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【書道断片】心静楽長年

心静楽長年
こころしずかなればたのしみとしながし

心を静かに保つことができれば、日々の楽しみは深まり、穏やかで長い人生を送ることができる。
ここでいう「心静」とは、物音のない場所に身を置くことだけではない。
欲望や怒り、不安、執着などに振り回されず、起こった出来事をありのままに受け止める心の状態を指す。
また、「楽長年」の「楽」は、一時的な快楽ではなく、足ることを知る者が感じる静かな喜びである。
「長年」は単に寿命が延びるという意味に限らず、充実した時間が長く感じられることをも表している。
人の心は、過去への後悔や未来への心配によって絶えず揺れ動く。
しかし、呼吸を整え、今この瞬間に意識を向ければ、心には少しずつ静けさが戻ってくる。
境遇そのものをすぐに変えることは難しくても、それを受け止める心の持ち方は変えられるのである。
忙しく刺激の多い現代において、この言葉は、幸福を外側に求め続けるのではなく、自らの内にある平安に気づくことの大切さを教えている。 心
の静けさこそが、毎日を味わい深くし、健やかな人生を支える源なのである。

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