何もなかった日ほど、自分を責めてしまう。
今日も一日が終わる。
大きな失敗はなかった。
誰かに怒られたわけでもない。
いつも通り過ごして、
家に帰ってきた。
それなのに。
「もっと頑張れたんじゃないか。」
「あの言い方でよかったのかな。」
「今日は何もできなかったな。」
そんな言葉だけが、
心の中に浮かんでくる。
不思議だ。
忙しかった日も。
穏やかだった日も。
夜になると、
できたことより、
足りなかったことを数えてしまう。
私たちは、
できなかったことを見つけるのが、
とても上手だ。
でも、
できたことは、
驚くほど簡単に忘れてしまう。
朝、ちゃんと起きて、
家を出た。
誰かと話し、
今日という一日を過ごした。
疲れた身体も、
今日、ちゃんと家まで連れて帰ってきた。
それだけでも、
本当は十分だったのかもしれない。
いつの間にか私たちは、
「成果があった日だけが、いい一日だ。」
そんな基準を、
自分に向けてしまっている。
だから、
何も起きなかった日は、
価値のない一日に見えてしまう。
でも、
本当は違う。
何もなかった日は、
何もできなかった日ではない。
何事もなく、今日を終えられた日。
心も身体も、
大きな波に飲まれずに過ごせた日。
それは、
決して小さなことではない。
今夜は、
足りなかったことを探す代わりに、
無事に今日を終えられたことを思い出してみる。
それだけで、
この一日は、
十分意味のある一日だったのかもしれない。
「何もなかった日」とは、
価値のない日ではない。
何事もなく今日を終えられた、
静かで大切な一日。
その積み重ねが、
私たちの人生をつくっている。
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頑張れなかった日にも、かけてあげたい言葉です。
私たちは、自分にだけ厳しすぎるのかもしれません。
安心することさえ怖かった頃の、自分へ。
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