急に具合が悪くなる理由(貧血)と予防X
がん腫瘍を身体の部位から取り除くとき、後に何も残さないというのが手術室での外科医の目標だ。ところが外科医は、がん組織と健康な組織の違いを見分けることができないため、目隠し状態でメスを入れているのだ(中略)実際の行為に関していえば、豊富な経験による推測の域を出ない(中略)術後、この切り取られた肉の塊は病理学者へ送られる(中略)問題は、結果が戻ってくるのに数日かかるということ(中略)がんがその触手を体内の他の部位に手を伸ばすと、生存率が下がりはじめる(中略)放射線療法や化学療法で腫瘍を破壊することに成功すれば、理論上はがんに勝ったことになる。がん細胞がひとつも残っていなければ、ひとまず体内にがんはないということになる。ところが、細胞がひとつでも生き残っていれば、当然のこととしてその細胞は以前あなたが腫瘍を攻撃したどんなものに対しても免疫をもっていることになる。その細胞は将来の腫瘍の母体であり、増殖するにつれて、その子孫はすべて同じ抵抗力を備えるようになる。(薬剤耐性も同じ理屈である。)そして、この新しい細胞の集団は、元の腫瘍よりも頑固であるばかりか、さらに攻撃的でもあるという証拠がある(中略)がんはひとつの変異した細胞の異常によって引き起こされるのではなく、細胞の「自然な本能」を制御するための局所的環境の失敗によって引き起こされるのだ。この見方からすれば、がんは個々の細胞の欠陥というよりも、ヒトの体内の組織の乱れということになる(中略)腫瘍を取り除こうとするのではなく、腫瘍周辺の細胞を「再教育」することが、「がん治療の効果的な戦略となる可能性がある」と。言い換えれば、腫瘍が広がる可能性があるかどうかを決定する上で、腫瘍の周りの健康な細胞は腫瘍と同じくらい重要だ、ということだ。それは、細胞そのものだけでなく、それらの環境(社会)の何かが行動を規制する仕事を適切にしていないということでもある。

日本の組織について「責任の所在が不明確」といわれる理由の一つは、「我慢してやる代わりに責任は取らない」という考えが〝常識〟になっている
「心にとばりがなく」というのが、原語のニュアンスでいう「無」(中略)ブッダは「二ティヤ(恒常)」や「アートマン(我)」を否定する際には、「否」を意味する「ア」もしくは音便変化の「アン」を用いた。これが漢訳仏典で「無」と示されたのは、その段階では「無」にも否定のニュアンスがあったからだろう。しかし、中国では道教でも「無」という概念を用いるため、ブッダの「否」と道教の「無」が混同されてしまったきらいがある。かくして、今の日本で「無」は、否定ではなく「しない」という意味に引っ張られている(中略)日本社会での解釈により、「無」は本来のニュアンスからまったく逸脱し、むしろ正反対の意味に理解されがち(中略)日本人にとっての無とは、依存であり、現状維持であり、抽象化による逃避である。結論を先に伸ばしてベールで覆い隠し、「見ない・言わない・聞かない」の「無い」に逃げ込む。それが、日本人の「無」(中略)日本で考えられているここでの「無」が意味するところは、「否」つまりアンチやノーではなく、ポジションを持たないという状態である。「ニュートラル」というと聞こえが良く、一見自由かもしれないが、あくまでも枠組み内での猶予に過ぎない。広い目で見ると結局は、「保留」という先延ばしの状態に束縛されている、不自由な状態

抗がん剤の副作用による肺間質へのダメージ(間質性肺炎など)や、心肺機能の低下、そして何より造血幹細胞の抑制による「貧血」が、体内からのCO排出と酸素運搬を絶望的に困難にします。健康な人(トレーニングをしている人)であれば、標高1000mでの VO2max の低下は数%程度であり、安静時にはほとんど影響を感じません。しかし、がんの進行や抗がん剤によりヘモグロビン(Hb)値が正常の半分(例:14 g/dL から 7 g/dL)に落ちている患者の場合、平地にいる時点ですでに「標高3000m〜4000m」に相当する酸素運搬能力の低下を起こしています。その極限状態において、低気圧(台風や爆弾低気圧で 970 hPa 程度まで下がる)が到来することは、健常者がいきなり富士山の山頂にワープさせられるような深刻なインパクトを持ちます。初期の高山病に似た症状(頭痛、強い倦怠感、息切れ、あくび、思考力の低下)は、この「ギリギリの酸素供給」が低気圧によって閾値を下回った瞬間に一気に表面化。




修行を重ねながら、同時に、悩める衆生を救済する(他者に施す)ことにもつとめていく

運動したり、お茶みたいなものを飲んだり、筋肉を刺激するものを使ってやると、ミトコンドリアの機能の維持ができます


潜熱の移動こそ、巨大な重要性を持ちながらあまり理解されていない(中略)水蒸気が水に変化するとき、あるいは水が凍るとき、このエネルギーはどこかへ移動していかなければならない。空中に熱として放たれるのだ。これを「潜熱」と呼ぶ(ラテン語latere[=隠された状態にある]に由来)。このプロセスは、逆向きに動くこともある。


すべての熱エネルギー、つまり熱に形を変えて、冷たいもののなかに入る


物理法則は、それらがどのような条件下で観測されるかに依存する。その条件とは、具体的には、周囲のエネルギー、すなわち温度

振動(ゆらぎ)とは、「確率」を、つまり「統計」を、つまり「温度」を意味している(中略)量子の震えを熱という形で表現(中略)空間の原子はなぜ振動しているのか? それは量子の世界には静止している事物は存在せず、そこでは「すべて」が震えているからである。いかなるものも、ひとつの場所に、完全かつ継続的に静止していることはできない。これが量子力学の核心である(中略)紅茶が熱ければ熱いほど、紅茶を構成している分子は速く動いている(中略)紅茶が冷めるのは、紅茶の持っていたエネルギーの一部が周りの空気に移動したから(中略)アイロンが熱いのは、アイロンを構成している原子が、平衡状態の範囲内で激しく振動しているから(中略)潮汐に伴う摩擦によって、海水の温度がごくわずかに上昇する。この熱が原因となり、月の軌道は少しずつ変化(中略)月は地球のまわりを、つねに同じ軌道で公転しているように見える。ところが、現実には、月は少しずつ地球から遠ざかっている(中略)科学的思考は、事実に基礎を置いている。だからこそ、最終的にはほとんどのケースにおいて、誰が正しく誰が間違っているのかを、完全な明晰さをもって結論づけることができる(中略)哲学的思考は先入観を打ち砕き、矛盾や論理の飛躍を明るみに出して、科学者の思考を新たな可能性へと向かわせる(中略)科学とは、「少しずつ広がっていく視点から世界を読む営為」であり、「〈技術〉を提示するより前に、まずもって〈見方〉を提示する営み」

「光年」は「年」という言葉が含まれているため時間の単位かと思われるかもしれないが、実際には長さの単位だ(中略)一光秒と少し離れているということは、地球上で私たちが月について見ることはすべて、常に一秒と少し前に起こったということを意味する、宇宙を見るとき、私たちは常にその過去を見ている(中略)月の場合、それは一秒より少し長い時間を意味する(中略)銀河の場合、それらを見るときには、数百万年、あるいは、数十億年という長い時間を振り返っているのである(中略)私たちは太陽から八光分(訳注:「光分」は、「一分間に光が進む距離」で定義される長さの単位)の距離にいるわけである。太陽を見る人は誰でも、八分前の姿を見ていることになる。

大事なのは「アポロ計画」が有ったか無かったか、ではなくて、「人類の月面着陸」は有ったか無かったか、だ(中略)日本の国立科学博物館と東京大学に、当時、月の石と呼ばれているものがNASAから送られてきている。今はずっとずっと奥の方に隠してあって、見られないようになっている。東大の学者の1人で───ネット上にあった情報なのだけれど──その石を一所懸命調べた助手の人がいて、「いや、これは月の石じゃない」と論文に書いた。その人は行方不明になったらしい。つまり本当の科学者(サイエンティスト)だったら分かるのだ。ウソつきにはわからない(中略)大槻義彦早稲田大学名誉教授は、岩石の放射線の研究者で専門家だ。本当に月面の石だったら、放射線の小さな穴が空いているはずだ。宇宙線の穴がなきゃいけない。だが、ない。だからアリゾナ州の辺りの石ころだろうと彼は言ってしまった。それで、そのあとNHKのクイズ番組に出られなくなった(中略)「私は本当のことは言えないんだよ」と大槻義彦氏が答えた場面を、テレビで見たことがある。「無かった派」の私たちの疑問に対して、今もJAXA職員がスタッフとして入っている「月探査情報ステーション」というサイト(http://moonstation.jp/ja/poular/index.html)が反論している。ここの「月の雑学」(http://moonstation.jp/ja/poular/index.html)の第三話「人類は月に行っていない!?」で、詳細に答えている。しかし、それらの答えの専門家的なコトバをちりばめ、小難しく書いている。「自分より頭のいい理系の学者たちが詳しく反論しているのだから、やっぱり月面到達は本当にあったのだろうなあ」と一般の人々に思わせる(騙してしまう)書き方になっている(中略)月面着陸を43年前にやって、そのあと今も何もしないというのはおかしいことじゃないかと、素朴に疑えばいいのだ

アメリカ政府にとっては、宇宙開発は、もうこれ以上無理だ(やっても意味がない。核ミサイルだけでいい。月には人間はいけない。笑)と分かっている。だから、NASAの一部を民間企業に払い下げした。「その替わりに、この技術者たちを食わせてくれ」で、イーロンが4000人ぐらいを引き受けた(中略)だが、イーロンのスペースXでは、宇宙に行けない。月(36万キロも先だ)にさえ行けない。


AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)は細胞内のエネルギーセンサーとして働き、活性化されると脂肪燃焼や糖の取り込み、ミトコンドリアの機能向上など、あたかも「運動をした時と同じような代謝の促進(運動模倣効果)」をもたらします。このAMPKを活性化する上流の経路には、主に以下の2つが存在します。LKB1経路: 細胞内のエネルギー不足(AMP/ATP比の上昇)を感知して活性化する。CaMKKβ経路: 細胞内のカルシウムイオン(Ca2+)濃度の局所的な上昇を感知して活性化する。運動(筋収縮)をしなくても、特定の食品成分が細胞内のカルシウム動態に働きかけることで、CaMKKβを介してAMPKを「騙して」活性化させ、代謝を改善できることが近年の研究で明らかになっています。「緑茶(EGCG)」「セージ茶」「ジェイソンティー」について、このCaMKKβ・AMPK経路との関連をまとめました。緑茶(EGCG:エピガロカテキンガレート)の作用。緑茶に含まれる特有のカテキンであるEGCGは、細胞内で非常に強力なAMPKアクチベーター(活性化物質)として働きます。EGCGは細胞質内のカルシウムイオン濃度を上昇させます。このカルシウムがカルモジュリンというタンパク質と結合することで、上流キナーゼであるCaMKKβが活性化されます。活性化されたCaMKKβがAMPKをリン酸化してスイッチを入れます。これにより、血管内皮細胞や肝臓などで「オートファジー(細胞内の不要物分解)」が促進され、異所性脂肪(本来蓄積すべきでない場所に溜まった脂肪)の蓄積が抑制されるなど、強力な代謝改善・心血管保護効果を発揮することが報告されています。セージ茶(セージ・Salvia属)の作用。セージ(学名:Salvia officinalis)や、同属のハーブ(丹参など)には、ロズマリン酸やサルビアノール酸といった強力なポリフェノールが豊富に含まれています。メカニズム: セージの仲間(Salvia属)に含まれるポリフェノール成分(サルビアノール酸など)も、細胞内で「CaMKKβ - AMPK - Sirt1」というシグナル伝達経路を直接的に活性化することが研究で示されています。効果: この経路が活性化されることで、強力な抗酸化酵素群が誘導され、酸化ストレスや炎症が抑えられるとともに、代謝が改善して細胞や臓器(腎臓など)を保護する効果が確認されています。セージ茶を飲むことは、抗酸化作用だけでなく、AMPKを介したエネルギー代謝の最適化にも寄与すると考えられます。ジェイソンティー(ジェイソン・ウィンターズ・ティー)。ジェイソンティーは、複数のハーブをブレンドした健康茶であり、代表的なブレンドには「レッドクローバー」「インディアンセージ」「ウーロン茶(または緑茶などのベース)」が含まれています。 このお茶は、単一の成分ではなく、複数のAMPK活性化成分の相乗効果を狙える構成になっています。レッドクローバー(アカツメクサ): レッドクローバーには「ビオカニンA(Biochanin A)」などのイソフラボンが豊富に含まれています。研究により、レッドクローバーの抽出物やビオカニンAは、脂質代謝を調整し、AMPKを活性化させることが分かっています。インディアンセージ: 前述のセージ(Salvia属)と同様に、サルビアノール酸などのポリフェノールを含み、CaMKKβ-AMPK経路を刺激して代謝サポートと抗炎症作用をもたらします。ウーロン茶/緑茶ベース: EGCGなどの茶カテキンを含有しているため、カルシウム動態への影響を介して直接的にCaMKKβを活性化します。緑茶(EGCG)、セージ茶、そしてそれらを含むジェイソンティーは、いずれも単なる「抗酸化物質」としてだけでなく、細胞内のカルシウムセンサーである「CaMKKβ」を刺激し、「AMPK」というエネルギー代謝のマスター・スイッチをONにする(擬似的な運動効果をもたらす)という、非常に理にかなった分子メカニズムを共有しています。これらを日常的に摂取することは、運動不足時の代謝低下を防ぎ、細胞レベルでの若返り(オートファジー)や脂肪燃焼をサポートする有効な手段と言えます。



ジェイソンティー(※ジェイソン・ウインターズ・ティー)は、ある程度ミトコンドリアへの効果があることがわかってきました。ジェイソンティーを飲むと、筋肉がモリモリッとしてくる。マイオカインというホルモンが筋肉から出てくるのです。マイオカインには筋肉をモリモリッとする成分が入っている。神経突起を伸ばして神経を再生する物質も入っていることがわかってきました(中略)ミライラボ社がミトコンドリアのDNAの数をはかるキットを売り出しています。簡単です(中略)ポストに投函すると、1ヶ月以内に答えが出ます。これを調べた結果、ジェイソンティーを10年以上飲んでいる人は、ミトコンドリアのDNAの数が多すぎて検査できないほど振り切れてしまいました(中略)運動をよくした人は、筋肉が発達して、マイオカインが出て、神経も保たれる(中略)キーワードはマイオカイン(中略)酸素を使うと、活性酸素が出て、活性酸素のバリアがミトコンドリアの周りに生まれます。これを取らない限りはミトコンドリアの活性にはならない。そこで水素を使うと、バリアが取れて、酸素が入ってきます。さらに運動すると、筋肉を通じてミトコンドリアの活性が出る。そうするとマイオカインがいっぱい出て、神経の再生も行われる。

有益なストレス状態を模倣する植物栄養素もオートファジーを活性化する。それらには、コーヒーに含まれるポリフェノール、エキストラ・バージン、オリーブオイルに含まれるオレウロペイン、赤ブドウの皮に含まれるレスベラトール、緑茶に含まれるカテキン、ウコン(ターメリック)、ベルベリン、そしてザクロに含まれるウロリチンAと呼ばれるファイトケミカルによる腸内代謝産物(中略)野生のハーブで作ったお茶(中略)その一つがセージで、この植物には、緑茶と同じ植物性栄養素のエピガロカテキンがたっぷり含まれていることがわかっている。エピガロカテキンは、長寿スイッチに働きかける強力な解毒作用と抗炎症作用のある抗酸化物質だ(中略)野生のセージ茶には、緑茶と同じ、長寿に効き目のある強力なファイトケミカルが含まれているが、緑茶と違ってカフェインは含んでいない ※引用者加筆.

エピカテキンは、ミトコンドリアの成長を刺激して体内のエネルギー工場の数を増やし、エネルギー保護を最適化(中略)エピカテキンはブラジルのガラナ果実の種子にも含まれている(中略)ココアにはエピカテキンという特殊なフラボノイドが含まれている(中略)エピカテキンはチョコレートに含まれる有効成分(中略)特定のサプリメント(〝瓶詰めの運動〟と呼ばれることもある)を摂取することによりミトコンドリアの成長が刺激できる(中略)ミトコンドリアの成長を促す、より強力な方法の一つは、エピカテキンのサプリメントを摂取することだ(中略)エピカテキンは、エネルギー工場を酸化ストレスから保護することによって、果糖が肝細胞に及ぼす影響をブロックする(中略)特定のサプリメント(〝瓶詰めの運動〟と呼ばれることもある)を摂取することによりミトコンドリアの成長が刺激できる(中略)緑茶にも、エピカテキンより効力は弱いが、同様の作用があるエピガロカテキンという物質が含まれている

普段は主人公が病で亡くなる闘病ものや医療ドラマを全く観ない立場ですが、今回は純粋な業務・批評の対象として向き合いました。
鑑賞の経緯と視点
『急に具合が悪くなる』:医療隠語(プシコ)の文脈から関心を持ち、先入観なく鑑賞。事実に精通しているからこそ可能な「意図的な事実外し(フィクションとしての演出)」の技量を高く評価しています(知恵者が現れ癌の治る映画だと勘違いして鑑賞)。
『平場の月』:予備知識なしで鑑賞したため物語の展開に戦慄を覚えたものの、星野源氏による主題歌が大きな救いとなりました(極貧のがん患者がテーマ。極貧でも年齢的には治っただろう話)。
スタンスと日常 解説の姿勢を例えるなら、有事の海上で指揮権を持たないまま事態の推移とコストを冷静に記録・分析する一等航海士のようなものです。業務上の客観的な事実検証に徹しているため、必要な分析を終えれば過度に辛辣と受け取られることはないと思います。
なお、日頃はジェイソンティー(コカコーラのようなレシピ感)やプーアル茶(タニタ食堂、過剰な鉄を排出)を常飲しており、外出先では緑茶を選び、カテキンのサプリは気分でたまに飲んでいます(毎日は飲んでいない)。ゆとりのある方はペットボトルの柿茶(西式健康法のノンカフェイン系ビタミンC茶の最高峰)もお勧め。
