私を構成する音楽 : vol.04 藤井風 #129
「 私を構成する音楽 」シリーズ第4弾。
今回取り上げるのは、日本の音楽シーンに新しい風を吹き込んだアーティスト、" 藤井風 "です。
ピアノ、ソウル、ポップス、そして岡山弁。
一見すると交わらない要素を、驚くほど自然に融合させる稀有な存在。
紅白にも2021年に初出場し、合計3度出場をして唯一無二の演奏を披露しています。
藤井風の音楽には、聴く人の心を軽くし惹きつける不思議な力があるのです。
①衝撃の出会い:「 な 」で心を掴まれた瞬間
私が彼を知ったのは、音楽好きにはおなじみのテレビ番組
EIGHT-JAM(旧:関ジャム 完全燃SHOW)でした。
その年に注目すべきアーティストを音楽プロデューサーやクリエイターが紹介する企画で、複数の業界人がそろって2020年の当時、名前を挙げていたのが藤井風でした。
「 そんなに評価されている人なら聴いてみたい 」
そう思って初めてYouTubeで再生したのが、デビュー曲
「 何なんw 」
流れるピアノのイントロ。
その時点で、すでに普通のJ-POPとは違う空気が漂っています。
そして歌い出し。
「 な 」
たった一文字。
それなのに、強烈に耳に残る。
岡山弁の「 なんなん?」をそのまま歌詞にするという大胆さ。
洗練されたR&Bのようなトラックに、どこか人懐っこい言葉が乗る。
そのギャップに、私は一瞬で引き込まれました。
ギターのリズムが軽やかに刻まれ、曲は心地よく転がっていく。
気づけば体が自然にリズムを刻んでいる。
さらにMVの映像もスタイリッシュで、カメラワークもおしゃれ。
「 何度見ても飽きない 」という言葉がぴったりの作品です。
②岡山で育った音楽少年

藤井風は岡山県出身。
4人兄弟の末っ子として育ちました。
彼の音楽の原点には、家庭環境がありました。
両親が喫茶店を営んでおり、店内ではジャズ、クラシック、ポップスなど、ジャンルを問わず様々な音楽が流れていたそうです。
その環境の中で、幼い頃から自然と音楽に触れて育ってきたと言われています。
つまり彼にとって音楽は「 勉強するもの 」ではなく、
空気のように身近な存在だったのかもしれません。
③YouTubeから始まった世界への道

学生時代、藤井風はYouTubeで動画投稿を始めます。
ピアノ一台。
そして自分の歌声。
そのシンプルなスタイルで、国内外の名曲をカバーしていきました。
投稿された動画は約30〜40本ほどとされています。
しかし、その一本一本に強烈な個性がそこにはありました。
ただ上手いだけではない。
「 藤井風の音楽だ 」と分かる色があったのです。
この動画たちが口コミで広まり、
やがて音楽業界の目に留まることになります。
④世界に広がった一曲

藤井風の名前が世界的に知られるきっかけの一つが
” 死ぬのがいいわ ”です。
この曲は海外のSNSや動画サイトで広まり、
多くの国でバイラルヒットを記録しました。
日本語の楽曲でありながら、国境を越えて支持された理由はシンプルです。
「 言葉を超えて伝わる音楽であったから 」
ソウルミュージックの要素を感じさせるメロディ。
感情を揺らす歌声。
そして普遍的なテーマ。
音楽が持つ本来の力を、改めて証明した一曲と言えるでしょう。
⑤私の一番好きな曲:青春病
藤井風の楽曲の中でも私が特に好きなのが
「 青春病 」です。
タイトルを見るだけで、少し胸がざわつくような感覚があります。
青春は楽しいだけではない。
恥ずかしさや痛みも混ざっている。
そんな感情を、藤井風の歌声は優しく包み込んでくれるように感じます。
特に好きなのがMVの後半。
風さんを含めた7人が横一列に並び
リズムに乗りながらみんなで踊るシーン。
あの自由で解放された空気感に私は青春を感じ、本当に心地よいです。
画面越しにその場面が流れると、
私は決まって同じ踊りを真似してしまいます。
音楽が流れ、身体が自然に動く。
それはきっと、音楽の最も純粋な楽しみ方なのだと私は思います。
⑥岡山弁と世界基準の音楽

藤井風の魅力を一言で表すなら、
「 ローカルとグローバルの共存 」だと思います。
岡山弁という親しみやすさ。
しかし音楽は世界水準。
このバランスが、唯一無二の個性を生んでいます。
派手な自己主張ではなく、自然体のまま世界へ広がっていく。
まるで名前の通り、
風のように自由なアーティストです。
おわりに
何気ない日常の中で、ふと音楽を聴く。
それだけで気分が軽くなる日があります。
藤井風の音楽には、
そんな「 日常を明るくハッピーにしてくれる力 」があります。
今日もまた、藤井風の曲を聴きながら思うのです。
いつの日か粉になって散るだけなら
「 今日を楽しく生きよう!」と。
本日もご拝読いただき、ありがとうございます。
・藤井風 official site
https://fujiikaze.com/
・藤井風 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCNIy6zQyP7SuLEIaiwymfUA
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