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寝かしつけさえも愛おしい、復職後の育児

子育てで嫌いなことのひとつが寝かしつけだった。

眠いなら目をつぶって寝ればいいのに、顔を真っ赤にして眠たいんだと必死に泣く赤ちゃん。夜な夜な抱っこし続けながら、この不毛な時間はいったいいつになったら終わるのだろうと、意識をはるか彼方に飛ばしていた。

結局、3歳になった今も寝かしつけは続く。

それでも子どもに会えない日が続くと、そんな不毛な寝かしつけさえも、愛おしいのだ。

目標は、子が起きているうちに仕事から帰ること

転職して復職して2週間。

子どもが寝る前に帰ってこようと、最近は20時前に家に帰れるようになった。帰ったら子どもはご飯もお風呂も終わって、ホカホカのパジャマ姿だ。夕方の大変な戦場をひとりで華麗にまわす夫に感謝の念を唱えながら、わたしは台所で立ったままおにぎりをかじる。

ありがたい。

でもそれは、起きてる子供と過ごせる時間があと30分もないということだ。

夫は上の子の出産時も下の子出産時も育休をとった。家事育児は完璧にできる。今も下の子が保育園に落ちたので、育休を延長し一人で1歳を自宅保育してくれている。夫の育休は累計で2年になる予定だ。

家に帰れない昭和のお父さんの気持ちはこれか

台所でおにぎりを食べていると、リビングにいた1歳が歩いてきた。

えっ!きみ、そんなに長いきょりを歩けたの!?

ついこの間まではよたよたよた、と5歩くらい歩いてしりもちをついていたのに。夫に言うと「そうなんだよね。最近上手に歩けるんだよねー」と落ち着いた返答。なんだか子どもの成長に驚く昭和なお父さんの気持ちを味わった。

子どもの成長を見逃すって、こういうのの繰り返しなのかな。

名残惜しい寝かしつけ

8時半には寝る準備をはじめる。

お片づけをして、歯磨きをして、寝る前のトイレとおむつ替えをして。暗い寝室で3歳と寝る前のおしゃべりをする。1歳はわたしのお腹や足の上に頭をごんごん打ち付け、ベストポジションを探している。そうしてしばらくすると二人とも少しずつ静かになる。

ちょっと前はこの時間が心底きらいだった。

  • 暗い中で静かにじっとしていること

  • 1歳がごんごん頭を打ち付け、骨が痛いこと

  • 3歳が落ち着くためにわたしの素肌をつねりたがること

生産的なことがなにもできず、物理的に痛いという苦痛に耐えなければいけない。

毎日のこの時間が心底苦痛だった。

子どもと過ごす時間が貴重になると、途端に愛おしさが増す

復職してよかったことのひとつは、子どもと過ごす時間の幸福度が上がったことだ。

苦痛でしょうがなかった寝かしつけも、子どもの存在を味わう時間になった。頭をごんごん打ち付けられるのも、つねられるのも、それくらいしか子どもとの関わりがないときは、それすらもうれしいもの。

1歳のまだ柔らかい足の裏をさわりながら、もうこの足も大地を踏みしめ固くなるのか、と思いをはせ。

3歳の短くなったパジャマを見ながら、いつのまにかこんなにすらっと足が伸びたのかと驚き。

大嫌いだった寝かしつけが好きになるくらい、子どもとの時間に飢えている。



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メラミン|1歳3歳の母 こんなところまでお読みいただきありがとうございます! なにか心が動きましたら、チップでお知らせいただけるととってもうれしいです。