映画感想 ノートルダムのせむし男
私が初めて見たディズニーのものはノートルダムの鐘というタイトルだった。
面白い映画だと思うんだけど、ディズニー好きでランドやシーに何回も行くって人にこのタイトルを言うと知らないという反応が返ってきたことが何回かあった。
魔法やプリンセスという華やかで夢のあるファンタジー作品から好きなものをパッと言えるようにしたほうがいいかと思ったりはしたものの、それほどディズニーに惹かれず手が伸びない。
プリンセスという存在は往々にして幸せになることが確約されている。いーなぁー。映画の中で見終わることのできる範囲の試練さえ乗り越えれば、そのあとは幸せに暮らしましたとさで完結するのだから。
さて、ノートルダムの鐘ことノートルダムのせむし男は、小説が原作で映画が何本もでていた。
今回アマプラで見たのはモノクロ映画でウィリアム・デターレという人が監督をしたもの。
息の詰まるシリアスというより、少しだけコミカルな部分もあったりな感じだった。
ノートルダムの鐘は実写でもディズニー版でもやっぱりおもしろいし、好きだなぁと思える映画なことを実感する。
一瞬与えられた親切を受け取る人が、「あのとき親切にしてくれた。それだけで充分なんだ。好きだなぁ。うん。だから恩返しするね」と純粋な気持ちの人だったり、カジモドっていうんだけど。彼は口が聞けないわけではないけれど耳が聞こえない。だからなに考えてるかわからないし、見た目も相まって不気味で醜いから人にバカにされている。
だけど、ちゃんと意思の疎通はできて話せば分かる人。それに籠城させたときがめちゃくちゃ強い。優しくしてくれた人を守ると決めたら普段住んでいる聖堂のことを把握していて武器にするっていう応用力があるし、ひょいひょいと身軽に移動していたのが忍者みたいですごい。めっちゃいい。
「親切にしてくれたあの人のことが好きで好きでたまらなくなってしまった。なぜ、なぜ私を見てくれない。ええい、手に入らないのならあの人は悪魔だ!!権力もあるからそれつかって葬ってやる!!」といった具合に暴走決め込む人ことフロロー。
彼のことそこまで嫌いになれなかったな、最初はエスメラルダはジプシーだから教会にいることすら嫌がるけど、ちゃんとエスメラルダの話も筋が通っていたからか聞いていたし、教会にいたら良いと提案もしていたし。(※この時の会話で惚れただけやもしれない)
カジモドのことも「怖くない」って声かけてるから優しいところもあるんだなぁなんて感じた。
あと、仕事場に猫がいる謎のギャップ。でもこじらせた結果とんでもねぇ行動しでかしてるからまぁ、うん。
この映画でのエスメラルダがちょっとよくわからなかった。ジプシーの人たちもフランスに住めるようにしてくれと言いつつ、住所がないから教会にいたらいいよってフロローに言われるんだけど仲間に伝えるためとはいえ抜け出す。
クロパンのところでなりいきとはいえエスメラルダに惚れてた役者?詩人?の男と結婚するものの、フィーバスが本命で、そのフィーバスもさっとスナック感覚でフロローに殺され、エスメラルダは無実の罪で処刑されかけるけどカジモドに助けてもらう。
カジモドのことめっちゃ怖がってたけど、話せばわかる人として認識、でも友情ではなさそうな感じ。最後なんだかんだ詩人の男とくっつく。
これらすべての行動がメタ的に話を進めるためとはいえいまいちな印象。
監督や脚本のひとが違うと立ち回りも変わってくるんだなぁ。
この映画、知識をつけた人がうまく民衆をひっぱると、一度決定されたことも覆すことができる。はやとちりして武力でなんとかしようとすると、それは大きなことを見落として大変なことになるみたいなメッセージはあったかも。
モノクロ映画って、見れなくはないけれど場面が昼か夜なのかわからんかったりするし、暗いシーンは真っ黒だからやっぱようわからんときがある。
つぎは1956年版の方をみるぞ……。
映画の感想を書くのはたのしい。
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