素不足(ヘムの枯渇)は解決していないが、脳や肺が水浸しになって機能停止するのを防いで時間を稼いでいる」状態。がん細胞がHO-1を利用してヘムを分解し、COを出して微小環境を生き延びようとすると、全身の鉄代謝が乱れ、ヘムタンパク質が枯渇します。これが「CO中毒になる前に重症の貧血になる」という真意です。ヘモグロビン(酸素の運び屋)が極端に少ない状態では、通常の呼吸ではミトコンドリアが要求する酸素を末梢組織へ届けられません。低気圧の接近は、ただでさえ低下している血中酸素分圧をさらに押し下げ、細胞のエネルギー(ATP)産生をストップさせる「死の引き金」になり得ます。「がん細胞が物理的に増えすぎて全身がCO中毒になる」というよりは、「がんがヘムを消費し尽くして深刻な貧血(=平地でも高山病状態)に陥っているところに、気圧低下という物理的な酸素分圧の低下がトドメを刺す」というイメージが正確。がん患者が不眠になる「本当の理由」の一つに薬の副作用(特にステロイド): 抗がん剤の副作用(吐き気など)を抑えるために、デキサメタゾンなどの強力なステロイド薬が頻繁に使用されます。ステロイドには強い中枢神経興奮作用があり、これが重度の不眠を引き起こす最大の原因の一つ。



不眠の人は糖尿病になりやすい(中略)もし「長生きをしたい」と願うなら。今の日本で死亡率を押し上げているのは、喫煙ではなく、糖尿病です。


夜更かしするとミトコンドリアが悲鳴をあげている(中略)夜更かしをすると、自律神経のうちの交感神経が緊張(中略)夜更かしをすると、自律神経のうちの交換間神経が緊張し、自律神経のバランスが崩れ、血管が収縮し、脳の血流が減ります。こういう夜型の生活は、低酸素・低体温をもたらし、脳細胞のミトコンドリアの活性を低下させ、その数も減少させます(中略)ミトコンドリアが元気だと癌は小さくなる(中略)ステロイドはどのような働きをしているのでしょうか。最近わかってきたことですが、ミトコンドリアの機能を止めることなのです(中略)私たちはつらい目に会うと、交感神経が刺激されると同時に、副腎が刺激されステロイドホルモンが分泌されます(中略)自己免疫疾患は新しいリンパ球が抑えられて発症(中略)睡眠時間を削るような過酷な生活や、何かに悩み続けるような生き方をしていると、1日中、交感神経が刺激され続けることになります(中略)実は怒りは、忙しさや悩みよりも、はるかに健康に取って悪いといえるでしょう。交感神経を緊張させる、もっともよくない感情です(中略)怒りは交感神経を激しく緊張、興奮させるのです。怒り癖のある人は早死にします(中略)最後に交感神経緊張の要因として挙げられるのが、薬の大量摂取です(中略)薬の大量摂取によって、交感神経は緊張し、脈が増え、興奮し、不眠や高血圧が起こります。そのため、今度は睡眠薬や血圧の薬が必要になる


睡眠不足は心理的に強いストレスを引き起こし、コルチゾールの分泌を促す。すると、多量のインスリンが分泌(中略)長くストレスが続くと、コルチゾールの分泌量が増え、それが体重の増加に


インスリンの過剰分泌が頻繁に起きると、余ったインスリンを分解することにかかりきりになって、脳に過剰に溜まったアミロイドβを分解する余力がなくなる



ストレスが加わると、一方で交感神経を興奮させる、ということが起こります。すると、副腎髄質からアドレナリンが、視床下部からノルアドレナリンが、分泌されます。この2つは負の感情を引き起こすものとして知られていますが、免疫力をも低下させてしまいます(中略)ちなみに、コルチゾールはアトピーの治療薬として利用されています。いわゆるステロイドという名前の薬です。このコルチゾールが多量に出ると、免疫機能の低下をもたらす(中略)免疫力が向上するのは副交感神経が優位になったときです。 副交感神経が優位になると、免疫細胞をつくるリンパ球が増える(中略)がん細胞を攻撃する中心的な役割をはたしている免疫細胞は、NK細胞(ナチュラルラー細胞)といいます。NK細胞はがん細胞をいち早く攻撃し、がん化するのを阻止しています。このNK細胞は、心の状態に大きく左右される性質(中略)このNK細胞は免疫細胞群のなかで最初に異物を攻撃する先兵の役割をしており、このNK細胞が異物との戦いに負けてしまうと、その役割がBリンパ球・Tリンパ球・マクロファージにバトンタッチされる(中略)精神状態が良くないと副交感神経の働きが低下(中略)腸内環境の悪化と交感神経の高ぶりというダブルショック(中略)アルツハイマー病は、アミロイドβというタンパク質が神経細胞の中のミトコンドリアに作用し、酸素を吸って行うミトコンドリアの働きがうまくいかなくなり、活性酸素がいっぱい出て脳細胞に作用し、脳細胞が死んでしまう(中略)活性酸素が血管内の脂質を酸化すると、過酸化脂質という毒性の強い物質ができあがります。この過酸化脂質が血管の劣化を引き起こし、動脈硬化を促進させるのです。動脈硬化が悪化して、脳の血管が詰まれば脳梗塞、破ければ脳出血が生じます。その後遺症として起こるのが、脳血管性認知症(中略)腸内細菌には、活性酸素を消す抗酸化作用がありますが、活性酸素量があまりに多いとその毒性に負けてしまいます(中略)活性酸素は、腸内細菌を減らす最大の要因(中略)どんなに健康によい生活を送っていても、それを〝無〟に返してしまう〝もの〟がこの世に2つあります。これらは、腸内環境を大きく乱し、免疫力を著しく低下させる力を持ちます。その2つとは、ストレスと活性酸素(中略)大事なインスリンを分泌しているのが、膵臓にあるβ細胞です。このβ細胞は、活性酸素の影響をとても受けやすい性質をしています。活性酸素を浴びると傷ついてしまうのです。β細胞が障害されれば、インスリンの分泌力は低下し、糖尿病が起こることは避けられなくなります。糖尿病の発症と悪化を防ぐには、体内の活性酸素量を減らす努力が不可欠(中略)糖尿病は典型的なストレス病です(中略)睡眠不足が肥満を導き、糖尿病のリスクを高める



コルチゾールの「身体の脂肪の燃焼を妨げる作用」(中略)コルチゾールの血中濃度が増えると、腹部に脂肪が蓄積する。そのうえ、食欲が増し、高カロリーのものが食べたくなる。もし、あなたが多くのストレスを抱えていてコルチゾールの血中濃度が上がったままの状態が続いていたら、ウエストのまわりにますます脂肪がつき、甘いものが無性に欲しくなる



肥満や運動不足などによりインスリンの効果が減弱すると糖尿病になる(中略)動脈硬化から起こる脳卒中は高血圧を伴うことが多く、老人や糖尿病患者に多い、高所では高血圧、脱水と赤血球の増加により、脳卒中の発生する頻度が高くなる。特に低温と大気中の酸素の減少がストレスを与え低地よりも重症になりやすい(中略)胸痛などの自覚症状は高齢者あるいは糖尿病を持つ人では、痛みなどを感じる閾値が高くなっている(痛みを感じにくくなる)ことがしばしばあり、重症度が高いにもかかわらず訴えが少ないために対応が遅れることがある。このことを頭の隅に入れておいたほうがよい(中略)高所登山時には脱水・食欲低下などを生じるので、高所登山中には糖尿病のコントロールが悪化したり、合併症を来す可能性もあり注意が必要である(中略)糖尿病の多くは、中高年に多い2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病(Non-insulin dependent diabetes mellitus. NIDDM)であり、過食、運動不足、肥満、ストレス、加齢などが誘因となって発症する(中略)糖尿病性昏睡:糖尿病の既往および症状あり(中略)使用可能ならば加圧バッグに入る。



糖尿病性血管障害とは糖尿病の治療が不十分のときに発症する深刻な合併症です。血管の老化に伴って進行する病気です。その代表的な病態が「糖尿病性網膜症」です。網膜は目球の奥の広がっている神経細胞が並んだ薄い膜です。瞳孔から入った光がこの網膜に像を描き、その像の情報が脳に伝わることで、形や色が確認されます。この網膜には細い栄養血管が張り巡らされています。糖尿病の治療が不十分なとき、血管が傷つき血流が不十分になり網膜の神経細胞に酸素が行き渡らなくなります(中略)糖尿病性網膜症を眼科の専門サイトやいろいろな場所で調べても、回復することはないということが書かれています。本当にそうでしょうか?(中略)糖尿病で発生する白内障の術後に、糖尿病性網膜症が悪化することがあります(中略)高気圧酸素療法で酸素環境を改善すると、糖尿病性網膜症のような症状は解決方法を持つことができるのです。「解決を持つ」というのは、一時しのぎではなく、再増殖を促して、もう一回新しい組織をよみがえらせることができる、ということです。一時どころか、長続きするのです(中略)2気圧100%の医療用の高気圧酸素治療装置(HBOT)(中略)救急医療で使用している100%酸素の部屋(中略)日本では2気圧は医療用で、2気圧未満は民生用(中略)酸素と気圧の関係は、気圧をたくさんかけて、押し込めば押し込むほど水の中に溶けている溶存酸素も高い気圧に正比例して増えます。気圧が1.3倍なら溶けている酸素の量も1.3倍になります。これを「ヘンリーの法則」といいます(中略)軽度高気圧装置でも医療用の装置でも効果は変わらないという事実 医療用の高気圧酸素療法は2気圧で、100%の酸素を使います(中略)最近それが1.3気圧程度の軽度高気圧でも同じだということがわかりました。軽度高気圧とは1.3〜1.5気圧、20〜40%(35〜40%最適)の酸素環境をいいます。〝医療用〟というブランドの高気圧環境だけが効果があると思っていた、多くのヒトたちは、医療用の高気圧には意味がなかったのだと失望し、あるヒトたちはその研究は誤りだとさえいいました。真実は軽度でも十分、理論どおり効果があるということをいっているのです(中略)酸素ルーム内に空気を押し込むことによって圧力を上げれば、血液中に酸素が溶け込みます。溶存酸素を増やすには、気圧や酸素濃度を上げる必要があります。気圧と酸素濃度の両方を上げることで効率はよくなります。酸素カプセルや酸素ルームへの滞在で増えた溶存酸素は血液中の血しょうに溶け込んでいるので、血管が細くても血液がドロドロしていても末端まで運ばれていきます。体の中で早く老化するのは目、鼻、生殖器です。これらは細い血管が多数分布しており、細い血管の多いところから老化していくことによります。また、糖尿病になると、年齢に関係なく抹消の細い血管から損傷していきます。やがて失明したり腎臓が壊れますが、自覚症状がないので末期になるまで気づきません。したがって、自覚症状がなくても日ごろから酸素カプセルや酸素ルームの使用を継続するのがよいと思います。溶存酸素は血しょう中に溶け込んでいて、体の隅々まで移動できます(中略)目の奥の網膜はびっしり神経細胞がすき間なく敷き詰まって視細胞層というレイヤーを形成し、機能し、そこから膨大なデータを絶え間なく脳に送り続けています。その網膜の視細胞層を栄養とする血管は、実は網膜の中にはなく、網膜の後ろ側の脈絡膜の中に存在しています。脈絡膜はいわば溶存酸素発生プレートとして1枚膜をへだてた網膜の光を感じる細胞に酸素を供給しています。網膜のこの部分、光を感じる細胞がびっしり並んだ部分は血管がなく(血管は排斥されて)純粋に酸素だけを溶存酸素の供給が少なくなるか、あるいはそれが間に合わなくなって網膜の細胞のエネルギーが流れたとき、目がかすむのです。糖尿病の方は当然、目がかすみやすくなります(中略)僅かな酸素すらないために、糖尿病性血管障害やたばこの吸いすぎによるバージャー病(動脈が炎症で狭くなり、血液の流れが悪くなる病気)などで足を失ったりしてしまいます。重要なことは、そのときに、足を切ることが治療ではなく、まずは組織を治すことが治療ということです(中略)高気圧酸素療法は「足を切る」のではなく、「まずは酸素で殺菌する」を提供します。


(※酸素)カプセルに入ることで、自律神経が交感神経優位から、「体を回復している・休息している・リラックスしている」場合に働く副交感神経優位へ ※引用者加筆.


ミトコンドリア機能障害は、心臓病、腎臓病、肝臓病、胃腸病など、さまざまな健康上のリスクと関係がある。またミトコンドリアの数と機能の減少は、視力、聴力、皮膚の衰えにつながる。さらにミトコンドリアの機能が低下すると、肥満や糖尿病などのおもな代謝異常を引き起こす(中略)傷のある糖尿病患者が高圧室で治療を受けると、細菌が酸素にさらされて死滅

がん細胞の周辺は酸素が少なく、正常の細胞(免疫担当細胞)は機能が低下していることから、逆に体内を酸素でいっぱいにする高気圧酸素療法を取り入れる現場も増えています。



ビタミンDの摂取を増やすことが糖尿病の予防

(※ビタミンDは、)膵臓に作用してインスリンの分泌を促進する働きがあることから糖尿病の予防に欠かせないほか、がんやうつ病の発症にも関係(中略)さらに、ビタミンDは呼吸器疾患に対して抵抗力を高める作用があるほか、免疫力を強化し、ウイルスへの抵抗力を強める(中略)そして最新の研究により、新型コロナウイルスに対しても同様の効果が確認されています。※引用者加筆.


ビタミンD不足が関係すると思われる病気 乳がん 大腸がん 卵巣がん 前立腺がん 虫歯 骨粗鬆症 骨軟化症 高血圧症 糖尿病 心臓病

糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病では、血液中のアディポネクチン値が低下し、それが各種の病気の悪化や動脈硬化の促進のリスクとなると考えられています。水素によってアディポネクチンを増やすことができれば、生活習慣病や虚血性心疾患、脳疾患の予防に役立つ(中略)白内障も活性酸素が原因であることを考えると水素が効くのは当然のこと(中略)血液脳関門も水素なら通過することができます(中略)体内の炎症を抑えるのに効果的な方法が、水素の摂取(中略)水素によって血中に増えるアディポネクチン(中略)アディポネクチンについては、水素によって増加することもわかってきています。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される物質で、多くの有益な整理特性を持つ

運動は骨格筋には効果的だが、2型糖尿病である脂肪肝には効果がない(中略)つまり、ファスティングは、2型糖尿病の治療に最適な自然療法(※1型糖尿病はインスリンがほとんど出なくなる糖尿病、2型糖尿病はインスリンが出にくくなったり効きにくくなったりする糖尿病。2型で呑気に過ごすと2型も1型に移行する)※引用者加筆.


(※20年間糖尿病を患い関節リュウマチ持つ)患者に一週間の断食を勧めました。すると、断食によりインスリンを補充しなければいけない量が明らかに減った ※引用者加筆.


ブルーベリーとその成分の植物性化学物質は、ガンや肥満、心血管疾患、糖尿病、骨量の減少、慢性炎症などの発生を防ぐ



バナジウムは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと似た働き


コーヒーは肝硬変をはじめ、2型糖尿病、心臓疾患、パーキンソン病、認知低下と認知症、胆石、虫歯、一般的ながん(前立腺がん、結腸がん、子宮内膜がん、皮膚がんなど)を予防する

自律神経の測定が可能になって、心が乱れると交感神経と副交感神経のバランスが乱れることが医学的に説明できるようになっています(中略)怒ると、ホルモン調節機能が低下してしまう(中略)「小さな怒り」を毎日感じていると、自律神経は乱れっぱなしに(中略)万病のもとは「怒り」である(中略)怒りで交感神経が高まっていると、副交感神経も対処できなくなり、活性酸素は蓄積(中略)怒りとは、激怒だけを意味するものではありません。 イラッとしたり、ムカムカしたり、それも小さいですが怒り(中略)この状態を現代の医学用語で説明するなら「自律神経が乱れている」といいます(中略)怒りを鎮めないと自律神経の乱れはしばらく続く。表面上は怒りが収まっているように見えても、一度乱れた自律神経はそう簡単には元には戻らない(中略)怒りによって乱れた自律神経は3時間から4時間は元に戻りません(中略)小刻みに体を動かすのは、血流を良くするためである。これまで述べてきたように、血流は自律神経の安定と大いに関係(中略)ストレスや不安や恐怖は副交感神経に打撃を与えますので、圧倒的に交感神経が優位になりやすい(中略)交感神経が優位になっているときに増えてくるのが顆粒球。顆粒球は白血球全体の60パーセント(※顆粒球は白血球の好中球・好酸球・好塩基球)(中略)顆粒球(※白血球の好中球・好酸球・好塩基球)は死ぬときに、武器として持っていた活性酸素をばらまいて、細胞を盛んに傷つけます。これにより、がん細胞が発生(中略)ちょっと「嫌だな」と思うだけでも、自律神経が乱れ、血管が収縮して抹消神経の血行が悪くなります(中略)自律神経の乱れた人と一緒にいると、あなたの自律神経まで乱れてしまいます(中略)自律神経が乱れた人がひとりでもいると、その乱れた自律神経は周りに伝染(中略)ストレスは副交感神経の大敵です。また、イライラ、怒り、不安、恐怖、嫉妬・・・こうした、いわゆるネガティブな感情も、副交感神経の働きを下げてしまいます(中略)怒ると血管が収縮して血球破壊が生じることで、私たちの体中を流れている血液がドロドロになるのです。怒ると交感神経が過剰に緊張して、血管が収縮(中略)壊疽の始まりは小さな傷です。ふつうならなんでもない傷が、場合によっては脚の切断というような大事に至ってしまう(中略)自律神経の働きが低下すると、免疫力がしだいに低下して、健康を維持する力が徐々に失われていきます(中略)交感神経も副交感神経も高い。クルマにたとえると、交感神経がアクセルで、副交感神経がブレーキです。アクセルもブレーキも利きがよければ、クルマは最高のパフォーマンスを発揮(中略)口角を上げれば緊張が解け、副交感神経が上がります。副交感神経が上がれば、全身がリラックス
フリッツ・シュトラックの有名な研究によれば、実験参加者に、鉛筆を上下の歯の間にくわえたまま(こうすると微笑みの筋肉が使われる)自分について記述してもらったところ、鉛筆をくわえなかったグループに比べ、より明瞭で前向きな文を書いたという。幸福コンサルタントたちは、この研究をお墨付きにして、臆面もなく「幸せなふりをしていればそのうち本物になる」と説いた。こういうやり方はどれも本質的に、人々をネガティブ心理状態から遠ざけようとするものだ。しかし問題を避けるということは、問題解決の道を探る努力を避けること(中略)ネガティブな事柄に無感覚になれば、ポジティブな事柄に対しても無感覚になる。前章で紹介した面白い漫画を見ても笑うことのできなかったうつ状態のアメリカ人の姿を思い出してみてほしい。

頭脳の使い方を「解放する」

このスキルの背景には、意識的に筋肉に力を入れることでリラックスしやすくなるという考え方です。


口角をしっかり上げて笑うと、表情の動きが脳の視床下部に刺激を与え、副交感神経を活発にしてリラックスできる
射撃の名手は、標的に集中しすぎると中心を射抜くことはできないと言う。撃つ前に「解放する」必要があるというのだ。

腸内微生物叢の混乱と多様性の不足に結びついている身体的病気は、とても多い。たとえば、アレルギー、自己免疫疾患、肥満、糖尿病、循環器系疾患、癌、中枢神経系の機能障害(学習障害、記憶障害、不安神経症、鬱、自閉症)などだ(中略)微生物叢に関するこうした新しい研究のすべてが、「自然の近くで暮らす人ほど健康的だ」とする従来の疫学研究および民衆の知恵が正しかったことを示している。

目の奥の筋肉は、目線が水平なときに自然な状態になる。実はこれ自体にも、疲労回復効果が期待できる(中略)頭蓋骨も脳もじかに触れることはできないが、耳をひっぱると間接的に刺激を送ることができる。すると自動的に頭蓋骨の圧迫もゆるむ(中略)行う時間はせいぜい30秒、長くても1分程度(中略)ギュッと耳をひっぱる方法も気持ちはいいのですが、それだと、最も届いてほしい深部にまで刺激が伝わらず、頭蓋骨全体のバランス調整になりません。コツは視線を水平にして、耳のつけ根をもち、ソフトにひっぱることです。視線を水平にするのは、それが目の奥の筋肉の本来の自然な状態だからです(中略)すると自律神経系も機能しやすい状態となり、自己調整能力が元に戻る(中略)水平な目線が頭のストレスを解放する

建前を抜きにして、同じフラットな目線で率直にお話しさせてください。
福島第一原発事故が起こるまで、多くの方は放射線被曝について、どこか呑気に構えていたと思います。事故後、危機感を抱いて猛勉強を重ね、1年後の2012年には自分なりの対策や防衛策を確立できた方もいらっしゃるでしょう(それはとても稀で、素晴らしい努力だと思います)。
しかし、対策が間に合うまでの最初の1年間は、少なからず内部被曝のリスクに無防備な状態でした。そのため、原発事故以前の健康管理やがん治療と同じような「短期戦」の考え方は、もはや通用しなくなってしまったのです。
なぜなら、内部被曝の要因となる放射性物質、例えば「ストロンチウム90」などと向き合うには、非常に長い年月が必要になるからです。
ここで少し、「半減期」について解説させてください。 半減期には、大きく分けて2つの種類があります。
物理的半減期 放射性物質そのものの力が減り、半分になるまでの期間です。ストロンチウム90の場合、これは約29年と非常に長いです。
生物学的半減期 体内に取り込まれた物質が、尿や汗などの自然な代謝によって体外へ排出され、量が半分になるまでの期間です。
厄介なことに、ストロンチウムは人間の骨を作る「カルシウム」と化学的な性質がとてもよく似ています。そのため、体に入ると骨に蓄積しやすく、一度骨に取り込まれると、代謝によって体外へ排出される(半分になる)までに十数年から数十年もの長い年月がかかると言われています。
【体からの排出を促すには?】 特効薬のような排出方法はありませんが、性質が似ていることを逆手に取るアプローチがあります。それは、日頃から「良質なカルシウムを十分に摂取すること」です。体がカルシウムで満たされていれば、ストロンチウムが入り込む隙間を減らす(吸収を抑える)ことができます。そして、適度な運動やバランスの良い食事で骨の自然な新陳代謝(生まれ変わり)を促し続けることが、長い時間をかけた排出に繋がっていくのです。
つまり、事故当初の1年間で猛勉強して対策を始めた方であっても、体内に取り込まれた影響と向き合うには、そこから十数年単位の時間がかかります。2011年から数えて、今ようやくその半分が経過したかどうかという地点です。もし対策をしてこなかった方であれば、その影響はさらに長く、30年近く丸々残っていると考えざるを得ません。
だからこそ、私たちが今必要としているのは、一時的なデトックスや短期的な治療ではなく、「何十年も長期間、無理なく続けられる現実的な方策」なのです。

現在医療現場でがんの骨転移の痛みに対して使われる放射性医薬品は主に「ストロンチウム89(商品名:メタストロン)」です。ストロンチウム90は主に原子力事故などで問題になる環境中の放射性同位体ですが、ストロンチウム89も90も化学的な性質は全く同じであるため、体内での働きや排泄メカニズムも同一です。
抗がん剤によって腎機能が弱り、ストロンチウムの排泄が遅れるメカニズムと、その結果引き起こされる状況について詳しく解説します。
排泄遅延が起きる3つのメカニズム
この現象は、抗がん剤の毒性とストロンチウムの「カルシウムに似た性質」が組み合わさることで発生します。
1. 抗がん剤による腎臓のフィルター機能(GFR)の低下
シスプラチンなどの一部の抗がん剤は「腎毒性」を持ちます。血液の老廃物をろ過する腎臓の糸球体や、尿を作る尿細管の細胞を直接傷つけてしまいます。これにより、腎臓が血液中の不要物を尿として外に追い出す能力(糸球体濾過量:GFR)が顕著に低下します。
2. ストロンチウムの「カルシウム擬態」と腎排泄への依存
ストロンチウムは化学的にカルシウムと非常に似ているため、体に入ると骨(特にがんの転移などで骨代謝が活発な部位)に集まる性質があります。 しかし、骨に取り込まれなかった余分なストロンチウムの大部分は腎臓のフィルターを通して尿中へ排泄される仕組みになっています。ストロンチウムにとって、腎臓は体内から抜け出すための「最大の出口」です。
3. 出口の渋滞と体内への蓄積
抗がん剤によって腎臓のフィルター機能が低下している状態(出口が狭くなっている状態)でストロンチウムが体内に入ると、以下のような連鎖が起きます。
余分なストロンチウムが尿として排泄されず、血液中に長く留まる。
血液中を循環し続けるため、通常よりも多くのストロンチウムが骨に吸収されてしまう。
体内の放射能量が想定以上に高まる。
状態腎臓の働きストロンチウムの動態結果正常時正常にろ過余剰分は速やかに尿として排出骨への集積と排泄のバランスが保たれる抗がん剤投与後ろ過機能が低下血中に長期間滞留し、排泄が遅延骨や体内への過剰な蓄積
臨床的に懸念される状況(リスク)
この排泄遅延が起きると、単にストロンチウムが体内に残るだけでなく、深刻な副作用を引き起こす危険性があります。
重篤な骨髄抑制(造血機能の低下) ストロンチウムは放射線(ベータ線)を出しながら骨に定着します。排泄が遅れて骨への集積量が過剰になると、骨の内部にある「骨髄(血液を作る工場)」が過剰な放射線被ばくを受けます。これにより、白血球や赤血球、血小板が極端に減少し、重症の感染症や貧血、出血が止まらないといった命に関わる副作用(骨髄抑制)を引き起こすリスクが高まります。
他の治療への悪影響 骨髄機能が回復しないと、その後の抗がん剤治療などをスケジュール通りに行うことができなくなり、がん治療全体の戦略に大きな支障をきたします。

内部被曝や染色体、免疫に関する知識があったからこそ、夕暮れ時の暗い車中、駐車場に戻り東北地方太平洋沖地震の緊急ニュース速報を見た瞬間、私は強い震えを覚えました。耐震基準が震度6弱であることや、六ヶ所村の再処理施設がどうなったのかという不安が頭をよぎり、居ても立ってもいられなくなりました(メルトダウンは震度で判断した。私の突然の染色体疾患宣告から30年目の節目の年)。
そこから、国内および海外の研究者、関連する人物の名前や、国産・海外製の「SPS(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム:SPEEDI)」、国会議員の院内集会に関する情報を必死で検索し続けました。その結果、早い段階でSPEEDIのデータにたどり着くことができました。
おかげで、私自身はもちろん、周囲の人々も放射性プルーム(放射性物質の雲)の到達から逃れることができました。
