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親がデイサービスに行きたがらない|「無理に行かせる」以外にできる家族の工夫


この記事で分かること(約6分で読めます)

  • 親が「行きたくない」と言う裏にある、よくある3つの理由

  • 理由に合わせて試せる、声かけ・工夫のヒント

  • それでも変わらないときに、ケアマネジャーに相談できること

  • デイサービスは「本人のため」だけでなく「介護する家族の休息」でもあるという視点


こんな方に読んでほしい

親にデイサービスを勧めた、あるいはすでに利用を始めたけれど、本人が「行きたくない」と言う——そんな状況にあるご家族へ向けて書いています。

「せっかく契約したのに」「本人のためを思って勧めたのに」という気持ちと、「無理に行かせるのも違う気がする」という迷い。両方を抱えている方に、無理強い以外の選択肢を知っていただけたらと思います。

⚠️ サービスの種類そのものや選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています → 【16本目】在宅で使える介護サービス一覧。本記事では「すでに利用を勧めた・始めたけれど本人が行きたがらない」場面に絞ってお伝えします。



① 「行きたくない」の裏にあるもの

デイサービスを嫌がる理由は人によってさまざまですが、現場でよく聞かれるのは次のようなものです(出典:LIFULL介護「デイサービスを拒否する母を楽しく通わせる5つのポイント」、セコム「デイサービスに行きたくない、そんなときどうする?」、2026-07-17取得)。

  • 新しい環境・知らない人への、とまどいや緊張

  • 「まだ自分は大丈夫」というプライド、"年寄り扱い"への抵抗

  • なぜ行く必要があるのか、うまく理解できない不安(認知機能の変化がある場合)

これらは、わがままや意地悪から出ている言葉ではなく、本人なりの理由があっての「行きたくない」であることが多いと言われています。まずは「困った」と決めつける前に、どの理由が近いか、少し立ち止まって考えてみることが工夫の第一歩になります。

⚠️ 理由は複合していることも多く、日によって変わることもあります。ここでの分類はあくまで一般的な傾向です。


② 理由に合わせて試せる、声かけ・工夫のヒント

理由がなんとなく見えてきたら、それに合わせた関わり方を試してみると、変化が生まれることがあります。

  • 新しい環境が不安な場合:いきなり長時間の利用ではなく、見学や体験から始める、同じ曜日・同じ担当者に固定してもらうなど、「慣れる時間」を意識してみる。

  • プライドが理由になっている場合:「デイサービスに行く」ではなく「みんなのお手伝いをしに行く」「先生(看護師・リハビリ職)に会いに行く」など、伝え方を変えてみる。家族から何度も説得するより、医師やケアマネジャーなど第三者からの一言の方が届きやすいこともあります(出典:LIFULL介護、前掲、2026-07-17取得)。

  • 理解が難しくて不安な場合:説明は一度にたくさんせず、シンプルな言葉で。声をかけるタイミングを、本人の機嫌がいい時間帯に変えてみるのも一つの方法です。

⚠️ どの工夫も「必ず効果がある」というものではありません。合う・合わないには個人差があります。うまくいかない日があっても、それは家族の関わり方が間違っているという意味ではありません。


③ それでも変わらないときは、ケアマネジャーに相談を

工夫を試しても本人の拒否感が変わらない、あるいは行きしぶりが続く——そんな時は、遠慮せずケアマネジャーに相談してください。

ケアマネジャーは、本人がどんな言葉で嫌がっているか具体的な様子を聞いた上で、次のような対応を一緒に考えることができます(出典:LIFULL介護「デイサービスを拒否する母を楽しく通わせる5つのポイント」、2026-07-17取得)。

  • 本人の性格やこれまでの生活歴に合いそうな、別の事業所への切り替え

  • 利用日・時間帯の見直し(軽微な変更であれば手続きは簡素です)

  • スタッフへの対応の工夫の申し送り

こうした相談やケアプランの見直しは、居宅介護支援費として全額が介護保険の給付対象となっており、利用者の自己負担はありません(出典:介護サービス情報公表システム「サービスにかかる利用料」、厚生労働省、2026-07-17取得)。「相談したらお金がかかるのでは」と遠慮する必要はありません。

※ なお、ケアプラン作成への利用者負担の導入は国の審議会で議論が続いており、将来変わる可能性があります(2026-07-17時点では自己負担なし。最新の情報はお住まいの市区町村の窓口でご確認ください)。

⚠️ 事業所の変更や大きな見直しには一定の手続きが必要な場合があります。まずは担当のケアマネジャーに率直に状況を伝えることから始めてください。


④ 「休んでもらう」だけじゃない ── デイは介護者のためでもある

デイサービスを勧める時、つい「本人のため」だけを考えてしまいがちですが、デイサービスの時間は、介護している家族が一息つける時間でもあります

「行きたがらないなら無理に行かせなくていいのでは」と思う一方で、その時間が家族の休息や、他の用事・仕事のために欠かせないものになっているケースも少なくありません。それ自体は、決して後ろめたいことではありません。介護を続けていくためには、介護する側が倒れないことも同じくらい大切だからです(→ 【13本目】もあわせてご参考に)。

また、認知症による興奮や混乱(BPSD)が行きしぶりの背景にある場合は、対応の工夫がやや異なることもあります(→ 【20本目】も参考にしてください)。


まとめ:「行かせる」か「行かせない」かの二択ではない

親がデイサービスに行きたがらない時、選択肢は「無理に行かせる」か「あきらめる」かの二択ではありません。

  • 行きたくない理由には、新しい環境への不安・プライド・理解の難しさなど、いくつかの傾向がある

  • 理由に合わせて、声かけのタイミングや伝え方を変える工夫を試せる

  • 工夫しても変わらない時は、ケアマネジャーへの相談は無料。事業所や時間帯の見直しという選択肢もある

  • デイサービスの時間は、本人のためだけでなく、介護する家族の休息の時間でもある

うまくいかない日があっても、それはご家族の努力が足りないからではありません。一人で抱え込まず、ケアマネジャーという相談先があることを、どうか忘れないでください。


🔗 「結」の介護シリーズ ── あわせて読みたい記事

サービスの種類や選び方から知りたい方は【16本目】、行きしぶりの背景に認知症の症状がありそうな方は【20本目】もあわせてどうぞ。


✍ この記事について(プロフィール)

結(ゆい) ── 人の喜びを、永く。

文・監修:結の音(ゆいのね)/現役の主任介護支援専門員

  • 保有資格:主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)

  • 実務年数:介護支援専門員として実務13年

  • 勤務先:居宅介護支援事業所(関西圏)

    • ※ 地域は「関西圏」、勤務先は「居宅介護支援事業所」までの表記に留めています(所在地・勤務先名・利用者の情報は記載しません)。

  • 専門分野:在宅介護の入口支援(介護がはじまったばかりのご家族が、最初の一歩を踏み出すお手伝い)

本記事は、AIの下書きをもとに現役の主任介護支援専門員が確認・加筆しています。


⚠️ 免責について

  • 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の事情に対する助言(医学的・介護計画上の個別助言)ではありません。

  • 声かけ・工夫の効果には個人差があります。効果を保証するものではありません。

  • 制度・手続きに関する記述は2026-07-17時点の一般的な情報にもとづいています。最新の内容は、担当のケアマネジャーまたは市区町村の介護保険窓口にご確認ください。

  • 本記事の情報を用いた行動の結果について、執筆者は責任を負いかねます。


📚 出典・参照(裏取り)

本記事の内容は、以下を参照して確認しました(2026-07-17取得)。個々の状況については、必ず担当のケアマネジャーにご確認ください。

※ 個別の対応方法・事業所変更の可否は、状況によって異なります。必ず担当のケアマネジャーにご相談ください。


📮 お問い合わせについて

  • 個別のご相談はお受けできません。 お一人おひとりの状況に応じた対応は、担当のケアマネジャーにご相談ください。

  • いただいたお声への返信は不定期となります。あらかじめご了承ください。

#介護 #親の介護 #在宅介護 #デイサービス #通所介護

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