文芸関係トピック集05
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婦人画報に、霊長類研究者の山際壽一先生のおすすめ本が掲載されている。『宗教の本質』『人類哲学序説』『反穀物の人類史』の3冊だという。
このうち『反穀物の人類史』は持っていたように思うが未読。『人類哲学序説』も読んでみたいと思っているが、持っていたかどうかが記憶にない。
僕が注目したいのは『反穀物の人類史』で、これは「狩猟採集生活から農耕へと移行したことにより、定住が可能になって集落ができ、都市や国家へと発展してきた」という定説に一石を投じるものだという。同様の指摘を西田正規先生もされていたように思う。
米澤穂信氏の『黒牢城』が映画化されるらしい。おもしろそうだが、時代劇とミステリーのどちらに傾けるかで印象が変わりそうである。
舞台となる有岡城には行ったことがあるが、JRの駅に大半が取り込まれてしまい、石垣などは残るが、往時の面影はほぼ失われている。
改めて原作を見ると、時代劇でありながらミステリーであり、しかもクローズド・サークルであり、探偵役は囚われの身であるため安楽椅子探偵ものでもある。盛りだくさんだな。
探偵が投獄されている作品に、ボルヘスがビオイ=カサーレスと共作した『ドン・イシドロ・パロディ六つの事件』がある。
澁澤龍彦は怪奇、恐怖、幻想、神秘、耽美、エロティシズム、オカルティズムと幅広いテーマを取り上げるジャンル横断的な作家で、僕は『黒魔術の手帖』などから小説家よりエッセイスト・オカルト研究家のイメージが強いのだが、まさにそういうところが災いしたのか、アカデミズムでは長く等閑視されてきたらしい。
主流から逸脱した「異端の作家」や「越境作家」は文学史の潮流上に位置付けしにくいのは確かだが、そうした作家に冷淡なのが、文学史や美術史の問題点として長く存在していた気もする。
もしかしたら、澁澤龍彦の後継者は荒俣宏氏かもしれない。
パトリシア・コーンウェルのケイ・スカーペッタシリーズ、ドラマ化するのか。
実は未読で、一作目『検屍官』だけでも読みたかったのだが、本格的に読書を始めた高校時代から海外ミステリーは古典を重点的に読んでいて、現代の作品は後回しにしていた。それで読み損ねてしまったのだが、適応障害後に小説が読めなくなっているのに加え、版元が講談社のため、書店で入手しにくいというのも大きい(講談社文庫の取り扱いは多いが、たいてい国内作品しか置かれてないのよな)。
『監察医室生亜季子』とか、法医学テーマは以前から好きなので、気になっているシリーズである。
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