優秀な人は、直接伝える
職場で誰かの仕事ぶりに対して思うところがあったとき、皆さんはどうしていますでしょうか?
本人に直接伝えていますか。
それとも、誰かを経由して「やんわり伝えてもらう」ことを選んでいますか。
先に結論を書いておくと、本当に優秀なビジネスパーソンは、言いたいことがあるなら相手に直接伝えます。
「いやいや、角が立つでしょ」
「人間関係がこじれるリスクがあるでしょ」
そう思った方、少し待ってほしいんです。
この記事では、フィードバックを迂回することで何が起きるのかを、具体的なケースとともに丁寧に解き明かしていきます。
読み終わる頃には、「迂回する方がよほどリスクが高い」ということに気づいていただけるはずです。
ケース1:他部署へのフィードバックを「上司経由」にする問題
よくあるシーンです。
他部署のメンバーの仕事の進め方が気になった。
品質が基準に達していないとか、コミュニケーションの取り方に問題があるとか、理由は何でもいいです。
で、その人に直接フィードバックしたいと思った。
ここで、かなり多くの人がこういう行動を取ります。
「その人の上司に連絡して、フィードバックを代わりに伝えてもらおう」
一見、合理的に見えます。
指揮命令系統を尊重しているし、角も立たない。
組織のルールに則った「大人の対応」に見えます。
でも、この判断には致命的な問題が2つあります。
問題①伝言ゲームで情報がねじ曲がりにねじ曲がる
これは説明するまでもないかもしれません。
フィードバックというのは、言葉の選び方やニュアンス、表情や声のトーンも含めて初めて正確に伝わるものです。
あなたが「ここが少し気になったので、こうしてもらえるとありがたい」と伝えたかったとします。
それを上司経由にした瞬間、その上司のフィルターを通過します。
上司の解釈、上司の言葉選び、上司とその部下の関係性、これらすべてが介在した状態で、あなたのフィードバックは「別物」として届きます。
経由する人間の数だけ、情報はねじ曲がります。
これは伝言ゲームの原理そのものです。
あなたが伝えたかったことと、相手が受け取ったことの間に、制御不能なギャップが生まれるのです。
仮に1人経由して70%伝わったとしても、2人経由すると、70%×70%=49%で半分も伝わらなくなります。
もうね、テニスの王子様の海道のトルネードスネークくらい、ねじ曲がって伝わるんですよ。
Genius 280 「確率…100%」
— 『新テニスの王子様』公式 (@tenipuri_staff) December 9, 2025
持久戦で乾のデータが冴えわたる!!
そして、海堂の「トルネードスネイク」がデータ通りに決まる!!#テニプリ名場面 pic.twitter.com/5oyrzLCVYp
「正確に伝えたいなら、直接伝える以外の選択肢はない」
これは、コミュニケーションの原則として当たり前のことです。
問題②「なんで直接言ってくれなかったの?」という不信感
こちらの方が、実はもっと深刻です。
上司経由でフィードバックが伝わったとします。
このとき、フィードバックの出元、つまり「誰がそれを言い出したのか」は、伏せられる場合もあれば、伏せられない場合もあります。上司がうっかり漏らすこともあるでしょう。
で、もし相手にバレたとき、何が起きるか。
「なんで直接私に言ってくれなかったんですか?」
この疑問が、相手の中に確実に芽生えます。そして、この疑問は「不信感」へと変わります。
考えてみてください。もしあなたが逆の立場だったら、どう思いますか。自分に対して思うところがあるのに、自分には何も言わず、裏で上司に相談していた人間を、信頼できますか。できないですよね。
つまり、「角を立てたくない」という配慮のつもりで迂回した行動が、結果的にもっと大きな「不信」を生み出しているのです。本末転倒としか言いようがありません。
で、もう一つ、割と見かけるけど、慎重にやったほうがいいぞ、ってケースを書いておきます。ただ大っぴらに書くと色々と角が立ちそうなので、ここからはメンバーシップの皆さま限りとさせてください。
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いまメンバーシップに一番力を入れてますので、よろしかったら覗いていってみてくださいね!
