#ドパガキ読書蒐書日録 2026年4月中旬
4/11
やや遠い古書店にて
吉田健一『わが人生処方』(中公文庫)242
島田雅彦『漱石を書く』(岩波新書)132
(アプリ会員券-100)
4/12
バスを使って少し遠出する。普段の100円引に加えて土日限定の200円引が配給されていたので、それに釣られたという次第。
『日本残酷物語5』(平凡社ライブラリー)1,100
関敬吾『民話』(岩波新書)132
(アプリ会員券-300)
を買う。『日本残酷物語』は5巻だけがしばらく並んでおらず、出物かと思いきや、最近は再版されているらしい。それほど安くはないが、ほかにめぼしいものもないから、とりあえず買う。
4/15
授業のため、上京、学校の近場の古本屋を覗く。入り口の均一台に
坪内逍遥『桐一葉・沓手鳥孤城落月』(岩波文庫)
が100円にてあったので、それだけ購入。店内もひとしきり見たが、時間がなく仔細に見られなかった。
4/17
八高線に乗って行く。この路線は去年の12月から新車が入って大いに様変わりしているが、どうも写真で見る具合ではその新車はひどく窓が少なく、おまけに少しあったボックスシートが廃止、全てロングシートになってしまっている。あまり期待せずに乗ったのだが、果たしてあまり良いものでなかった。一番目立ったのは停車時の衝撃がやや大きいことで、お陰で壁にぼけーっと凭せていた頭を軽くぶつける仕儀となった。行きに乗った時はまあそういう運転の乗務員なのだろうと思っていたが、帰りはおそらく別の乗務員であったはずなのに、やはり停車時にいくらか急ブレーキのような具合、新車ゆえにブレーキが硬い(?)のか、あるいはそういう仕様なのかはわからない。ハイブリッド方式であるから、停車中が静かなことはたしかに利点だろうか。
閑散時間帯にボックス席で高麗川から倉賀野まで、18きっぷの消化を兼ねた大回りでゆったり旅をするというような、ディーゼルカー時代にできていた旅は、18きっぷの改悪も伴って、もはや望むべくもない。諸行無常。
澁澤龍彦『妖人奇人館』(河出文庫)110
町田康『つるつるの壺』(講談社文庫)110
沖浦和光『瀬戸内の民俗誌』(岩波新書)220
湯川豊『須賀敦子を読む』(集英社文庫)132
(アプリ会員券-100)
BOOKOFFではこの辺りを買ってくる。
4/19
吉田健一『わが人生処方』(中公文庫)読了
先週、買ってきたものを読み終えた。吉田健一のエッセイを読むのはこれが初めてだが、比較的気楽でありながら、思索的な面が結構強い。直前に読んだ池内紀、あるいは私が愛読する須賀敦子のような、詩的散文とでもいうべきエッセイと較べてみるとかなり毛色が異なり、たしかに面白いには面白いのだが、思考の深まっている部分は斜め読みではなかなかついていけなかった。
吉田健一のように、西欧の教養を背景にエッセイを中心に書いた人というと澁澤龍彦がいるが、澁澤のエッセイは自由な典籍の引用と自在闊達な考察という、テーマを西欧にしながら、どことなく江戸の随筆の趣があるのに対して、吉田健一のほうはむしろ、ルソーあたりの思索的エッセイの系譜に連なるのかもしれない。ともかく一読ではうまく読みきれなかった部分があり、時をおいて再読しようと思っている。
【4月中旬】
読了:1冊 購入:9冊 1,778円
読了少なく、味のしない記事になってしまったが、下旬は6冊ほどまとめて読んだため、見どころはそちらに譲ることとしよう。
