【第14回】デイサービスとデイケアの違いを正しく理解する
混同されやすい「デイサービス」と「デイケア」
「デイサービス」と「デイケア」は名前が似ていますが、目的・内容・提供機関が異なります。この違いを正しく理解することで、親御さんに合ったサービスを選ぶことができます。
デイサービス(通所介護)は、日中に施設に通い、入浴・食事・レクリエーションなどを受けるサービスです。介護老人福祉施設や民間事業者が運営しており、介護度が比較的低い方から高い方まで幅広く利用できます。
一方、デイケア(通所リハビリテーション)は、リハビリテーション(機能回復訓練)を主目的とするサービスです。病院や介護老人保健施設(老健)が運営し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職がリハビリを行います。入院・手術後に在宅復帰を目指す方に特に有効です。
デイサービスが向いている方・デイケアが向いている方
デイサービスが向いているのは、「日中の過ごし場所を確保したい」「入浴サポートが必要」「社会との交流を増やしたい」「家族の介護負担を軽減したい」という方です。認知症の方向けに特化した認知症対応型デイサービスもあります。
デイケアが向いているのは、「脳卒中や骨折の後にリハビリを続けたい」「筋力低下を防ぎたい」「自宅での生活動作(歩行・着替えなど)を改善したい」という方です。医師の指示のもとでリハビリが行われるため、医療的ニーズのある方に適しています。
両方を組み合わせて利用することも可能です。ケアマネジャーと相談しながら、本人の状態・希望に合ったプランを立てることが大切です。
選ぶ際のポイントと見学の重要性
デイサービス・デイケアを選ぶ際には、事前の見学が非常に重要です。見学で確認すべきポイントとして、「雰囲気が明るく活気があるか」「スタッフが利用者に丁寧に接しているか」「プログラム内容が本人の好みに合っているか」「送迎時間が生活リズムに合っているか」などが挙げられます。
利用料金は要介護度と利用時間によって異なります。食費・日用品費は別途かかる場合が多いので、事前に確認しましょう。
「どのサービスが合うかわからない」という場合は、ケアマネジャーに相談することをお勧めします。地域のサービス情報に精通したケアマネジャーが、最適な選択肢を一緒に考えてくれます。
