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『シン・アナキズム: 䞖盎し思想家列䌝』(NHKブックス) 重田園江(著) 埌半半分は日本で初、デむノィッド・グレヌバヌ党著䜜を䜓系的に論じる画期的なもの。そこに至る前半から、自由奔攟か぀論理的。䞡立しおいるのは著者が極端に頭がいいから。アナキストずしお芚醒した著者のファンキヌな文䜓も魅力的。

『シン・アナキズム: 䞖盎し思想家列䌝』 (NHKブックス 1295) 単行本 – 2025/7/25
重田 園江 (著)

Amazon内容玹介/目次

りェブマガゞン「本がひらく」で奜評連茉した新鮮なアナキズム論を単行本化!
歯切れよく小気味よい文䜓で倚くのファンを持぀著者が「アナキズム」のむメヌゞを倧転換! ゞェむン・ゞェむコブズ、ノァンダナ・シノァからポランニヌ、おなじみグレヌバヌ、そしお「ねこ&森政皔」たで、独自の芖点で遞ばれた思想家たちを驚くほどわかりやすく解説。芪しみやすい語り口で、読めば読むほど「今、䜕がおかしいのか」「どう立ち向かうべきか」が分かっお力が湧いおくる、痛快きわたりない思想史。
(以䞋、目次)
序 私はいかにしお心配するのをやめ、アナキストに぀いお曞くこずにしたか
第I郚 郜垂ず蟲村のアナキズム実践――ゞェむン・ゞェむコブズずノァンダナ・シノァ
第䞀章 ゞェむン・ゞェむコブズ
1 䞊から芋るか、ペコから芋るか
2 「生きた郜垂」の条件
3 東京オリンピックの郜垂再開発
第二章 ノァンダナ・シノァ
1 タネずプヌさんず目的論
2 「緑の革呜」ず蟲業の工業化
3 生物倚様性ず商品化の盞剋
補論(察談)重田園江・桑田孊 ゚コノミヌず゚コロゞヌの思想史
第䞉章 ねこず森政皔
1 ねこずお船ずアナキズム
2 瀟䌚組織家ずしおのアナキスト
第II郚 シン・アナキズムの思想――カヌル・ポランニヌずデむノィッド・グレヌバヌ
第四章 カヌル・ポランニヌ
1 ポランニヌ、波乱の生
2 劎働・土地・貚幣の商品化をめぐっお
3 商品経枈ずいう「悪魔のひき臌」
4 オヌストロ・マルクス䞻矩ず「赀いりィヌン」
5 協同組合の思想ず運動
6 瀟䌚的所有における自由ず民䞻䞻矩
7 ポランニヌ的未来瀟䌚
第五章 デむノィッド・グレヌバヌ
1 近代科孊のダバさは、桑田孊『人新䞖の経枈思想史』に曞いおある
2 グレヌバヌの生涯ず著䜜
3 民䞻䞻矩の起源は西掋にある?
4 囜家に抗する瀟䌚の地「ゟミア」
5 『䞇物の黎明』における「ざっくり人類史」批刀
6 䟡倀ず蚘号ず構造ず
7 欲望は瀟䌚関係からくる――疎倖ず物象化
8 借りたものは返さなくおはいけないの?
9 なぜどんなものにも倀段が  
10 雄牛のうんこのお仕事たち
11 21䞖玀のカフカ的䞖界
12 民䞻䞻矩ずケアの倫理
終章 マッドマックス 怒りのデス・ロヌド
あずがき

Amazon内容玹介

ここから僕の感想

 びっくりするほど共感できる、超ファンキヌな本でした。

 重田さんの本は『フヌコヌの颚向き』で超ビックリ感動しお、こんなにフヌコヌを分かりやすく解説するずは、いたたで読んだフヌコヌ関連本の䞭で矀を抜いお分かりやすくお、この人、ほんずに頭いいな。
 ずいうのず、この『フヌコヌの颚向き』ずいう本は、雑誌「珟代思想」などに曞いたフヌコヌに぀いおの個別テヌマ論文を自分で解説コラムを぀けお章立おしお繋げながら、フヌコヌの思想の党䜓像を俯瞰しおいくずいう圢をずっおいお、そのコラム郚分に、すでにちょいずアナキストでファンキヌな著者人栌が垣間芋えおいお、そこですでに重田さんファンに僕はなっおいたのである。

 そのずき曞いた感想文から匕甚する。

著者のコラムはずきどき蟛蟣で、1990幎代の、ただポストモダン思想が熱く語られおいた圓時を振り返っお「圓時はフヌコヌの方法論に぀いおの議論がずにかく盛んだった。読んでも理解に資するこずがない論考が倧量に曞かれたが」などずあり、そうか、圓時「珟代思想」なんかを読んでも、よくわからなかったが、たいしお圹に立たない論文がわんさか曞かれおいたのか、などどちょっず胞の぀かえがずれた感じもする。

䞋のnote

 ずいうこずで「あ、重田さんの本だ」、ず、この本を手に取ったわけだが、予想しおいたの100倍くらい、䜏んでいた䞖界ずか生きおきた道筋ずか考えおきたこずずかグレヌバヌずの出䌚いずか、僕ずこの重田さんずいう人はニアミスずいうかシンクロニシティずいうか、びっくりしたのだな。女ず男の違いはあるし、僕の方が5孊幎幎䞊だし、でもね、びっくりいろいろ重なった。共感した。

 そのこずを぀ら぀らず曞いおいく。こずが本の玹介にも感想にもなるず思うのである。

 この本の半分は、五章のデむノッド・グレヌバヌ論なんだわ。

 デむノィッド・グレヌバヌに぀いお、その著曞を分類し、暪断解説しながら、党䜓ずしおどういう人だったか。ずいうこずをする文章ずいうのには、あんたり今たでお目にかかったこずがない。

僕はこういうマガゞンを持っおいお、

https://note.com/waterplanet/m/m4180e3bb3810

 グレヌバヌ䜜品はおおよそだいたい読んでいる。(重田さんもいちばん難物ず蚀っおいる『䟡倀論』だけ途䞭で挫折しおいるのず、あず最埌に觊れられおいる『デモクラシヌ・プロゞェクト』ずいう本は䞍勉匷にしお知らなかったが、あずは党郚読んでいる。

 だからたず、この本の半分がデむノッド・グレヌバヌ論なこずに感動したのだな。(䜙談だが、名前衚蚘がね、日本の翻蚳曞では倚くがデノィッド・グレヌバヌなんだけど、重田さんはデむノッド・グレヌバヌなので、どっちに統䞀しようか迷う。揺れるず思いたすが、気にしないで。)

 ずいうか、むしろ、この本の前半郚分ずいうのは、デむノィッド・グレヌバヌ論に至るための助走のようなものかもしれない。著者をアナキストずしお芚醒させたのは、デむノィッド・グレヌバヌなのだから。

 序の曞き出しから抜粋匕甚するず

「忘れもしない、(忘れおいたけれど)2020幎9月4日、私はアナキストずしおの自己芚醒を経隓した。(äž­ç•¥)九月のはじめ、コロナ䞋の自粛で孊生たち誌のむベントも流れおややふお腐れお、駿河台䞋の䞉省堂曞店でデむノッド・グレヌバヌの「牛の糞」぀たり『ブルシット・ゞョブ』を買い求めた。(äž­ç•¥)そもそも私はそれたでグレヌバヌを読んだこずがなかった。(äž­ç•¥)簡単に蚀うず、『負債論』ずいう本が分厚すぎたのだ。(äž­ç•¥)話を戻すず、『ブルシット・ゞョブ』を読みながら、ふず「この人の䞖界の芋方は誰かに䌌おいる」ず思い始めた。」

 そしおあの人にも䌌おいる、この人にも䌌おいるずこの本で取り䞊げおいく思想家・人物を列挙しながら

「なるほど。アナキズムか。ん?」

p-14

ずいう芚醒に至るのだな。

 で、考えるず若い時から自分はアナキストだったんだ、ず思い至るのだ。そこがもう爆笑ず共感の嵐。

 小孊生時代は鎚川぀ばさの『マカロニほうれん荘』ず高橋章子線集の『ビックリハりス』が奜きだった。䞭孊生の垰宅郚時代にRCサクセションのファンになり、トランゞスタ・ラゞオでAMを聎きながら校舎の屋䞊で匁圓を食べたりした。(äž­ç•¥)高校ではポピュラヌミュヌゞック同奜䌚(芁は軜音郚)で、ポピュラヌミュヌゞックずは䜕の関係もない「戞川玔ずダプ―ズ」の曲をコピヌしおいた。そう考えるず、私は物心぀いたずきからずっずアナキストだったのだ。

 そんなこずを思い出しお興奮しおいるずきに、グレヌバヌの蚃報を知った。本圓にこれからずいう人だったから残念すぎる。もう新䜜は読めないのだ。奜きになったばかりなのに(分厚い『負債論』が控えおいるから少し安心だが)。アナキストずしお芚醒しお、これからグレヌバヌを孊がうず思っおいた矢先のこずで、ずおも悲しかった。

p-1920

 でね、僕は順序は違っお『負債論』から読み始めたわけだけれど、やはりコロナ犍が始たっおすぐのこずで、感想文日付が2020幎9月7日。重田さんが『ブルシット・ゞョブ』買ったのが2020幎9月4日。ほんずにほが同時期にディノッド・グレヌバヌ読み始めたのだな。

そしお、『䞇物の黎明』の感想文で僕はこう曞いおいるのだよ。重田さんの感じたこずず同じである。

続きを読みたいのに、グレヌバヌさんが亡くなっおしたったので、もう続きは無いのである。悲しい。 

䞋のnote

 僕が1963幎2月生たれ、重田さんは1968幎2月生たれ、五孊幎違い。なので重田さんが高校生で軜音で戞川玔コピヌバンドをやっおいたずき、僕は就職した電通の軜音楜郚でブルヌハヌツのコピヌバンドをやっおいたのだな。重田さんが小孊生で面癜がっおいたマカロニほうれん荘は僕の高校時代、ビックリハりスは僕の倧孊時代である。

 重田さんは1990幎に早皲田倧孊政経孊郚を卒業しお日本開発銀行なのかな、そういう䞀流金融機関に就職するが、1幎でやめちゃう。アナキストだから䌚瀟員は無理だったのである。
 いっぜうの僕は1985幎に東倧文孊郚を出お電通に就職するも、3幎でやめちゃう。やめちゃったずきの思い出ずブルヌハヌツのこずを曞いたnoteがこれ。

 重田さんだっお僕だっお普通にお勉匷のできる優等生だったのだず思うわけだが、心がアナキスト的心の傟きだず、どうしおも䌚瀟にはいられなかったりするのである。バブル真っ盛りにちょっずだけ倧䌁業で働いおすぐ蟞めちゃうわけだな。重田さんも僕も。

 重田さんはその埌、東倧の倧孊院に入るのだが、どうもその間に結婚しおなのかどうかは曞いおいないが、劊嚠出産、お子さんを持ったようである。「1993幎に子䟛が0歳」ずいう蚘述が本曞䞭にある。倧孊院生ずいう䞍安定身分で子ども持っちゃうわけである。
 僕も、䌚瀟を1988幎7月末に蟞めちゃっお、その盎埌10日もしないうちに、䞀人目の子どもが生たれたのだな。僕は男だから、僕が劊嚠出産したわけじゃないけど。䞍安定身分25歳で子どもを持っちゃうずころたで、シンクロしおいるのである。ビックリしたヌ。

 で、さらにびっくりしたのが、その東倧院時代の恩垫であり、プルヌドンの研究者である森政皔さんに぀いお曞かれおいる第䞉章「ねこず森政皔」。
 森先生ずいう方、駒堎キャンパス呚蟺にいる地域猫「駒堎猫」ずいうのを愛した方だった。猫っおアナキストだよねえ。ずいうようなこずが曞かれおいる章なのであるが。2020幎に『猫ず東倧。』ずいう本が出おいお、そしお駒堎猫は2024幎には最埌の䞀匹が死んじゃっおいなくなったのだそうだ。

 私の嚘、四番目だが長女(䞉人䞊に兄がいるから、四番目の子どもだが長女である。)は2010幎代䞭頃、東倧の教逊課皋時代、圓然駒堎に通っおいたのだが、わが嚘だけあっおかなり自由人でアナヌキヌ玠逊のある人なので、「駒堎池にね、猫がいおね、講矩の前ずか、合間に可愛がりにいくの。」ずいうようなこずをずきどき話しおいたのだな。

 僕は猫の毛アレルギヌだし、「えヌ、そんな野良猫、ノミずかシラミずかダニずかう぀されたらどうすんだよ、やめずけやめずけ」なんお蚀っおいたのだが、「いや、地域の人にちゃんず䞖話されおるきれいな猫ちゃんたちなんだよ」ず蚀っおいたなあ、そういえば。そうか、駒堎猫ずいうのがいたのか。ずこの本で初めお知ったのである。

 ずいう、なんず長女の可愛がっおいた地域猫・駒堎猫の話たで、この本には出おくるずいう奇遇。ほんずにね、びっくり癟連発なのである。

 ずいうビックリを経由し぀぀、か぀文䜓は「自分はアナキストだったのだ」ずいう芚醒により、完党に自由自圚に振り切れおしたっおいお、もう倧孊教授の文章ではない(誉め蚀葉)、たるで筒井康隆の『癟幎の孀独』文庫本解説のような、倩衣無瞫ぶり。を発揮するずころもある。

 ã—かし、この方、本圓に頭が良いのである。(䞊から目線なほめ方ですんたせん。)耇雑なややこしい理論を、実に明解に、ばっさばっさず解説しおいく。『フヌコヌの颚向き』でもそうだったけれど、この本でもその切れ味はすさたじいものがある。で、その理由がちょっずわかったのが、この方、早皲田の政経政治孊科なのに、卒論で゜シュヌル論を曞いたのだずいう。グレヌバヌの解説に入るずころで、゜シュヌルの蚀語孊ずその匱点、それに察するノィトゲンシュタむンの話を曞いおいお、これがね、すごく面癜い。゜シュヌルっお぀たり「差異の䜓系」なわけで。

 話があっちゃこっちゃに飛ぶけれど第二章の補論ずしお「珟代思想」に掲茉された桑田孊氏ずの察談「゚コノミヌず゚コロゞヌの思想史」を挟んでいるのだけれど、そこから森政皔さんの第䞉章、そこで重田さんの専門「政治思想史」を、近接する二分野「経枈思想史」ず「瀟䌚思想史」ず比范しお「差異」を論じるのだな。䜕が違うか、境界はどこか、ずいうこずを明らかにしおいく。ここがすごく面癜いのだな。詳しくは内容は本を読んでね。

 頭がいいっおどういうこずかずいうず、こういう隣接する二抂念、䞉抂念の「違い」を「分けお考えられる」ずいうこずなのね。「分かる」っおそういうこず。分けお、その境目が䜕かを明確に敎理できるこず。
 ぀たり頭が悪いずいうのは、分けお考えるべきこず、分けお理解すべきこずをごちゃっず䞀緒にしちゃうこずを蚀うのだな。この本の䞭でも、「自由」ずいう蚀葉を、政治孊的意味での「自由」ず経枈孊の新自由䞻矩の「自由」は、党く別の抂念だし、その向かっおいく方向や瀟䌚䞖界ぞの圱響たるや正反察ずいっおもいいのに、それがぐちゃっず分けられずに䜿われたこずの匊害ずいうこずを、わりず本の初めの方で厳しく批刀しおいるずころがそういえばあった。

 この重田さんずいう人、文章文䜓はたじめになったりファンキヌになったりアナヌキヌになっおいるのだが、この「隣接抂念をきちんず分けお理解しながら論を進める」ずいう点においおは、文䜓の硬軟に関わらず、䞀貫しおおそろしく頭がいい。「分かる」人なのである。

 で、この「政治思想史」「経枈思想史」「瀟䌚思想史」を区分したベヌスの䞊に、そこに人類孊からアプロヌチしおいったこずでそのそれぞれの欠点や扱えない問題を別の芖点から党䜓ずしお考えお行った、先駆者・第四章カヌル・ポランニヌを経お、第五章でデむノィッド・グレヌバヌを論じ進んでいく。

 䞻芁著曞を぀に分類した䞊で(ほら、いきなりぐちゃっず論じないで、たず3皮類に分類するのね、だから頭がいいのだよ、この人)、党䜓像を解説しおいくのである。

 䞭身はね、本を読んでね。ずいうか、たずデむノィッド・グレヌバヌ読もう。そしお、デむノィッド・グレヌバヌ倧奜きっずなっおからこの本を読んだ方がいいず思う。え、面倒くさい?

 じゃあ、僕がグレヌバヌに぀いお曞いた感想文の䞭ではいちばん読たれた『ブルシットゞョブ』に぀いお僕の曞いた感想文も貌っおおこう。わりず分かりやすい解説になっおいるず思う。長いけど。

 最埌に、ほんずに共感しおしたう文章をあずがきから匕甚しようず思う。ずいうのはね、別にデむノィッド・グレヌバヌに぀いおだけじゃなく、政治に぀いおだったりこの䞖界のいろんな問題に぀いお、僕もたあ、いろいろ考えるし、それに぀いお文章もたくさん曞くし、人に䌚えば、ずいっおも最近は家族芪族くらいしか䌚わないけれど、実家に垰っお芪兄匟に䌚っおそういう話をしたりするず、決たっおみんなに、最埌の方で「じゃあ、どうすればいいの」っお蚀われるんだよな。

 そのたんびに、がくは、ここで重田さんが曞いおいるようなこずを、はんぶん切れ気味に、い぀もい぀も毎回毎回、蚀っおいるよなあ。そんなこずも含めお、すごく共感マックスな本だったのである。

 ぀たり、぀ながりを求めるべき人々は、民族䞻矩や差別による分断ず資本䞻矩の反連垯ず欲望の個人化の呪瞛にすっかりやられおしたっお、いたでは䜕を支えにしお再び結び぀けばいいのか、激しい支配の暎力にどのような組織や制床を敎えお察抗すればいいのかすら、分らなくなっおしたっおいる。
 このように曞くず、ではオルタナティブは䜕で、どう行動すればいいのか、その答えを曞いおほしいず期埅される。これは私自身がしばしば質問され、芁望されおきたこずだ。
 この質問には次のように答えたい。䜕を蚀っおいるんだ。それを考えるのは読者自身ではないか。䜕をすればいいか人に決めおもらおうなんおどうかしおる。それじゃボリシェノィキの远随者ず同じだ。著曞ずいうのは、曞き手がこれたで築かれおきた思玢の海を泳ぎ、溺れそうになりながらある筋道や鉱脈を瀺すためのものだ。そこから䜕を拟い、どんな行動をするかは、読者に委ねられおいる。それこそがアナキズムスピリットずいうものだ。アナキズムの独立独歩は、異なる他者ずの連垯のためにある。

p-421

远蚘

 共感マックスずいえば、この本、映画「マッドマックス・怒りのデスロヌド」の話で終わる。この映画がそうであるように、この本の論考の䞭で1/5ぐらいフェミニズムの芖点が入っおくる。アナヌキズムずフェミニズムの結び぀いた論点ずいうのは、そこは男性である僕ずは距離のあるずころなのだが、距離があるだけで、嫌な所ではない。僕がフェミニズムの芖点の論考を玠盎な気持ちで読めおしたうずいうのは、実はけっこう珍しいこずなのだ、いろいろなそういうテヌマの小説ぞの僕の反感に満ちた感想文を呌んでくれおいる人は分かっおいるず思うが。なぜ重田さんの論じるフェミニズムは抵抗なく頭ず心に入っおくるのだろう。よく考えおみようず思う。

さらに远蚘。著者重田さんには、この小説を読んでほしい。

 この本の魅力の半分は、アナキストずしお芚醒した重田さんの、自由な文䜓、語り口。読んでいお、ブッカヌ賞史䞊最も自由な文䜓で語られた傑䜜『ミルクマン』を想起しおしたった。どうしおもミルクマンずこの本が重なるのである。重田さんにぜひずも読んでほしいなあ。


いいなず思ったら応揎しよう