経営者がビジョンを語る、本当の理由
こんにちは。
伴走するキャリアアップ転職エージェントの高橋です。
人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、
いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていきながら、
多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げ、
転職エージェントやインサイドセールス、
インターンシップ参画などを通じ起業を目指すために
「パラレルワーク」を拡張させています。
現在はnoteからも応募できる
「創作大賞2026」にエントリーし、入賞にチャレンジしています!
最新の自己紹介の記事はこちらです。
※先日、5/23にリライトしました!
先日7月2日私は
「『成功』より『成幸』その定義は『4つのM』です」
という記事を投稿しました。
起業を目指し、
パラレルワークに打ち込み続けてきた私が、
2025年夏にコンディションを崩し、適応障害にもなり、
苦しみと葛藤を重ねる中で辿り着いた価値観をまとめた記事です。
改めてですが、仕事における成功願望には、
「4つのM」がある。
Money。
Medal。
Mission。
Message。
お金を得ることや実績や看板を得ること
使命を果たすこと。
そして、自分の人生を通じて何を伝えるか。
この4つの英語の頭文字をとったのが
「4つのM」です。
そして、その記事を書いた後、
もう一つ、大きな気づきがありました。
それが、
「経営者はビジョンを語る」
と言われる理由です。
これまで私は、起業したいと思ってきました。
経営者になりたいと思い、
・将来的には会社をつくり、事業を育てたい。
・一緒に仕事をする仲間を増やしたい。
・もっと大きな価値を社会に届けたい。
そう思って、起業準備も兼ね
会社員の法人営業からインサイドセールスへの転身、
転職エージェント、
インターンシップ参画、note、業務委託など、
複数の仕事に取り組んできて現在に至ります。
しかし最近、少しマインドと言葉が変わりました。
私は今、
“経営者になるために頑張ること”をやめています。
誤解のないようにお伝えすると、
経営者を目指すことを諦めたわけではありません。
むしろ逆です。
経営者という肩書きをゴールにするのではなく、
経営を担える器の人間になりたい。
経営者という役割は、
私のありたい状態に近づく過程で、
結果として担えるようになるものだと捉え直したのです。
手段の目的化からの脱却。
目的は、幸せになることであり
一人でも多くの方の背中押しができる存在になること
この変化は、
私にとってとても大きな再構築でした。
経営者とは、肩書きではなく影響力である

経営者は、組織のトップとして
意思決定をし、事業の未来を決める存在です。
そして経営者は、
一緒に働く人たちの生活や尊厳にも関わります
給与を支払う。雇用を守る。
働きがいをつくる。組織の空気をつくる。
そして営みとして、
顧客にどんな価値を提供するかを決める。
社会に対して、どんな存在でありたいかを決める。
自分のことだけを考えていればいい立場ではありません。
人の人生に影響を与える立場です。
だからこそ、
経営者に必要なのはスキルだけではない。
精神性であり人間性。
そして「ビジョン」であると今は思っています。
ビジョンとは、
単に壮大な言葉を掲げることではありません。
会社のホームページに、きれいな理念を書くことでもありません。
ビジョンとは、
自分は何のために力を持ち、発揮していくのか。
その力を使って、誰のどんな未来を良くしたいのか。
という「願望を高い解像度で表現した状態」です。
経営者がビジョンを語るべき理由は、そこにあります。
その人が何を原動力にしているのか。
何のために事業をするのか。
お金を得た先に、何を実現したいのか。
組織を大きくした先に、誰を幸せにしたいのか。
この問いへの答えがなければ、人はついていけません。
上辺だけの綺麗な言葉を並べればいいものでもありません。
なぜなら、
経営者の願望は、組織にいる人たちの人生を巻き込むからです。
MoneyとMedalだけでは、人を導けない

お金のために働くことは悪くありません。
実績やタイトルを求めることも悪くありません。
むしろ、生きるためには必要です。
経営を続けるためにも、利益は必要です。
働く人に給与を支払うためにも、お金は必要ですし
納税することも、社会への大切な貢献です。
売上や利益は、
企業が社会に価値を提供した結果を測る一つの指標でもあります。
これは、資本主義社会のルールです。
主義は自身では変えられないインフラストラクチャー。
ルールに沿う社会性も果たす必要はありますので
MoneyやMedalを軽視するつもりはありません。
私自身も、お金に苦しんだ経験があります。
経済力を持ちたいという一心で、成果にこだわってきました。
実績を積み、看板を持ち、
経営者やオーナーという存在になりたいと思ってきました。
それは、今も変わりません。
ただ、そこだけを原動力にする経営には、
限界があると思います。
想像してみてほしいです。
・お金のためだけに会社を営む経営者。
・タイトルのためだけに事業を大きくする経営者。
・自分の承認欲求を満たすためだけに、人を雇う経営者。
・自分の失ったものを取り戻すためだけに、組織をつくる経営者。
その会社で働く人は、幸せになれるでしょうか。
顧客は、本当に大切にされるでしょうか。
もちろん、売上があれば
会社としては優秀企業に見えるかもしれません。
利益が出ていれば、
成功しているように見えるかもしれません。
しかし大切なのは、その数字をつくる原動力です。
何のために売上をつくるのか。
何のために組織を大きくするのか。
何のために経営者になるのか。
ここに、
その人の人間性や会社の健全性が出るのだと思います。
ビジョンとは「MissionとMessageの言語化」したもの

先日の記事で整理した
Money。
Medal。
Mission。
Message。
という4つのM。
私は、経営者のビジョンとは、
後半の2つのM「Mission」と「Message」を言語化したものだと感じています。
Missionは「使命」です。
誰の役に立ちたいのか?
どんな問題を解決したいのか?
どんな業界を良くしたいのか?
どんな顧客に価値を届けたいのか?
Messageは「人生を通じて伝えたいこと、伝承」です。
自分の経験から、何を残したいのか?
何を伝承したいのか。技術なのか経験なのか?
どんな働き方、生き方を次の世代に渡していきたいのか?
経営者がビジョンを語るとは、
「私は何を得たいのか」ではなく、
「私は何を渡したいのか」
を語ることなのだと思います。
こんな問題を解決したい。
この業界をもっと良くしたい。
このサービスを通じて、人の生活を便利にしたい。
この仕事や事業を通じて、笑顔や喜びを増やしたい。
自分たちが働くことで、社会を少しでも前に進めたい。
それが正解だと言いたいわけではありません。
ビジョンの形は、人それぞれです。
ただ、
心の底から利他の精神があるか。
他者に貢献したいという思いがあるか。
そのMission、messageに社会的意義がどれだけあるか。
自分だけが得をする世界ではなく、
関わる人が少しでも良くなる未来を描いているか。
そこは、
健全なビジネスを考えるうえで、とても重要だと思います。
心に刺さる、稲盛和夫さんの『生き方』の言葉

伝説的な経営者である稲盛和夫さんは、
ロングセラーである著書『生き方』にて
人生や仕事の結果を、
「考え方 × 熱意 × 能力」
という掛け算で示していました。
そして、
この中で最も重要なのが「考え方」だと説かれています。
能力と熱意があっても、
考え方がマイナスであれば、
結果も大きなマイナスになり得る。
逆に、
正しい考え方を持つことが、
人生や仕事の結果を大きく左右する。
この思想は、
今も多くの経営者やビジネスパーソンの指針として読まれ続けています。
また稲盛さんは、
利他の心を判断基準にすることの重要性も説いています。
自分だけの利益を考える利己の心では、
協力を得にくく、視野も狭くなる。
一方で、
人によかれという利他の心に立てば、
多くの人が協力し、より良い判断につながる。
この考え方にも、今の私は深く共感しています。
以前の私は、
こうした言葉を頭では理解していたのかもしれません。
しかし、
本当の意味ではわかっていませんでした。
なぜなら、
私は自分自身がお金に苦しみ、成果に執着し、
過去の失敗を取り戻そうとして、
心と身体のバランスを崩すまで自身を追い込んだからです。
苦しんで。立ち止まって。
自分の中にある囚われ、トラウマを見つめて。
ようやく少しだけ、
この本質を理解できるようになった気がします。
経営者は、
事業を経営する前に、自分の心、自分自身を経営しなければならない。
でなければ、経営者にならない方がいい。
私はそう思います。
経営者になる前に、自分をつくる

私は最初に、
「経営者になるために頑張ることをやめた」と書きました。
その理由はここにあります。
経営者という役割を得る前に、
健全な自分をつくる必要があるからです。
自己信頼を形成する。信念を再建する。
自分の弱さを受け入れる。
自分の可能性を信じ直す。
過去に囚われない。
他人の評価だけで自分を決めない。
失敗しても、もう一度立ち上がれる自分になる。
私にとって今、最も大切なのは「自己信頼」です。
どこまで自分を信じられるか。
どこまで自身の潜在能力を引き出せるか?
自己信頼は、右肩上がりではありません。
破壊と再生の繰り返しである。
折れ線グラフを長期目線で見ると、右肩上がりをたどっている。
細かくみると、ギザギザの連続。
そして理想は、
再生の後に、崩壊前の自分を超えていくことです。
私はドラゴンボールが大好きです。
※ぜひ、「「ドラゴンボール×キャリア」noteシリーズ」も
読んでみてください。
孫悟空は、限界を超えても、さらにその先を目指します。
超サイヤ人になって終わりではありません。
超サイヤ人2、超サイヤ人3へ。
さらに神の域へ。
もちろん漫画の世界です。
しかし私は、この感覚が好きです。
自分はまだこんなものではない。
自分には可能性がある。
ライバルではなく、昨日の自分を超えていける。
限界だと思った場所から、もう一度成長できる。
自分の中にある潜在能力を、まだ引き出せる。
この感覚を信じられることが、
本当の幸せなのではないかと思います。
誰かより上に立つことだけが成長ではありません。
昨日の自分より、少しだけ誠実になる。
昨日の自分より、少しだけ強くなる。
昨日の自分より、少しだけ人に優しくなる。
昨日の自分より、少しだけ深く考えられるようになる。
その積み重ねの中で、器は大きくなるのだと思います。
そして、その器が大きくなった先に
経営という役割を担える自分がいるのかもしれません。
今の私が目指したいのは「スーパーフリーランス」という存在

今の私に一番しっくりきている働き方があります。
それが、「スーパーフリーランス」という存在です。
一つの職業や一つの肩書きに自分を閉じ込めず、
複数の仕事を通じて、自分の才能や経験を活かしながら生きていく人。
これについて詳しくまとめた記事を先日投稿しているので
こちらもよかったら読んでみてください。
FINDERSの記事では、
グラフィックデザイン、空間コーディネート、講師、司会、ペットシッター、ライターなど、
六つの職業を持つ方の事例が紹介されています。
複数の役割を通じて、自分らしい働き方を形にしていく姿に、
私は大きな可能性を感じました。
参照した記事はこちらです。
私は、パラレルワークの究極形として、
この「スーパーフリーランス」というあり方に惹かれています。
インサイドセールス。
キャリア支援。
noteクリエイター。
業務委託。
応援や支援活動。
人と人をつなぐこと。
自分の経験を言葉にして届けること。
複数の領域で価値を出しながら、
自分自身の可能性を広げていく。
そして、その先に
経営が必要になるなら経営をする。
組織をつくる必要があるなら、組織をつくる。
仲間とより大きな価値を届けられるなら、仲間を増やす。
この順番でいいのだと思えるようになりました。
経営者という肩書きのために、今を急ぐ必要はない。
まずは、
自分のBeを磨く。
自分のあり方を整える。
自分のスキルを研磨する。
目の前の人に価値を届ける。
自分ができることを、誰よりも深く、誠実にやる。
その積み重ねの先に
経営者という役割が待っているなら、それを担えばいい。
そう思えるようになった時、少し肩の力が抜けました。
経営とは、人の可能性を信じる仕事である

私は、将来、
多くの仲間と「村」をつくりたいと思っています。
ただ集まるだけのコミュニティではありません。
お互いに高め合う。
挑戦を応援し合う。
失敗しても、また立ち上がれる。
一人ひとりが自分の可能性を信じられる。
そんな場所をつくりたいです。
富も、人間関係も、
結果だけを求めるものではありません。
より高みを目指し、成長し続けることを、
共に目指せる人が増えていく。
そのことに命を燃やせる人生を送りたいです。
その結果として、
物質的な豊かさも、精神的な豊かさも、
後からついてくる。
私はそう信じられるようになりつつあります。
経営とは、売上をつくることだけではない。
経営とは、自分以外の他者の可能性を信じることでもある。
一緒に働く人の未来を信じる。
顧客の課題が解決できる未来を信じる。
社会が少し良くなる未来を信じる。
そして、自分自身もまだ成長できると信じる。
この信じる力がある人こそ、
ビジョンを語る資格があるのだと思います。
私は、ビジョンを語れる人間になりたい

今の私は、まだ経営者ではありません。
まだ道の途中です。
Moneyも、Medalも、Missionも、Messageも、
すべて発展途上です。
しかし、だからこそ思います。
今のうちから、ビジョンを持ちたい。
今のうちから、何のために働くのかを問い続けたい。
今のうちから、自分の心を整えたい。
今のうちから、利他の心で人に向き合える自分でいたい。
ついこないだまでの
経営者になるために頑張る自分ではなく
ビジョンを実現できる自分になるために頑張る。
人の人生に責任を持てる器になるために頑張る。
誰かの可能性に火をつけられる存在になるために頑張る。
その結果として、
経営者という役割を担える日が来たらいい。
今は、そう思っています。
仕事とは、
自分を証明するためだけのものではなく
誰かに何を渡すかを探求する営みです。
経営は、
自分の願望を叶えるだけのものではなく
多くの人の人生を巻き込みながら
より良い未来を実現しようとする行為です。
だから、経営者はビジョンを語るのだと思います。
自分のためだけではない未来を語るために。
共に働く人が、自分の仕事に誇りを持てるようにするために。
顧客が、その会社の存在によって少しでも豊かになれるようにするために。
社会が、少しでも前に進むために。
私はこれからも、
自分づくりに打ち込み自己信頼を強化します。
時には壊れ、時には再構築もするでしょう。
そのたびに、以前の自分を超えていきます。
その経験からまた、学びます。
そして、新たに挑みます。
貢献します。
そして、
私自身の自伝、体験記、技術伝承を、noteに綴っていきます。
いつか、胸を張ってビジョンを語れる人間になるために。
【各種マガジンのご紹介】
これまで10000フォロワーに至るまでにまとめてきた、
各種マガジンのリンクを貼らせていただきます。
キャリアや転職活動、読書感想。
それぞれの自身の体験記、実践知から
毎日綴ってきた自分自身の記録でもありますので、
ぜひ読んでみてください。
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