【禅語タロット・第4回】皇帝×「規矩、行い尽くすべからず」── 正しさは、二割残しておく
こんにちは、りゅうぎんです。
タロットの大アルカナ22枚に、禅の言葉をひとつずつ重ねていくこの連載。前回の第3回では、麦畑のまんなかでくつろぐ「女帝」に、「殻は中から合図があってから」という禅語「啐啄同時」を重ねました。
番号「4」で旅人が出会うのは、その女帝と対をなす一枚──「皇帝(The Emperor)」です。母性のカードの次に、父性のカード。豊かに実らせる人の次に、枠を作って守る人が現れます。
今日は、「決まりごと」と「正しさ」のお話です。それは人を守るのか、それとも縛るのか。
鎧を着たまま、石の椅子に座る人
ウェイト版の「皇帝」の絵柄を、眺めてみてください。

白いひげをたくわえた男性が、堂々と玉座に座っています。前回の女帝の椅子が、ふかふかのクッションだったのを覚えていらっしゃるでしょうか。皇帝の玉座は、硬い石です。しかも四隅には、牡羊(おひつじ)の頭の飾り。牡羊座は、十二星座の先頭を切る、突進力の星座です。
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