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カズモンのカラーブロックが、モンスターになりました! 〜遊びながら数の仕組みを学べるカードを無料配布〜

はじめに ── ただの塗り分けだったはずが

はじまりは、素因数分解のドリルを作っていたときのことでした。

2を赤、3を青、5を黄、7を緑。そんなふうに素因数を色で塗り分けてみたら、数がそれぞれ違う「見た目」を持ちはじめたのです。12と18は形が似ているけど、少し違う顔をしている。16と81は、色は違うのに同じ形をしている。素数はどこまでいっても、ひとつの色のままそこに立っている。

計算の答えとしてではなく、姿かたちを持ったものとして数が見えた瞬間でした。

◆ カズモンの誕生

そこから生まれたのが「カズモン」です。数を色のブロックで表す、という、ただそれだけの思いつきでした。

◆ カズモン九九の紹介

そして、ブロックはモンスターになった

けれど、色のブロックを並べているうちに、だんだん我慢できなくなってきました。

このブロックたち、顔があったほうがいいのではないか、と。

素因数は、その数を作っている「血すじ」のようなものです。だとすれば、同じ素因数を持つ数どうしは仲間だし、素数は、自分は誰の子でもないのに、一族の始祖になるという特別な存在になる。数の世界には、もともと家系図があったのです。

そう考えはじめたら止まらなくなり、気がつけば 38体のキャラクター が出来上がっていました。

  • 火の一族(2)/水の一族(3)/光の一族(5)/植物の一族(7)

  • 素因数の構成によって決まる、体の色の配分

  • 角、三角、耳飾り、虹色の尻尾といった「印」

  • 胸に埋め込まれた宝石ブロックの並び ── これがそのまま素因数分解になっています

  • 素数か合成数かで変わる目の表情

  • そして、数が大きくなるほど歳を重ねていく姿

デザインはすべて、見ればその数の成り立ちが分かるように設計されています。かわいく描いたのではなく、正確に描いたら結果としてかわいくなった、という順番です。

さらに、数の世界の外側にいる特別な存在として、レイマ(0)イチガミ(1)、そして ニコニコ大魔王(100) がいます。この三体については、また改めて書きたいと思っています。

カズモンカードができました

そして今回、この38体を カードにしました

一枚一枚に、キャラクターと、その数の素因数分解の構造がそのまま描かれています。カードを並べる。重ねる。合体させる。それだけで、素因数分解の練習が「作業」ではなく「遊び」になります。

たとえば、こんな遊び方ができます。

  • 合体バトル:2枚のカードを出し合って、かけ算した数の大きいほうが勝ち

  • 神経衰弱:同じ一族のカードを探す

  • 家系さがし:あるカードの「親」にあたるカードを見つける

  • ならべっこ:小さい順に並べて、色の変化を眺める

ルールは決まっていません。むしろ、お子さんが勝手にルールを作りはじめたら大成功だと思っています。

ちなみに、トランプに準じた遊び方を下記のリンク先の記事で紹介しています。

◆ カラーブロックだけのカズモン・カード

👉 カズモンカードは、無料でダウンロード していただけます。

家庭用プリンターで印刷して、厚紙に貼るなり、ラミネートするなりして遊んでみてください(文房具店で販売されている名刺カードに印刷するのがおすすめです)。印刷時の設定については、記事の最後に注意点をまとめています。

🟥 カズモン・カード(数字ありバージョン)

🟦 カズモン・カード(数字なしバージョン)

「勉強させよう」と思わなくて大丈夫です。むしろ、思わないほうがうまくいきます。トランプやかるたと同じ棚に置いておいて、気が向いたときに引っぱり出す。それくらいの距離感がちょうどいいと思っています。

「数と戯れる」という時間について

私はずっと、算数や数学がつまらなくなる原因は、数と遊んだ時間が足りないことにあると考えてきました。

九九を暗唱する前に、数を眺めた時間があったか。公式を覚える前に、数をいじって面白がった時間があったか。その土台があるかないかで、その後の何年間かがまったく変わってしまう。

カズモンは、その「遊んだ時間」を作るための道具です。素因数分解を早く覚えさせるためのものではありません。48ってこんな形なんだ素数って一人ぼっちなんだな、そういう感触が体に残ってくれれば、それで十分です。

そしてその感触は、何年か後、中学校で文字式や因数分解に出会ったときに、たぶん静かに効いてきます。

これまでのカズモン関連記事

カズモンについては、これまでにもいろいろと書いてきました。あわせて読んでいただけたら嬉しいです。

◆ 遊べるアプリ(手っ取り早く算数の力をつけたい方はこちらがおすすめ!)

◆ 学校でかけ算を習う前に、ぜひ!

おわりに

色のブロックが、モンスターになりました。

次は、このモンスターたちが、どなたかの食卓やリビングの床の上で、勝手に動きはじめてくれることを願っています。

もし遊んでくださったら、ぜひ感想を聞かせてください。「うちの子はこんなルールを作りました」という報告が、いちばんの励みになります。


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