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真の日本代表が挑む初の公式戦 〜ここから始まる日本バスケの新章〜

あの日から、2年。

2024年、パリの地で日本バスケの歴史を背負って戦った八村塁と河村勇輝が、再び同じコートに立ちました。

しかも今回は、ただの強化試合ではない。

来年のワールドカップ出場権を懸けた、FIBAワールドカップ2027アジア地区予選。

舞台は敵地サウジアラビア。

日本にとって、絶対に落とすわけにはいかない一戦でした。


直前の韓国との強化試合で、NBAという世界最高峰の舞台で戦う2人が別格の存在感を醸し出していたことは事実。

「八村と河村が揃えば、日本はどこまで強くなれるのか」

その答えを、公式戦の舞台で確かめることができる。

2人が加わり、いよいよ「真の日本代表」とも呼べるチームの船出がこの試合から始まったのです。

こんなの誰でもできる芸当じゃない!

11分の出場で14得点を挙げた富永選手。

この日は第1Q、まずは速攻の場面で見せ場をつくります。

自陣でボールを受けたたくみん(齋藤選手)が前線へフィード。

放たれたロングパスはピンポイントの軌道を描く。

富永選手はそのボールを空中でキャッチし、着地を待つことなく、そのままシュートへ。

空中でボールを受け、そのまま得点まで持っていくアクロバティックな得点。

一瞬の判断と技術が生んだプレー。

中々出来る芸当ではないです。


この日は十八番のステップバックスリーを2本ヒット。

トミーのステップバックスリーは本当にキレイでした。

シュートモーションに入るまでの一連の流れ。

芸術的なボールの軌道。

無音でリングを通過してそうなボール。

全てがホレボレするほどでした!


第3Q最後に魅せた痺れるステップバックジャンパー

ジャンプシュートでスリーポイントを軽々と沈めてしまう佐々木選手。

彼のスリーポイントのジャンプはなんというか、

ビヨーーーーンと伸びがある感じ

強靭で安定した下半身から繰り出されるジャンパーはかなりの高確率でリングを射抜きます。

この日も2本スリーをジャンパーで沈めてみせました。

ジャンパーでスリーを決めるって相当な難易度。

しかも、ただ高く跳んでいるだけではなく、空中で身体がまったくブレない。

あの安定感があるからこそ、どんな場面でも迷いなくシュートを放てるんですよね。

佐々木選手の凄まじい身体能力と技術が詰まったスリーポイントです!




スリーポイントも凄かったのですが、個人的に好きなのが↓このステップバックミドルレンジジャンパー。


DFはほぼベッタリでスペースなんてほとんどない。

それでも佐々木選手は、ほんの一瞬だけ間をつくる。

そして、その僅かな隙を逃さずステップバックからジャンパーを放ち、しっかりと沈めてみせました。

これが本当に凄い。

終了間際、時間もプレッシャーもある中であのタイトな守備から自分でシュートまで持っていく。

スリーのような派手な数字のほうが目立つのはもちろんですが、個人的には、こういう「簡単ではないショット」を決め切る姿にこそ惹かれます

2大スターが加わっても薄れない存在感

河村さん、八村さんのNBA組が加わったことで過重労働問題が解消されたホーキンソンさん。

個人的に一番刺さったのが、後方から全速力で走ってきて、そのまま叩き込んだ↓このダンク。


あのサイズの選手があそこまでコートを駆け上がるのは本当に素晴らしい!

おそらく相手インサイドとのサイズ差を見て、真正面からの勝負だけではなく、「速さ」と「機動力」で勝負していたんだと思います。

そして、それが見事にハマっていた。

全速力で駆け上がるホーキンソン選手に、相手はまったく追いつけない。


さらに外へせり出してのスリーにも対応できない。

中にいても怖い。

外に出ても怖い。

走らせても怖い。

こうなると、相手からすれば本当に守りづらい存在です。


河村さん、八村さんという大きな存在感を放つ選手がいる中でも、決してその影に隠れることはなかった

日本代表の2大スターが揃っていても、ホーキンソンさんにはホーキンソンさんにしかできない仕事がある。

この存在感、めちゃくちゃ頼もしいです。

速攻で貢献!いいぞおでんくん!

ここ1〜2年、日本代表で存在感を出しているのがおでんくん(西田選手)。

おでんくんのペイントタッチは数々のチャンスをもたらし、日本代表の有効なオフェンスの手段となっております。

個人的にめちゃくちゃ好きなのが、速攻の場面でしっかり走っているところ。

ボールを持ってから何かをするのではなく、その前からすでに勝負が始まっている。

この日も速攻の場面でスッと前線へ走り出し、相手の裏を突く。

その動きに相手が一瞬遅れた瞬間、もう勝負あり。

フリーのスペースに入り込み、イージーバスケットにつなげて簡単に得点してみせました。


この日はスリーポイントを2本成功。

個人的にたまらないのが、コンパクトに放つサウスポーのスリー↓。


余計な力みがなく、シュートモーションにスッと入ってコンパクトに振り抜く。

そして、そのままリングへ吸い込まれていく。

あの一連の動き、本当にキレイなんですよね。

「入るべくして入った」と思わせるような美しさ。

数字としては2本ですが、何度でも見たくなるシュートでした。


6分の出場でも爆発力の片鱗をみせる!

4人のポイントガード陣の中では、一番最後の出場となった富樫さん。

富第4Qに待望の登場!

ずっとベンチで身体が暖まってないかなと思ったけど、、、

そんなの関係なかった!

入って早々何事もなかったかのようにディープスリーを決めてみせました!


富樫さんがコートに入ってから、チームのオフェンスは明らかにもう一段階、滑らかになったように感じました。

ボールが止まらない。

誰か一人が長くボールを持つのではなく、富樫さんを起点に次々とパスがつながっていく。

そのテンポの良さが、周囲の選手の動きまで引き出していたように思います。

富樫さん自身が派手なプレーをし続けるわけではありません。

それでも、次にどこへボールを動かせばチャンスが生まれるのかを常に考え、一瞬の判断で最適な選択をしていく。

数字には表れにくいかもしれませんが、富樫さんが日本代表にもたらす価値を改めて感じさせられました。

ゲームクロージングを任されたという事実からも、まだまだ富樫勇樹の力が必要だということでしょう。


極上の1on1スキル!ジョーダンを彷彿とさせる

試合開始直後からエンジン全開だったのが八村さん。

ホーキンソンさんのパスをフリースローライン付近で受け取り、迷うことなくミドルレンジジャンパー。

得意のミドルでいきなり先制パンチを食らわすことに成功します。

いや~、それにしてもこの位置からのショットは本当に堅い!


その後もあれよあれよと次々とシュートを決めていき、、、

前半だけで18得点をゲット!

しかも、前半のフィールドゴールは100%!

まるで一人だけシューティング練習をしているかのよう。

ワールドカップの予選という公式戦、しかもサウジアラビアというアウェーですよ、八村さん!

これぞNBAという格の違いを見せつけられます!


後半既に勝負が決まってからも日本は手を緩めることはありませんでした。


そして、この日一番の八村さんのハイライトがこのショット↓。

シュートフェイク、ジャブステップ、アウトサイドレッグスルーでの急ストップ。

派手な技を使っているわけではありませんが、相手を簡単に料理するかのような極上の1on1スキル。

その姿にマイケル・ジョーダンを重ね合わせてしまいました

相手の重心を見て、ほんのわずかなズレを見逃さず、その瞬間に勝負を決める。

そこにあったのは、身体能力だけでは説明できない「間」を創り出すスキルでした。


一歩ずつ前へ。世界の強豪たちへ近づいていく

パリ五輪から2年。

あの場所で悔しさを味わった2人が、再び日の丸を背負って同じコートに立ちました。

あの日から止まっていた時計が、ようやく動き始めたような気がしました。

今回のサウジアラビア戦は、日本代表にとって単なる予選の1勝ではありません。

「八村塁と河村勇輝が揃った日本代表は、どこまで行けるのか」

その問いに対する、最初の答えだったのだと思います。


そして、まだ始まったばかりです。

この先、もっと苦しい試合もあるでしょう。

NBAのシーズンが始まれば、彼らの代表参加は間違いなく期待できないことでしょう。


しかし、先日の韓国戦このサウジアラビア戦で威力を発揮したダブルガード。

この布陣は今後日本が世界で戦うための武器になっていくことは間違いないでしょう。

河村さんがいないのなら尚更。

世界を相手にしたとき、日本はどうしてもサイズやフィジカルで上回られる場面があります。

だからこそ、速さ、判断力、ボールハンドリング、そして5人全員でボールを動かすバスケットが必要になる。

ダブルガードは、その可能性を大きく広げてくれるはずです。


パリで悔しい思いをした日本代表が、また一歩ずつ前へ進み始めています。

この先、どこまで行けるのか。

その答えを見届ける時間が、今から楽しみで仕方ありません。

日本バスケの新しい物語は、まだ始まったばかりなのです。


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hiro.s@flight log 最後まで読んで頂きありがとうございます!創作の励みになります! これからも継続して投稿していくのでどうぞよろしくお願い致します!