お母さん、もうお仕事行かないで
子どもになんと言われても仕事を優先すると思ってた。
そんな思い込みは、悲しい顔で3歳の息子が「お母さん、もうお仕事行かないで」と言うのを聞いて、たやすく吹き飛んだ。子どもと一緒に過ごしたい。せめて早く帰ってくるようにしたい。
おもしろい仕事がしたいと育休中に転職したのに、いまいちアクセルが踏めない、そんな毎日だ。
復職して2ヶ月、でもまだ慣れない
復職直後は突然の変化で情緒不安定になっていた3歳。
2ヶ月がたち、わたしも時間を調整しながら働くようになった。週の半分以上は定時前に仕事を切り上げている。夫が育休中のわが家は朝は子どもたちを夫に任せて早く家を出るかわりに、夕方は早く帰る。できる限り子どもたちと長く夕方を一緒に過ごすためだ。
3歳になってもわたしの膝の上でごはんを食べたがる甘えっ子の上の子。お兄ちゃんのまねはなんでもしたいお年ごろの下の子。毎日の少しずつの成長を感じられて、いいペースが作れていると思っていた。
ある日会食で帰宅が遅くなった。
久しぶりに子どもが寝静まってから家についた。次の朝、目が覚めてわたしをみた3歳の第一声は
「お母さん、もうお仕事いかないで」
だった。胸が痛んだ。
仕事をセーブしてペースがつかめていると思ってた。子どもも慣れてきてると思ってた。でも全然そんなことはなくて、子どもたちが我慢してるだけなのかもなぁ、なんて。
仕事もそろそろアクセル入れようかなぁなんて思ってたのが吹っ飛んだ。
こうやって正直にさみしい気持ちを表現して「行かないで」と言ってくれるうちに、ちゃんと時間を作ってあげたい。まだまだ会食も厳選したい。出張も行かなくても良さそうなのは気配を消してスルーしたい。
今日はまた会食だった。
「お母さん今日は帰り遅くなるよ」と夫が言っても3歳は待ってると言って遅くまで起きていたらしい。ついに眠気に負けて寝たらしい子をみて時間の使い方を考える。
おもしろい仕事を求めて転職したのに、という気持ちは消えない。
いつも通り平和に眠る子どもたちを見ながら、働き方に悩む。
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