志望動機の最後の一文を使い回すと、6月のESは静かに落ちる
結論から書きます。志望動機の本文をどれだけ作り込んでも、結びの一文を全社で使い回した瞬間に、そのESは弱くなります。6月のサマーインターン選考では、ここで差がつきます。本文の前半は会社研究で多少埋められても、最後の一文だけは「この会社に出している理由」がむき出しになるからです。採用担当として読んでいて、手が止まるのはいつも最後の一文です。
6月のあなたは、たぶん同時に何社も書いている
6月中旬はサマーインターンESの締切が重なります。1社ずつじっくり、ではなく、3社も5社も並行して書いている人がほとんどです。そうなると、本文は会社ごとに変えても、結びだけはコピペして社名を差し替える、という手が自然に出てきます。時間がないので当然の動きです。ただ、その「自然な手抜き」が一番読まれる場所に出てしまう、というのがやっかいなところです。
採用担当が最後に目を落とすのが結びの一文
ESを読むとき、採用担当として最後に視線が止まるのが志望動機の締めです。ここで「貴社の成長に貢献したいと考えております」のような、どの会社にも出せる一文が来ると、読後感が一気に薄まります。本文でいい話をしていても、最後が汎用文だと「結局、社名を入れ替えれば他社にも出せる文章だな」と見えてしまう。逆に言えば、最後の一文だけでも固有なら、全体の印象は変わります。
「使い回せる結び」と「その会社にしか出せない結び」の差
分かれ目はシンプルです。社名を別の会社名に差し替えても文章が成立するなら、それは使い回せる結びです。「貴社で成長したい」「貴社の一員として貢献したい」は、どこにでも出せます。一方で、その会社の事業・職種・選考で扱うテーマに触れた一文は、社名を変えると意味が通らなくなります。後者を作れているかどうかが、6月のESの差になります。
コピペで直せる結びの作り方
難しく考えなくて大丈夫です。結びの一文に、次のどれか1つを必ず入れる、と決めるだけで変わります。
その会社の具体的な事業名・サービス名・職種
そのインターンで扱うと書かれているテーマや課題
自分の経験と、その会社の何が噛み合うのかの一言
たとえば「貴社の成長に貢献したい」を、「◯◯(具体的な事業)に、私の△△の経験を持ち込みたい」に書き換える。これだけで、社名を差し替えても成立しない一文になります。
ビフォーアフターで見てみる
before:「以上の理由から、貴社で成長し、貢献したいと強く思い志望いたします。」これは全社に出せます。after:「以上の理由から、◯◯事業の△△という課題に、サークルで取り組んだ□□の経験を重ねたく志望いたします。」固有名詞が2つ入っただけで、他社には出せない一文になりました。本文を全部書き直す必要はありません。最後の一文だけ、この形に直せば十分です。
結びを直す前に、本文側の材料を1つ拾っておく
固有の結びを作るには、本文のどこかに具体的な材料が要ります。会社の事業名でもいいし、インターンの募集ページに書かれたテーマでもいい。ESを書き始める前に、募集要項から固有名詞を1つメモしておくと、結びがぐっと書きやすくなります。逆に材料ゼロのまま結びだけ固有にしようとすると、無理に絞り出した感が出てしまいます。
自分の結びが使い回しに見えていないか、誰かに読んでもらう
自分では固有に書いたつもりでも、読み手には汎用文に見えていることがあります。これは一人では気づきにくい。第三者に結びの一文だけ読んでもらい、「これ、どこの会社のES?」と聞いて、社名が当てられなければ固有に書けている、という確認の仕方が有効です。就活エージェントの面談を使うと、この「結びが他社に出せないか」をES全体と合わせて見てもらえます。キャリセン就活エージェント【27卒】(無料オンライン面談)のような場で、自分の志望動機を声に出して説明してみると、使い回している箇所は自分でも説明に詰まるので分かりやすいです。
1社に時間をかけられない時こそ、結びだけ守る
6月は物理的に全社へ同じ熱量を注げません。それは前提として割り切っていい。だからこそ、削るところと守るところを分けます。本文の細かい言い回しは多少使い回してもいい。けれど結びの一文だけは、社名を変えたら成立しない形にする。ここだけは1社ずつ手で書く。守る範囲を1文に絞れば、何社並行していても回せます。
提出前のチェックは、結びの社名差し替えテスト
提出ボタンを押す前に、1つだけ。結びの一文の社名を、別の志望先の名前に差し替えてみてください。それで文章が成立してしまったら、まだ使い回しの結びです。成立しなくなったら、その会社にしか出せない一文になっています。最終確認を一人でやり切る自信がなければ、キャリセン就活エージェント【27卒】(27卒向け・無料相談)で結びを含めたES全体を一度見てもらうのも手です。複数社を並行している時期は、客観の目を一度入れておくと安心して提出に進めます。
まとめ
志望動機は、本文より最後の一文に本音が出ます。6月の同時提出ラッシュで結びを使い回せば、本文がよくても静かに埋もれます。逆に、結びだけでも社名を変えたら成立しない形にすれば、忙しい中でも印象は残せます。いま手元で書きかけているES、その結びの一文は、社名を差し替えても成立してしまっていませんか。
あわせて読みたい

いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップは家族旅行費に使わせていただきます!