発達検査(WISCなど)を受けるべきか迷ったときのチェックポイント
「発達検査を受けたほうがいいのか、様子を見ていいのか」
これは、保護者の方から本当によく聞かれる質問です。
検査を受けることに、まだ少し抵抗を感じる方も多いと思います。「診断がついてしまうのが怖い」「レッテルを貼られたくない」というお気持ちも、よくわかります。
ただ、検査は"診断を確定させるための道具"というより、"その子に合った関わり方を見つけるための道具"です。
迷っているときの判断材料として、いくつかチェックポイントを挙げてみます。
1. 「できないこと」に、極端な差があるか
年齢相応にできることと、極端に苦手なことの差が大きい場合は、一つの目安になります。
たとえば、会話は年齢相応にできるのに、数の概念だけ極端に難しい。運動は得意なのに、文字を書くことだけ強い抵抗がある。こうした"凸凹"がある場合、検査によって、その差がどこにあるのかを具体的に把握できます。
2. 家庭・園・学校など、複数の場所で同じような困りごとが出ているか
家だけで見られる姿は、その場面特有の事情(疲れ、甘え、環境の変化など)であることも多いです。
でも、家でも、幼稚園や学校でも、塾でも、同じような困りごとが繰り返し見られる場合は、その子自身の特性が背景にある可能性が高くなります。
3. 本人が「できない自分」を責めるようになっているか
一番大事にしてほしいポイントです。
「自分はダメだ」「みんなはできるのに自分だけできない」と、子ども自身が自分を責める言葉を口にするようになっていたら、それは検査を検討するサインの一つです。
理由がわからないまま「頑張ってもできない」を繰り返すことは、子どもの自己肯定感を大きく削っていきます。
4. 今のやり方を、これ以上変えようがないと感じているか
声かけを変えてみた、環境を整えてみた、いろいろな工夫を試した。それでも変化が見えづらいとき、検査を受けることで、これまで見えていなかった特性がわかり、次の一手が見つかることがあります。
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検査を受けたからといって、必ず診断名がつくわけではありません。
また、診断名がつくこと自体は、ゴールでもゴールの否定でもありません。
大事なのは、検査を通して「この子には、こういう関わり方が合っている」という具体的な手がかりを得ることです。
様子を見ることも、検査を受けることも、どちらもその子を思ってこその選択です。迷ったときは、一人で抱え込まず、園や学校、専門機関に相談しながら決めていくことをおすすめします。
「受けてよかった」「まだ迷っている」どちらでも大丈夫です。一言だけでもコメントいただけると嬉しいです。
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