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大事にされないのに、離れられない関係の正体


呼ばれると、少しだけ安心してしまう
必要とされた気がするから

名前を思い出してもらえたこと
今この瞬間、自分が要ると感じられること

それだけで
静かに息がつける夜がある

だから応じる
だから予定だって空ける
だから、また繰り返す

最初はただそれだけだった

無理をしたつもりもない
尽くしたつもりもない

でも
繰り返された行動は
やがて、その人の扱い方になる

少し待てば来る人
断らない人
困った時に使える人

そういう役が
静かに固定されていく

ここで苦しいのは
けして、冷たく扱われることではない

少し優しいこと
少し必要とされること
少し期待させられること

その「少し」が
関係を終わらせなくする

分かっているのに
離れない

引くべきだったのは
優しさではなく

境界線だった

自分と他者を分ける線
踏み込ませないための線

それは
自分を守る最後の防御線であり

同時に
意思を伝える最も明確な手段でもある

それを引かない限り
関係は変わらない

呼ばれるたびに応じる
応じるたびに役が固まる

その繰り返しの中で
人は関係を失う前に
先に自分を削っていく

それは単純に、都合がいいだけではなく
もっと静かに
もっと深い場所で起きている

それは関係ではなく
役割


あなたがそこにいる理由は

選ばれているというわけじゃなく
その役を引き受け続けているから


自分を守る線を引かないまま
その場所に居続けているだけ


それでも
続ける?

それとも

ここで線をひく?



この話の始まり

関係性の構造はこちら

少し深い話はこちら



無事体調回復いたしました。
ご心配をおかけして申し訳ございません。
これからもよろしくお願いいたします。


 

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