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1.0~2.0mmボタンの比較・分解と静音化方法まとめ【VARMILO KASSAI / HA10】

VARMILO HA10記事 第四弾。

1.0mm、1.5mm、2.0mmのボタンをすべて入手したので、
比較したり分解したりします。

あとは、静音化方法についても進展があったのでまとめました。

注意:分解については自己責任でお願いします。


1.0mmボタンについて

「1.0」の印字がある

詳しくはコチラに記載していますが、
デフォルトの1.5mmボタンをそのまま短縮したような感触で底打ち感の強さとレスポンスのキレの良さがあります。

(押していないときの)でっぱり感が控えめなのでスライド入力がしやすそうです。

2.0mmボタンについて

こっちは「2.0」

デフォルトの1.5mmボタンのストロークをそのまま延長したような感触で、押した感が強めです。
遊びを確保したい人にはおすすめできるかも。

ただ、押していないときの出っ張り感が結構あるので、スライド入力はちょっとやりづらいかもしれません。
(底打ち時のボタンの位置はおそらく同じ)

1.0~2.0mmボタンの比較・分解

まずは3つのボタンを比較

手前に横並びになっている3つのボタンが差し替えたもの
(左から1.0mm、1.5mm、2.0mmの順)
横から撮った図
(左から1.0mm、1.5mm、2.0mmの順)
補助線を引いてみました。
右側ほど窓状の部分が少し広いことがわかると思います。

窓の幅でストロークを調整しているようです。
(キャップ側方向に延長されていっているので、底打ち位置は変わらない)

ちなみに、キャップのツメが折れていると↑のようにかなり飛び出します。

窓にキャップのツメを引っかけることで、押し込み前のボタン位置の固定と、キャップの飛び出し防止を実現しているようです。

3つのボタンを分解した図。
筆者が観察する限りでは窓のサイズ以外はすべて共通っぽい。

打鍵音の発生元

VARMILO HA10はそのままだと結構打鍵音がうるさいです。
(底打ちのパチパチ感とコォンとした響き音が目立つ)

アケコンなんてそんなもんだよって言われそうですが、
集合住宅だと隣に聞こえないかちょっと心配になるレベルで、リビングでも大不評だったので、改善方法を模索していました。

コォン音の発生源

ボタンをやや強めに押すと、コォンという感じの反響音が響きます。
中央に近いボタンほど目立つ(逆に、端のボタンはほとんど目立たない)ので
レバレス筐体の空洞で響いている気がします。

内部を分解したことがあるのですが、
中にはスポンジがぎっしりと詰まっており
改良の余地は見つけられませんでした。
(スポンジ密度を上げることができれば変わるかもとは思った)

パチパチ音の発生源

パチパチ音の発生源についてはなんとなくわかってきました。
ボタン本体の底の4つの突起に原因があるようです。

キャップだけ付けて(キースイッチなし)逆さまにして、
下から叩くとあのパチパチ音がはっきり聞こえます。

4点の突起とボタンキャップの底部がぶつかることで底打ちになるようです。
台座にゴム素材が敷かれてはいるものの、
ほぼ面一(つらいち)なので勢いがあるとプラ素材に直接ぶつかっているっぽい。
ゴム素材を外したらこんな感じ

静音化方法まとめ

今まで試した方法をまとめてみました。
結論としては静音寄りのスイッチと言えなくもないかな?ってくらいには改善したと思います。

本体の改造

↓で本体の分解とEVAシートの追加をやってみたのですが、
対策が甘かったのかほとんど効果なしでした…

ボタンの改造

前提として、もっとも打鍵音が目立つ中央位置
1.5mmボタンを基準としています。

主観で以下の5つのパラメータで点数化してみました。
軸ブレ:数値が大きいほど軸ブレが少なくまっすぐな打鍵感になります。
安定感:押す角度、位置、強さでストロークがぶれやすいと減点します。
打鍵音の大きさ:数値が小さいほど音量が控えめです。感覚としては5以下でやや静音、3以下で静音のイメージとしています。
ストローク:WEBアプリ(https://fk2.varmilo.com/)から確認した実測値です。
おすすめ度:個人的おすすめ度です。

無改造

軸ブレ:10
安定感:10
打鍵音の大きさ:10
ストローク:1.4mm
おすすめ度:★★★
(一度分解したのが良くなかったのか、なぜか1.4mmになる…)

無改造(1.5mmボタン)は基準になるのですべて10点で固定しました。
軸ブレと安定感は良い感じですが、打鍵音はかなり目立ちます…

無改造なら1.0mmボタンをよりおすすめしたいです。
以下紹介するものはほぼ1.0mmボタンでは使用できませんでした(ストロークが消失する)

キースイッチステム Oリング追加(1.0mm幅×2)

軸ブレ:9
安定感:9
打鍵音の大きさ:7
ストローク:1.4mm
おすすめ度:★★★
(操作感的には短縮効果の実感あり)

元の打鍵感をそこそこ維持しつつ、静音性を向上させられるのでおすすめです。
(筆者は長い期間これで使用していました)
ただ、パチパチ音は結構抑えられますが静かかと言われるとまだ微妙なところ。

ちなみに、Oリング1つの場合は元とほぼ変わりません。
(ステムOリングとスイッチ上部が接触する前に、キャップ裏と土台の突起が先に衝突してストップしていると思われる)

外径:7mm、内径:5mm、幅:1mm、フッ素ゴムのOリングを二つ追加

キースイッチステム Oリング追加(1.0mm幅+1.5mm幅)

軸ブレ:4
安定感:7
打鍵音の大きさ:5
ストローク:0.6~0.7mm
おすすめ度:★

結構静音化されるもののキャップはかなりグラグラします。
(キャップ裏の接地面が完全に浮いてる)

ストロークについてもゴムっぽい感触が増してグネグネした感じになります。
強めに押し込めばストローク1.4mmまで沈み込みます。

かなり人を選びそうな感じです。

外径:7mm、内径:5mm、幅:1mmと
外径:7mm、内径:4mm、幅:1.5mmを使用

キースイッチ内部 Oリング追加(1.5mm幅)

軸ブレ:6
安定感:8
打鍵音の大きさ:6
ストローク:0.6~0.7mm
おすすめ度:★★★

外径:7mm、内径:4mm、幅:1.5mmを使用
キースイッチを分解して底部に配置

こちらはキースイッチ内部にOリングを仕込むパターン。
ストローク、静音性、安定感のバランスは良いですが、
キャップ裏の接地面が浮いているためか軸ブレ感がややあって端から押すとややグネります。
また、金属部分とOリングの接触で変形してしまわないかちょっと心配です。

あとは手間もかかります。

ちなみに、外径:7mm、内径:5mm、幅:1mmのOリングではほぼ変わらずでした。

ボタン土台 EVAシート追加(1.0mm幅)

軸ブレ:8
安定感:5(腕次第かも)
打鍵音の大きさ:5.5
ストローク:0.7~1.2mm
おすすめ度:★★

EVAシート(片面粘着、1mm)を細かく切って土台に貼り付けています。
(結構手間がかかります)

貼り方が良くなかったのかボタンを押す位置や角度によって
ストロークがぶれやすい結果となりましたが、精密に貼れば結果は変わるかも…?

器用さが求められます…

ボタン土台 Oリング追加(外径22mm)

軸ブレ:11(本家超え)
安定感:7
打鍵音の大きさ:5
ストローク:0.4~0.6mm
おすすめ度:★★

最も静音性が高く、最もストロークが短い択。

使用したOリング(外径:22mm、内径:20mm、幅:1mm)が少したわんでいるのか打鍵に違和感があるような気がします。

キャップ裏を広い面積で受け止めているためか、
底打ち後の軸ブレは無改造以上に動かずびくともしない感じです。

ただ、底付近での押し込みと戻りでちょっとグネり感があることに加えて、
ショートストロークすぎてボタン感が薄くちょっと人を選びそうです。
それでも筆者はこの静音性とストロークを気に入ったのでしばらく試してみるつもりです。
⇒端を押すとたまに反応しない気がします。タイトすぎるのが良くないのかも。
⇒最終的にはこのoリングは廃止しました。

画像だと分かりづらいですが、
上部側がたわんでいます。
わずかではあるので個体差ガチャでカバーできるかも?

ボタン土台 Oリング追加(外径21mm)

軸ブレ:9
安定感:6.5
打鍵音の大きさ:5
ストローク:0.4~0.6mm
おすすめ度:★★

こっちは微妙に足りない

こちらはOリング(外径:21mm、内径:19mm、幅:1mm)を使用。
外径22mmのときのグネり感が少しマシになった気はするものの、
やはりボタン感は薄いです。

隙間ができるのか押す角度や位置によってはぐらついたりストロークのブレが発生します。
(Oリングが端に寄っているときはとくに)
⇒端を押すとたまに反応しない気がします。タイトすぎるのが良くないのかも。

打ち比べ

↑全部は大変なので一部比較します。
上から順に
・無改造
・キースイッチステム Oリング追加(1.0mm幅×2)
・ボタン土台 Oリング追加(外径22mm)
で打鍵しています。
動画だとわかりづらいですが、実際は下に行くほど静音性が上がります。

ルブ追加(2025/5/15追加)

軸ブレ:10
安定感:10
打鍵音の大きさ:9
ストローク:1.4mm
おすすめ度:★★★

以下のコメントより、
シリコンスプレーが有効との情報を頂きました。

ボタンキャップとその接触面になる場所を綿棒でシリコンスプレーを塗ったら跳ね返りの甲高い音が多少抑えられたような気がしました。

https://note.com/61bi_234469/n/n8c38820b77b6

ただ、シリコンスプレーが手元になかったため
今回は代わりにキーボード用のルブ(GPL 205G0)を使用しました。

底面のプラ部分4点に載せるように塗りました。
キャップ裏の設置面も薄く塗ってます。

感想としましては、
たしかに素の状態よりも底打ち音がまるまったような気がします。
あとは打鍵感がややウェットになったかも。
(一度塗ってしまうと、元に戻すことが難しくなることは注意)

↑上のボタンがそのまま、下のボタンがルブ追加です。

機会があれば
シリコンスプレーも試してみたいと思います。

2026/5/17追記:筆者は1.0mm oリング×2 + ルブに落ち着いています。

おまけ


幅:1.5mmのOリングを入れたら可動域が消失した
付属していたシール

こちらもどうぞ

↑本体購入時の感想です

↑分解した話です

↑1.0mmボタンを買った話とOリング2つ追加したら可動域がなくなっちゃった話です。

更新履歴

2026/5/6 ちょっと追記
2026/5/17 ちょっと追記

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