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文学フリマ大阪に行ってきた②9/8日記-吉村萬壱さん、新生ミステリ研究会

(つづき)

芥川賞作家 吉村萬壱さん

ツーショットも撮っていただいた😳

 吉村さんのTwitterで14:00〜16:00に「あゆみ書房」のなかむらあゆみさんのところに参加すると告知があったので、時間になってすぐブースに向かった。
 熱心な男性ファンが吉村さんに声を掛けていて、持参した芥川賞の『ハリガネムシ』にサインしてもらっていた。「手が震えて…」と言ってて、思わず見ると本をケースから取り出す手が本当に震えていた。

 吉村さんの写真エッセイ『萬に壱つ』を購入する。吉村さんが撮った写真の束からわたしがひとつ選んだものをオマケにつけてくださった。

「あの、大阪の文学バーで、イベントのお手伝いしてましたよね? わたしそれで先生を見かけたことがあって」
「いつだろ?」
「町田康さんのときだったと思います」
「あんとき町田さん変だったよね〜」
 普段の町田さんがわからないからなんとも言えない。
「薬切れてたのかな?」
え、なんの薬…?

漢字を伝えると、「斉藤由貴だ」って。


「『臣女』読みました〜」と話す。
 前のお客のお姉さんも「臣女が好きで、何回も読み返してます」って言ってた。他のお客さんが作家に何を話すのか聞くと面白いことに気づいた。津村記久子さんのときも川上未映子さんのときも羽田圭介さんのときも、わたしの前のお客さんの一生懸命話す姿がすごくかわいかったから。

 吉村さんは控えめに言ってかなり変わっていて、存在自体がとても面白い。もちろんお会いしてるときは普通の方だったけれど。こんな人いるんだ!って発見が、世界を生きやすく平和にする…


新生ミステリ研究会

掲載許可得てます!

 短編ミステリのフリーペーパーを配っていて、ミステリー書けるってすごいなと立ち寄ったブース。フリーペーパー渡すと立ち止まるし、お客さんは試し読みができてすごく良いし、購入に繋がるいい戦略だ。

 写真右のお兄さんがすごく話しやすくて、おすすめのミステリーをきいたら、綾辻行人の館シリーズ4作目の『迷路館の殺人』とのこと。
 ここは大学のサークルや同級生ではなくて、「小説家になろう」というサイト内で、ミステリーを書いてた人たちがオフ会で集まってできた会だそう。そのサイトでミステリーを書く人はほんの少しだったらしい。

「他の人はどんなのを書いてたんですか?」
「転生ものですね。なろう系です。異世界もの」
「転生ものってなんですか?」
 ものすごく素人な質問してる自覚がある。
「例えば、よくあるのがトラックに轢かれてすごい能力身につけて異世界に転生するとか。アニメだと転スラとか、今だと薬屋のひとりごとですね」 
 ミステリーは森博嗣ばかり読んでると伝えると、
「ああ森博嗣だと、彼が読んでますよ」と写真左のお兄さんを指す。彼は「新潮ミステリ文学賞」最終選考まで残ったそう!

 ペンネームの由来とか、プロットを立ててから書くのかとか、教えてもらった。
「すごいですねぇ〜…書けるって」
「いやあ書けますよ!誰でも書けます」
 これ、小説書いたことある人はみんな言うけれど、本当だろうか?
 本当はもっと話したいくらいどんどん質問が湧いてきたが、営業妨害になるし、帰った。
 事情があって買えないんです、と気まずく言うと、修正・加筆前のものがサイトに載ってるのでそっちで読んでもらえたら、と教えてくれた。ありがたいし話しやすい。販売ではこういう方が売れると思う。

 文学フリマのいいところは、著者の方とすごく近い距離で話せることだ。TwitterのDMだと急に質問されると怖いだろうし、失礼に感じることもあるだろうけど、ここだとすぐ訊けるし、交流できて楽しい。


いつか同人誌を作りたい・売りたい視点で思ったこと

・こんにちは〜と言ってるブースは見やすい。

・逆に陰なかんじでスマホいじってるブースは見づらい。

・せっかく覗いたのに、販売員同士で私語されると無視されたかんじがして話しかけにくいし、見づらくて「ここはいっか」となる。

・文が良くても、見てもらわないと売れないわけで、どうやって見てもらうかがものすごく大事。

・装丁がかわいいのとか、見た目がかわいい本がやはり勝つ(目に止まる)。

・こんなに一生懸命(たぶん)書いたのに読まれないのは悲しいだろう。売れないのも相当悲しいにちがいない。

・自分、自分、の内容だと興味持たれない。その塩梅が難しい。

・思いつくものや、これ作ったらいいんじゃないかと思うものはだいたい似てしまう。その中から個性を出すのは至難。個性を出そうとしてもだいたい似たり寄ったりの粒になるのが難しいところだ。

・いかにも「文学すきです」っていう服装があるんだと気づいた。ロングスカートとかぱっつん前髪とか。(わたしもその一人か…)

・文學界やら文藝やら、新人賞とって本出してる作家って、やっぱりめちゃくちゃすごい。帰ってから、作家との距離をすごく感じた。
 今度サイン会でお会いする高瀬隼子さんの近影を頭に思い浮かべたとき、微笑んだ彼女に後光が差してた。

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