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🌸体内の栄養不足!自閉スペクトラム症の異食症と血液検査の意外な関係 | ASD | 大人のASD | 自閉症スペクトラム | 自閉スペクトラム症 | 自閉症 | アスペルガー | 発達特性 |

こんにちは、春乃ひかりです。

「子どもがノートの紙をちぎって食べたり、お布団のシーツや衣服の袖を噛みちぎって飲み込もうとしたりするのをやめさせられない」

「どれだけ怒っても口に入れるのをやめないのは、しつけが足りないから? それともただの悪い癖?」

自閉スペクトラム症(ASD)特性を持つお子さんを育てる中で、このように食べ物以外のものを口にする行動に悩み、
子どもの口元を見張る生活に

疲れる親御さんは多いと思います。

誤飲による中毒や窒息の危険も頭をよぎり、一生治らないのだろうかと心配になりますよね。

恥ずかしながら、私も小1、2年生の頃、
氷やノートの紙をちぎって食べていました。

黒鉛筆の鉛は毒だと聞いていたので代わりに赤鉛筆の芯をボリボリ噛んだ事もあります。(飲み込みはしませんでしたが)
紙や鉛筆の芯が美味しくて食べているわけではありません。
手持ち無沙汰だった気がします。
赤い芯を齧った時は、終わりの会か何かをやっていてすごく暇→筆圧が強くて根っこから折れた赤い芯が目に入る→「これを噛んだらドラキュラみたいに口から血が出たように見えるかな?」
という好奇心からやってしまいました。

氷はとにかく噛み砕きたくて仕方ありませんでした。
当時はレストランのお水に入っている氷が大きいサイズなのが普通で、
うまく噛めずに喉に詰まって、窒息しかけた事もあります

次男も自閉が強めでノートの端や、提出する紙の端がよく破れているので
こっそり食べているかも知れません。
長男は一時期氷をよく食べに冷凍庫に行き、主人に怒られていました。

近年の小児発達医学や分子栄養学の知見では、食べ物以外のものを口にする行動は、しつけや単なる癖だけでは説明できない場合があることが分かってきています。

特に、鉄や亜鉛などのミネラル不足が関係しているケースもあることが報告されています。

今回は、自閉症児の異食症の背景として考えられている栄養状態と、医療機関へ相談する重要性についてお話しします。

1. 脳が栄養を求めて非食物を食べさせる異食症(Pica)の生物学的背景

海外の小児科研究では、発達特性を持つ子どもにみられる異食行動は、口腔感覚を求める行動だけではなく、鉄や亜鉛不足などの栄養状態が関係している場合があることが報告されています。

人間を含む多くの動物は、体内の特定のミネラルが不足すると、本能的に土や石などを口にする行動を示すことがあります。

これが臨床的に異食症(Pica)と呼ばれる状態です。

自閉特性のあるお子さんでは、特に次のような栄養状態が関係する可能性があります。

フェリチン(貯蔵鉄)の不足

一般的な貧血検査であるヘモグロビン値が正常でも、体内に蓄えられている鉄(フェリチン)が不足している隠れ鉄欠乏の状態では、異食行動がみられることがあります。

実は私と長男、次男はフェリチン検査を定期的にしていました。
検査は私の地域は子供は医療証で無料、私は1回1000円程度です。
結果3人ともフェリチン不足で特に次男は7という
貯蔵鉄がほぼ無いような状態で、先生がびっくりしていました。

鉄剤を処方してもらいましたが飲み忘れると下がってしまい、
安心する数値に上がるまで3年ほどかかりました。
先生が今の子貝とか食べないし慢性的に鉄不足だとおっしゃっていました。

乳幼児や思春期の脳や身体の発達に関係するので個人的におすすめします。

亜鉛不足

亜鉛は味覚や細胞の働きに重要なミネラルです。

不足すると味覚の変化が起こり、異食症との関連が指摘されています。
もちろん、すべての異食症が栄養不足だけで説明できるわけではありません。

感覚刺激を求める特性や、不安、ストレスなど複数の要因が重なって起きることも少なくありません。

だからこそ、「しつけが悪い」「わがまま」と決めつけず、医学的な視点から原因を探ることが大切です。

2. 偏食の強さが引き起こす栄養不足の悪循環

自閉特性のあるお子さんは、感覚過敏などから強い偏食を抱えていることがあります。

例えば、

・白い食べ物しか食べない

・肉や魚を拒否する

・野菜を一切食べない

といったケースです。

このような偏食が続くと、鉄や亜鉛などの重要な栄養素が不足しやすくなります。

その栄養不足がさらに味覚や食行動へ影響し、偏食や異食を悪化させる悪循環に陥ることがあります。

異食行動が続く場合には、

「口に入れないよう叱る」

ことだけに力を注ぐのではなく、

体内の栄養状態を医療的に確認する

という視点も重要です。

小児科では必要に応じて血液検査を行い、鉄や亜鉛などの不足がないかを確認することがあります。

3. 医療と栄養で体内を整える

異食行動の背景に栄養不足がある場合には、医師の診断のもとで不足している栄養素を補う治療が行われることがあります。

鉄欠乏が確認されれば鉄剤、

亜鉛不足があれば亜鉛製剤など、

医師の指示に従って治療を進めます。

こうした治療によって異食行動が改善するケースも報告されています。

一方で、異食症には感覚特性や発達特性、不安など様々な要因が関係するため、栄養補給だけですべて改善するわけではありません

必要に応じて、小児科や児童精神科、発達外来、作業療法などと連携しながら支援を受けることも大切です。

子どもの困った行動の背景には、本人からのSOSが隠れていることがあります。

叱るだけではなく、その理由を探し、身体と心の両方に目を向けることが支援への第一歩になります。

4. 今日からできる小さな一歩

お子さんの異食行動が続き、毎日口元を見張る生活に疲れてしまったら、

まずは今日からできる小さな一歩として、

一度、小児科へ相談し、必要に応じて血液検査が必要か聞いてみよう

という行動を始めてみませんか。

異食症は、窒息や中毒につながる危険もあります。

自己判断だけで様子を見るのではなく、医療機関へ相談することがお子さんの安全につながります。


異食行動は、しつけ不足だけでは説明できない行動です。

栄養状態や感覚特性、不安など、さまざまな要因が重なって起きることがあります。

親御さんが一人で抱え込まず、医療機関と相談しながら原因を探ることが、お子さんを守る第一歩になります。

今回の内容について、

あなたのお子さんには偏食や異食行動がありましたか?
また、病院で相談したことや、食事で工夫していることがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

春乃ひかりでした。

用語解説

フェリチン(貯蔵鉄)

体内に蓄えられている鉄の量を示す指標です。ヘモグロビンが正常でも、フェリチンが低い隠れ鉄欠乏がみられることがあります。

異食症(Pica・ピカ)

紙や土、髪の毛、衣服など、本来食べ物ではないものを1か月以上繰り返し口にする状態です。栄養不足だけでなく、発達特性や精神疾患など様々な要因が関係するため、医療機関での評価が重要です。

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