【祖父の形見】『(永岡書店)ことわざ小辞典』と振り返ってみるわたしの人生 part.14
前回
悪妻は百年の不作
意味:
夫にとって、ためにならない妻を娶ると、
自分が不仕合せであるだけでなく、
悪い影響が子や孫の代まで残る。
※百年は、多くの年。
文字の意味上では、
妻の方が悪く描かれておりますが、
もちろん男女が逆でも一緒ですよね。
今でこそ男女関係なく家事は行うものですが、
昔は女性が家事全般を取り仕切り、
男性は家の外にいることが多かったことから、
帰る家のことが疎かになっていたら
周囲の人間は不幸せだ、
ということを伝えているのだと思います。
子どもは育った環境の影響を強く受けます。
なので、家を大事にしない家族がいると
それだけで悪影響を及ぼしてしまい、
子どもに不幸を背負わせてしまいます。
だからこそ、
修身に身をやつし、
己の心身を鍛え上げることこそが好しと
世に知れ渡り、
己の成長は家族の豊かさに繋がり、
最初は近隣の人々を奮い立たせ、
国へ地球へ宇宙へと
自分の波紋は広がっていくものだと思っております。
なれば、
自分を卑下したり、
ことわざのような夫妻のみならず、
周囲の人間を無意味に非難することは
大宇宙における損失、すなわち
大罪だと考えることもできますね。
スケールが大きくなってしまい、
大袈裟に語ってしまいましたが、
それほどまでに
まずは自分を大事にすることは
重要事項だと思うのです。
知恵を成長させることも、
心を労わることも、
身体を休ませることも魂の鍛錬ですね。
己を知り、
世のために己を活かす。
一人一人ができることを
無理なくできる世の中にこそ
真の自活があるといえ、
わたしのこの活動も
迷える人の支えになれるのならば
大変嬉しく思います。
では、わたしの家はどうだったかと言えば
もうこのpart.に行きつくまで
何度も申し上げました通り、
お家は祖父による支配が強かったため、
完全に不幸せだった……とも言い切れません。
というのも、
家事を取り仕切っていたのは
祖母の方ではあったので、
家が荒れることはなかったのです。
祖母は生まれ年の子年のごとく
ちょろちょろと動き回って
家事を全てこなしておりました。
自分の意見を持たず、
いつも声の大きい方につくという
欠点も目立ちましたが、
綺麗好きで、
祝日には日の丸の国旗を玄関に掲げ、
仏教の法事も欠かさず行うといった勤勉さで、
とても心が美しい人でした。
祖母は傍若無人な祖父をいなすのがとても上手でした。
祖父が田畑から帰ってきて
土を落とさず家に上がり込んでも
それを咎めることなくさっさと土を掃除したり、
祖父が食い散らかしても
何も言わず綺麗に片付けておりました。
今思い出しましたが、
祖父がわたしが米粒一つ残さず綺麗に
ご飯を食べるのを見てからは、
祖父も残さず綺麗に食べるようになって
「〇〇(わたしの名前)君のお陰」と喜んでおりましたね。
振り返ってみると祖母に限らず、
家族みんな、自分がなく、
ただやることをやっていたように思えます。
わたしは唯一、その円環から抜け出したわけで、
次のステージへとご先祖様が押し上げてくれたようにも
見えますね。
「自分を生きなさい」と。
結果、
わたしは宇宙のためになることをしたいと
こういったわたしが見て感じた世界を
言葉として残す活動をしているわけですが、
一人でも「ためになった」
と仰ってくださる人がいれば、
わたしは地球に来て良かったと思います。
祖父に振り回され、
色々ありましたけれども、
そんな優しい家族に囲まれて
わたしは幸せでした。
もちろん、今も幸せですが、
それとはまた別種の幸せです。
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