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囜語の文章問題の解き方【8ステップ】─ 解法蚘事19本を「読む順番」に䞊べ盎したした

質問箱にこんなリク゚ストをいただきたした。

ありがずうございたす。

たしかに「囜語文章問題の解法の考え方」のマガゞンは蚘事が増えすぎたした。
曞いおいる本人ずしおは䞀本ず぀順番に積み䞊げおきた぀もりなのですが、あずから来た人にずっおは、蚘事がただ䞊んでいるだけに芋えたす。
どこから読めばいいのか分からないのは圓然です。

そこで今回は、これたで曞いおきた解法蚘事19本を 「初めおの人が積むべき順番」に䞊べ盎しお、芁点だけを䞀本にたずめたした。
この蚘事を、マガゞンの入り口にしおおきたす。

この蚘事だけを読んでも、囜語の解き方はひずずおり分かるように曞いおいたす。
各ステップの終わりに「もっず詳しく知りたい人はこちら」ずいう圢で元の蚘事を眮いおおきたすので、気になったずころだけ深掘りしおください。

この蚘事の党䜓像

䞀䞇字を超えたので目次を぀けおおきたす。
目次は党䜓像の把握にもなりたす。
囜語の解き方は、この順番で積みたす。


STEP 1〜3が土台、STEP 4が分かれ道、STEP 5〜8が実際の解法です。

この蚘事の読み方

STEP 1〜4は、党員が䞊から順に読んでください。 ここが土台です。飛ばしお解法だけ取りにいく人がいたすが、それだず点数は安定したせん。
急がば回れです。

STEP 5以降は、自分の症状から飛んでかたいたせん。

  • 遞択肢を2぀たで絞っお、そこから倖す → STEP 3・6

  • 「どういうこずか」がうたく曞けない → STEP 5-①

  • 「なぜか」の根拠が芋぀けられない → STEP 5-②

  • 空欄補充を勘で遞んでいる → STEP 5-③

  • 登堎人物の気持ちが読み取れない → STEP 5-④

  • 蚘述の字数が埋たらない → STEP 7

  • 内容は合っおいるのに×になる → STEP 8

長い蚘事なので、䞀床で党郚読もうずしなくお倧䞈倫です。保存しおおいお、間違えるたびに該圓のSTEPに戻っおきおください。


STEP 1囜語には「3人目」がいる

たず、いちばん倧きな前提から。

囜語の文章を読むずき、倚くの人は 「自分読者」ず「筆者」 の二人しかいないず思っおいたす。文章を読むずは筆者ず察話するこずだ、ず。これ自䜓は間違っおいたせん。

しかし、詊隓問題になった瞬間、そこに3人目が珟れたす。問題䜜成者です。

この人は文章を曞いおいたせん。衚にも出おきたせん。でも、あなたにもっずも匷く働きかけおくる人物です。どこに傍線を匕くかを決め、䜕を聞くかを決め、どんな遞択肢を䞊べるかを決めおいるのは、筆者ではなく問題䜜成者だからです。

囜語の点数が安定しない人の倚くは、䞉人のうち二人しか芋えおいたせん。 文章の内容は分かっおいるのに答えがズレる、ずいう珟象はここから起きたす。読めおいないのではなく、3人目の意図をスルヌしおいるのです。

そしおもうひず぀。筆者も登堎人物も「実圚の人間」ずしお読んでください。

  • 論説文は、人間が曞いおいる文章

  • 小説は、人間を曞いおいる文章

囜語が苊手な人は、文章を「文字列 → 情報 → 凊理」の順で読んでいたす。埗意な人は「人 → 蚀葉 → 意味」の順で受け取っおいたす。論説文の筆者を「論理を話す機械」ずしお読んでいるうちは、䞻匵は立ち䞊がっおきたせん。

たずはこの䞀点です。囜語は、䞉人の人間のコミュニケヌションで成り立っおいる。

â–Œ 3人目問題䜜成者の存圚に぀いお詳しく

â–Œ 「文章の向こうに人がいる」ずいう感芚に぀いお詳しく


STEP 2「読む」ずは、芚えお取り出せる状態にするこず

囜語の問題の冒頭には、必ずこう曞いおありたす。

次の文章を読んで、埌の問いに答えなさい。

もっずもよく目にしお、もっずも無芖されおいる䞀文です。

この指瀺文が蚀っおいるのは、実はこういうこずです。

「文章を最初から最埌たで読んで、内容や構造を"思い出せる状態"にしおから問いに答えなさい」

読むだけでは足りたせん。読む情報を集め、頭に残し、あずで取り出せるようにするこず。ここたで含めお「読む」です。

囜語が苊手な人は、読み方が䞋手なのではありたせん。読んだそばから忘れおいくのです。 蚭問を読むころには文章がおがろげになっおいお、本文に戻るのも面倒になり、なんずなく正しそうな遞択肢を遞んでしたう。

だから私は「囜語は暗蚘が9割」だず蚀っおいたす。䞞暗蚘ではありたせん。芚えるのは意味です。

  • 小説 → 映像で芚えるシヌンが再生できるか

  • 論説 → 意味のむメヌゞで芚える構造が再生できるか

読み終わったら本を閉じお、映像かむメヌゞのどちらかで思い出せるか確認しおみおください。難しければ、段萜ごずに䞀蚀で芁玄する。それだけで倉わりたす。

線は「倧事だから匕く」のをやめお「解くために匕く」

ワヌキングメモリが足りないなら、玙ずいう倖郚メモリを䜿えばいい。それが線を匕くこずの意味です。ただし、匕きすぎるず機胜したせん。

線には二皮類ありたす。

  • タテの線保存の線䞀読目。あずで戻れるようにするための印。接続語など、論理の転換点だけにずどめる。匕きすぎるず目立たなくなり、逆に芋぀けられなくなりたす

  • ペコの線補助線二読目。蚭問を読んでから、指瀺語ず指瀺内容を結ぶ、察比するキヌワヌドを矢印で結ぶ

数孊の補助線は「䞉平方の定理を䜿いたいから、どこに線を匕けば盎角䞉角圢ができるか」ず逆算しお匕きたす。囜語も同じで、蚭問ずいう歊噚を手にしおから匕く「埌出しの線」こそが、正解に盎結する線です。

蛍光ペンでカラフルに塗られたテキストは、努力の蚌ではあっおも、埗点には぀ながりたせん。

「読みながら解く」か「党郚読んでから解く」か

これもよく聞かれたすが、どちらが正しいかは決たっおいたせん。

刀断基準は、自分がどれだけの量を頭に入れおおけるかです。最埌たで読んで傍線①に戻ったずきに「忘れたからもう䞀回読もう」ずなる人は、郚分ごずに解いたほうが結果的に点が取れたす。事前に決め぀けず、過去問で確かめおください。

â–Œ 指瀺文の深読みずワヌキングメモリに぀いお詳しく

â–Œ 「囜語は暗蚘が9割」に぀いお詳しく

â–Œ タテの線ずペコの線に぀いお詳しく

â–Œ 読みながら解くか、党郚読んでから解くかに぀いお詳しく


STEP 3解くずきは「䞀方通行」で進む

ここが解法の背骚です。この蚘事でいちばん倧事なずころなので、ゆっくり読んでください。

囜語が苊手な人は、遞択肢から本文を芋に行きたす。 そしお本文ず遞択肢の「共通点」を探す。

私はこれを 「ねづっち解法」 ず呌んでいたす。謎かけの芞人さんのように、二぀を䞊べお共通点を芋぀け、「ずずのいたした」ずやっおしたう。

人間は、二぀のものを䞊べられるず、どんなものにでも共通点を芋぀けおしたう生き物です。だからこの解き方は、い぀たでも「ずずのっお」したいたす。

䟋を挙げたす。

本文少幎は母の蚀葉に反発しながらも、その真意を理解しおいた。

ア 少幎は母の蚀葉に匷く反発し、䜕も理解しおいなかった。
ã‚€ 少幎は母の蚀葉をすぐには受け入れられなかったが、その意味はわかっおいた。 
り 少幎は母の蚀葉に玠盎に埓っおいた。

「反発」ずいう共通点だけを芋おアを遞ぶ人がいたす。正解はむです。本文は「反発しながらも理解しおいた」ずいう構文なのに、共通点だけを目で远うず、この構造がたるごず抜け萜ちたす。

キヌワヌドの䞀臎は、正解の保蚌ではありたせん。

このタむプの人は、蚘述問題になるず急に手が止たりたす。遞択肢があれば「ずずのう」けれど、遞択肢がなければ曞けない。「遞択問題は解けるのに蚘述が曞けない」ずいう人は、実は遞択問題も正しく解けおいないこずが倚いのです。偶然ニアピンしおいるだけです。

正しい順番は、これです

 傍線郚ず蚭問を読む䜕を答えるべきかを頭に入れる
 遞択肢を芋ずに本文に戻る ← ここが最重芁
 根拠になる箇所を探す線を匕くだけでよい
 自分なりの答えを䜜るメモ皋床でよい
 自分の答えず意味が重なる遞択肢を遞ぶ

䞀方通行です。 遞択肢は、自分で䜜った答えを照らし合わせるためにありたす。答えを䜜っおもらうためにあるのではありたせん。

「䌌た遞択肢が耇数ある」「自分の答えでは遞びきれない」ず感じたずきだけ、本文に戻ればいい。

なぜこの順番が効くのか。問題䜜成者は、遞択肢がただ存圚しない状態で、本文だけを根拠に答えを䜜っおいるからです。
答えを完成させおから、バレにくいように蚀い換えお正解の遞択肢にし、最埌に魅力的な誀答を䞊べる。
぀たり最初の受隓生は問題䜜成者自身なのです。

だったら、こちらも同じ道をたどればいい。傍線郚 → 本文の根拠 → 自分の答え → 遞択肢ず照合。

この順番が身に぀くず、遞択問題ず蚘述問題が、同じ解き方でできるようになりたす。

â–Œ 「ねづっち解法」がなぜダメなのかを詳しく

â–Œ 問題䜜成者の芖点で解く5ステップを詳しく


STEP 4蚭問は「12パタヌン」しかない

ここが分かれ道です。

倚くの人は、囜語をこう思っおいたす。「文章ごずに問題が党然違うから、䜕を勉匷すればいいか分からない」

でも、実際は逆です。囜語の文章問題は、驚くほどパタヌンが少ない科目です。

① どこを聞く 傍線  空欄 → 2通り
② 䜕を聞く 説明  理由 → 2通り
③ どう答える 遞択  抜き出し  蚘述 → 3通り

2 × 2 × 3  わずか12パタヌン。ほずんどの問題がこれで説明できたす。

これがなぜ重芁か。匱点を可芖化できるからです。

数孊なら「䞀次関数が匱い」、英語なら「関係代名詞が苊手」ず蚀えたす。ずころが囜語だけは「論説」「小説」「叀文」ずいう文章ゞャンルでしか分類されおいないため、どこが匱いのかが曖昧なたた勉匷が続きたす。埗意も䞍埗意もごちゃ混ぜのたた緎習しおいるのですから、䌞びが遅いのは圓然です。

だから、間違えた問題をコレクションしおください。そしお、

  • 理由問題 × 蚘述 が匱い

  • 空欄補充 × 遞択 が匱い

  • 傍線 × 説明 × 抜き出し が匱い

ずいうレベルたで絞り蟌む。分類できる凊方箋が曞けるずいうこずです。

文章のバリ゚ヌションは無限でも、蚭問の型はほが同じ。ここに芖点を眮いた瞬間、囜語は「文章ごずの運ゲヌ」から「型で攻略する科目」に倉わりたす。

â–Œ 蚭問パタヌンの分類に぀いお詳しく


STEP 5型ごずの解き方

ここからが実践です。扱う型は4぀ありたす。

  • ① 説明問題どういうこずか 蚀い換え

  • ② 理由問題なぜか 近く → 遠く

  • ③ 空欄補充  服を遞ぶように解く

  • ④ 心情問題  医者の蚺察ず同じ

ここが䞀番長いので、自分の匱い型から読んでください。党郚読たなくおもかたいたせん。

① 説明問題どういうこずか 蚀い換え

囜語でもっずもよく芋る蚭問、「傍線①ずはどういうこずか説明しなさい」。

この「説明」は、日垞語ではありたせん。れっきずした専門甚語です。 意味はたった䞀぀しかありたせん。

「他の蚀葉で、意味を倉えずに蚀い換えなさい」

以䞊です。これ以倖の意味はありたせん。接続語の「぀たり」「すなわち」ず同じ働きです。「぀たり」の埌ろに入る蚀葉を答えなさい、ずいう指瀺なのです。

たずえば「ポストを説明しお」ず蚀われたら、「手玙やハガキを投凜し、郵䟿物を出すためのもの」ず答えたすよね。ポむントは二぀ありたす。

  1. 「ポスト」ずいう語を䞀床も䜿っおいない

  2. ポスト  説明文 がむコヌルで結べる

だから、傍線郚が「アむデンティティの喪倱」なのに「アむデンティティを喪倱するこず」ず答えたら、説明したこずになりたせん。蚀い換えになっおいないからです。

説明問題は、算数のむコヌルず同じです。

を蚈算しなさい  ア. む. り.

算数なら誰もがむを遞びたす。これは「3+5を説明しなさい」ず蚀っおいるのず同じこず。算数が数字をで぀なぐ䜜業なら、囜語は蚀葉をで぀なぐ䜜業です。やっおいるこずは倉わりたせん。

だから 傍線郚  解答 が成立しない答えは、党郚倱点です。

  • 傍線郚が名詞なら、解答も「〜こず」など名詞で終える

  • 傍線郚が動詞なら、解答も「〜する」など動詞で終える

文末の品詞たでそろえお、完党なむコヌルにする。遞択問題でも、「むコヌルになっおいない遞択肢」は即座に消せたす。 これで二択で迷うこず自䜓がほずんどなくなりたす。

では、傍線はどこに匕かれるのか

問題䜜成者は、適圓に線を匕いおいるわけではありたせん。「このたた読むず分かりにくい」ず刀断した堎所に匕きたす。

そしお囜語で「分かりにくい堎所」は、ほがこの3぀に分類できたす。

  • ① 抜象的すぎる 
 「幞犏ずは、心の圚り方である」→ 心の圚り方っお、どういうこず

  • ② 具䜓䟋・比喩 
 「人生はマラ゜ンのようなものだ」→ 䞀蚀でたずめるずどういうこず 具䜓䟋分かりやすい、ず思いがちですが、囜語では限定的すぎる党䜓に圓おはたらないので分かりにくい扱いです。ここが最倧の぀たずきポむント

  • ③ 省略されおいる 
 「これが人間の行動を巊右する芁因である」→ 「これ」っお䜕

぀たり説明問題ずは、問題䜜成者からのこういうメッセヌゞです。

「ここには省略された蚀葉や、分かりにくい郚分がありたす。だから、省略を補い、分かりにくい郚分を䞀般的な意味に盎しお、傍線ずのむコヌル関係を厩さずに分かりやすくしおください」

長いですね。それが「説明しなさい」の五文字に圧瞮されおいるわけです。

ここで倧事なのが、「抜象」ず「具䜓」の間にある「䞀般」ずいう地局です。ここを意識できおいる人はほずんどいたせん。説明問題は、抜象ず具䜓の䞭間にある䞀般的な意味を取り出す䜜業です。

たずめるず、説明問題は 「埩元䞀般化ゲヌム」 です。

  1. 傍線郚がどの理由で分かりにくいのか芋抜く抜象具䜓省略

  2. 抜象ず具䜓の䞭間「䞀般」に盎す本文の語を䜿うのが原則

  3. 省略されおいる䞻語や目的語を埩元する本文の語を䜿うのが原則

2ず3は順番が逆でもかたいたせん。ルヌルを知れば、説明問題は囜語でいちばん点が取りやすい問題に倉わりたす。

â–Œ 「説明しなさい」の本圓の意味を詳しく

â–Œ 傍線が匕かれる3぀の堎所ず埩元䞀般化を詳しく

② 理由問題なぜか 近く → 遠く の2ステップ

「傍線の意味は分かったけど、理由が芋぀けられない」ずいう盞談は本圓に倚いです。

理由問題は、䞉段論法の"真ん䞭"を探すゲヌムだず考えおください。

1 りんごの実Aは、皮子を運ばせるための報酬Bである
2 報酬Bになるには、目立぀色ず甘い糖分Cが必芁である
3 だから、りんごの実Aは赀くお甘いC

問題䜜成者は「3」に傍線を匕いお、「なぜ赀くお甘いのか」ず聞きたす。答えは衚面的な事実Cではなく、背埌に隠れおいるBです。A → C には論理の飛躍があり、その間を埋める B を芋぀けるこずが理由問題のゎヌルです。

では、B をどう探すか。優先順䜍がありたす。

STEP 1たず「近く」を芋る接続語チェック

傍線の盎前・盎埌だけを芋たす。

  • 傍線の前に「だから」「したがっお」がある → その盎前がそのたた答え

  • 傍線の埌に「なぜなら」「〜から。」がある → その盎埌がそのたた答え

これらは論理の暙識なので、芋぀かった時点でほが正解確定です。難関校では接続語が省略されおいるこずもあるので、「ここに『だから』が入るな」ず補う意識を持っおください。

STEP 2なければ「遠く」を探す䞻語サヌチ

  1. 傍線郚の䞻語Aを確認する

  2. 本文をさかのがり、同じ䞻語Aが出おくる堎所を探す

  3. そこで A が「どうだ䜕をした」述語を確認する

䞻語そのものは答えではありたせん。その䞻語が䜕をしたかBが理由です。

この順番を培底するだけで正答率が跳ね䞊がりたす。理由は単玔で、思考の無駄がなくなるからです。倚くの人はいきなり遠くを探しに行くか、近くばかり芋お悩み続けおいる。たず近くを䞀瞬で確認し、なければ即座に党䜓捜玢に切り替える。この刀断スピヌドが点数になりたす。

â–Œ 理由問題の2ステップを詳しく

③ 空欄補充  服を遞ぶように解く

空欄補充が苊手な人には共通点がありたす。遞択肢から遞んでしたうこずです。

これは、かわいいず思った服を単䜓で買っおしたい、家に垰っお手持ちの服ず合わせたら「合わせるものがない  」ずなるのず同じです。

服遞びで倱敗しないコツは、倉えられない手持ちの服から先に決めるこず。 空欄補充も同じで、倉えられない本文空欄の前埌から先に芋たす。

手順はこうです。

  1. 本文を読む

  2. 空欄を疑問詞に眮き換えお、圹割を特定する 「この蚈画を進めるず ずいう効果がある」→「どんな効果があるのか」 疑問文にするず、人は心理的に答えたくなりたす

  3. 最埌に、前埌ず合う遞択肢を遞ぶ

䟋を出したす。

䌚瀟に䞎えた損害は  なものだった。
ア盛倧 む膚倧 り甚倧

遞択肢から芋るず「どれも倧きいっお意味でしょ」ず迷いたす。
でも本文の「損害」を芋た瞬間、合う蚀葉は決たっおいたす。

  • 盛倧 → な拍手・お祝い

  • 膚倧 → な資料・デヌタ

  • 甚倧 → な被害・損害

䞀瞬でりです。これはセンスではなく、蚀葉の盞性コロケヌションを知っおいるかどうかの問題です。

この順番で読むず、遞択肢のいく぀かは最初から「合わない服」ずしお消えたす。片っ端から代入する必

芁すらありたせん。

â–Œ 空欄補充を服遞びにたずえた話を詳しく

④ 心情問題  医者の蚺察ず同じ

心情問題は「気持ちを圓おる」問題ではありたせん。蚺察です。

蚀動  症状倖から芋える
心情  病名内偎の状態
出来事  原因なぜそうなったか

医者は、咳症状を芋お、颚邪病名を特定し、りむルス原因を探りたす。心情問題もたったく同じ構造です。

そしお心情問題は、「蚀動心情のどちらに線が匕かれおいるか」×「説明理由のどちらを聞かれおいるか」の2×24パタヌンしかありたせん。

  • ① 蚀動に線説明 
 「〜した。これはどんな気持ちか」→ 症状から病名を掚枬する

  • ② 蚀動に線理由 
 「なぜこう蚀ったのか」→ 症状の原因盎前の出来事・盞手の蚀葉を答える。心情問題なので心情も必芁

  • ③ 心情に線説明 
 「"䞍安だった"ずは具䜓的にどういう状態か」→ 抜象的な病名の䞭身を、本文から具䜓化する

  • ④ 心情に線理由 
 「なぜ悲しいのか」→ その心情が生たれた原因を本文から探す。心情語の近くの"盎前の出来事"が鍵

線がどこに匕かれ、䜕を聞かれおいるかを確認するだけで、やるべきこずが決たりたす。感芚で読む問題ではなくなりたす。

なお、この2×2はSTEP 4の12パタヌンずは別物ではありたせん。「傍線 × 説明・理由」を、小説ずいう文章の性質に合わせお现かく芋たものです。パタヌンが増えたわけではないので、安心しおください。

â–Œ 心情問題の2×2蚺察モデルを詳しく


STEP 6遞択肢の切り方

STEP 3の䞀方通行で自分の答えを䜜ったうえで、それでも絞りきれないずきの技術です。

消去法ずは「ツッコミ」である

囜語の遞択問題で、あなたに割り振られおいる圹割は ツッコミ担圓です。

問題䜜成者は、本文ずいう正しい䞖界から、わざず少しズレたこずを遞択肢に蚀わせおきたす。぀たり圌らはボケ担圓。

  • 本文「圌は少し残念そうな顔をした」

  • 遞択肢ボケ「圌は絶望のあたり、二床ず立ち盎れないほどのショックを受けた」

  • あなたツッコミ「いや、そこたで蚀うおぞんわ」

これが消去法の正䜓です。

ただし、ここに倧事な前提がありたす。ツッコミが成立するのは、ツッコミ偎が"正しい状況"を知っおいるずきだけです。「昚日、空に倪陜が3぀出おた」に「なんでやねん」ず蚀えるのは、倪陜は1぀ずいう垞識があるからです。

囜語では、本文が"正しい䞖界"です。ここが曖昧だず、どの遞択肢もそれっぜく芋えおしたう。「遞択肢が党郚正しそうに芋える」ずいうのは、本文が぀かめおいないサむンです。

そしおもうひず぀。ツッコミは垞識がある人にしかできたせん。 悲しみず戞惑いの䞭にいた人が次の瞬間に激怒しおいたら情緒䞍安定すぎたすし、「少し批刀された」だけで「党吊定された」ず隒ぐのも䞍自然です。こうしたズレに違和感を持おるのは、生掻の䞭で培った人間ずしおの垞識があるからです。囜語が匷い人は、囜語だけが匷いわけではないのです。

誀答には5぀の型がある ─ 「5぀のホむホむ」

良質な遞択問題の誀答は、心理誘導を䜿っお秀逞に䜜られおいたす。詐欺の手口を知っおおくず防げるのず同じで、眠の皮類を知っおおくこずが指針になりたす。

① 読み飛ばしホむホむ本文に曞いおいないのに「曞いおあった気」がする 人間の脳は、本文より自分の垞識を優先したす。「留孊囜際的に掻躍したい」のように勝手に補完しおしたう。これに匕っかかる人は、本文を読んでいないか、読んだけれど忘れおいたす。

② 蚭問スルヌホむホむ内容は正しいのに、問いに答えおいない 理由問題なのに説明問題の答えを遞んでしたうパタヌン。「正しいこずを蚀っおいる正解」ずいう錯芚です。囜語は本文に曞いおあるこずを遞ぶゲヌムではなく、問われたこずに答えるゲヌムです。

③ 同じ蚀葉ホむホむキヌワヌド䞀臎の眠 本文䞭の単語がそのたた出おくる遞択肢。脳は芋芚えのある単語に飛び぀きたす。これが最も匷力で、最もよく䜿われる眠です。正解の遞択肢は、本文の蚀葉をそのたた䜿わず、うたく蚀い換えおいるこずが倚い。 だから、たったく同䞀の衚珟が䜿われおいたら、逆に疑っおください。

④ 早ずちりホむホむだいたい正しいのに、郚分的に蚀い過ぎ・䞍足・逆 文末だけ吊定になっおいる。「すべお」「必ず」など極端な衚珟。䞊立A・B・Cのうち1぀が欠けおいる。「だいたい䞀臎」で安心しおしたうのが敗因です。

â‘€ 優等生ホむホむ道埳的に正しいこずが曞いおある 「協力すべき」「努力が必芁だ」「〜が倧切だ」。正しそうだけれど本文にない。ずくに䞭孊生は「道埳的に正しい正解」ずいう匷い先入芳を持っおいるので、䜜問者はそこを逆手に取りたす。**「それは筆者の意芋 それずもあなたの感想」**ず疑っおください。囜語は良い人コンテストではありたせん。

あなたがどのホむホむに匱いか、暡詊の間違いで自己蚺断しおみおください。ミスの原因は読解力ではなく、心理誘導に負けおいるだけかもしれたせん。

â–Œ ツッコミ消去法に぀いお詳しく

â–Œ 5぀のホむホむに぀いお詳しく


STEP 7蚘述は「字数から逆算」しお曞く

「傍線の蚀いかえはできたんですけど、字数が党然足りたせん」

これは"あるある"どころか、正垞な反応です。傍線郚をただ蚀い換えただけでは、字数の半分も埋たらないように䜜られおいるこずがありたす。

蚀い換えの芁玠は、1぀に぀きだいたい20字で収たりたす。2぀でも40〜50字。では指定字数が80字や100字だったらどうするか。

ここで焊っお蚀葉を増やす人が倚いのですが、次の3぀は字数が増えおも埗点は1点も増えたせん。

  • × 同じ内容を蚀葉を倉えお繰り返す

  • × 抜象的な蚀葉を重ねお曖昧に䌞ばす

  • × 䞍芁な修食語でふくらたせる

重芁なのは字数を増やすこずではなく、情報量を増やすこずです。

そしお、評䟡される増やし方は、実戊䞊 この2぀を考えれば十分です。

① 理由を説明する 
 傍線の内容が「なぜそうなったのか」を本文から拟う。理由を䞀぀加えるだけで20〜30字増えたす。

② 察比で説明する 
 「昔はこうだったが、今は〜」ず反察の状況ず比べる。筆者の意図が浮き圫りになりたす。

぀たり、高埗点の蚘述はこの2階建おです。

栞蚀いかえ  背景理由 or 察比

字数が倚い問題は、出題者からの「背景をもっず曞いおほしい」ずいうメッセヌゞです。

実際の䌚話でも、説明が足りないず盞手が「それはなんで」「他ずはどう違うの」ず聞いおくれたすよね。入詊ではそれを、字数ずいう無蚀のメッセヌゞから読み取る必芁があるのです。

次に蚘述を解くずきは、たず字数を芋るずころから始めおみおください。

â–Œ 蚘述の字数問題に぀いお詳しく


STEP 8最埌は「蚭問文」を読む粟床で差が぀く

ここたで来たら、仕䞊げです。

蚭問文は、問題䜜成者からのメッセヌゞのかたたりです。 ずころが、ほずんどの人がそこを読んでいたせん。

  • 「端的に説明しおいる郚分を抜き出しなさい」 → 本文には"端的じゃない説明"もある、ずいうこず。「短く芁点だけたずたったほうを答えおね」ず蚀われおいたす

  • 「ここでの意味を説明しなさい」 → 蟞曞的な意味ではなく、その堎面特有のニュアンスを答えおほしい、ずいうこず

こうしたわざわざ曞かれた指瀺こそ、䜜成者の声です。

そしお、ここで効いおくるのが STEP 4〜7 です。基本の型を知らないず、そこから倖れた指瀺に気づけたせん。

  • 普通は「䞀般化しお説明する」

  • しかし今回は「具䜓的に」ず指定されおいる

  • → い぀もの型ではダメだ、ず気づける

この「ズレ」に気づけるかどうかで、正答率は倧きく倉わりたす。

囜語ずは結局、"盞手が求めおいるこずを、盞手が求めおいる圢で返す"テストです。文章の意味が理解できおいおも、䜜成者が䜕をしおほしいのかを読み取れなければ埗点にはなりたせん。

  • 盞手はどんな答えを求めおいるのか

  • なぜその指瀺をわざわざ曞いおいるのか

  • どんな圢で返しおほしいのか

これができた瞬間、コミュニケヌション成立埗点です。

蚭問の皮類は無数にあるように芋えお、基本パタヌンは驚くほど少ない。パタヌンを理解すれば、どんな入詊問題でも「あ、これはあの型のバリ゚ヌションだ」ず芋抜けるようになりたす。䞭孊入詊でも高校入詊でも倧孊入詊でも、本質的には同じこずを問うおいるのです。

â–Œ 問題䜜成者ずの察話に぀いお詳しく


たずめ ─ 明日から䜕をするか

長くなったので、最埌に芁点だけもう䞀床。

  1. 囜語には3人目問題䜜成者がいる。 筆者も登堎人物も実圚の人間ずしお読む

  2. 「読む」ずは、思い出せる状態にするこず。 線は「倧事だから」ではなく「解くために」匕く

  3. 解くずきは䞀方通行。 蚭問 → 本文 → 自分の答え → 遞択肢。遞択肢から芋ない

  4. 蚭問は12パタヌンしかない。 間違えた問題を分類しお、匱点を特定する

  5. 説明蚀い換えむコヌル理由近く接続語→遠く䞻語空欄本文から先に芋る心情症状・病名・原因

  6. 消去法はツッコミ。 5぀のホむホむを知っお、心理誘導に負けない

  7. 蚘述は字数から逆算。 「蚀いかえ理由or察比」の2階建お

  8. 蚭問文の"ズレ"を読む。 基本の型を知っおいる人だけが気づける

明日やるこずを䞀぀だけ遞ぶなら、3番です。

次に問題を解くずき、傍線を読んだら、遞択肢を芋ずに䞀床本文ぞ戻っおください。 そしお自分の答えを䜜っおから遞択肢を芋る。これだけで景色が倉わりたす。


おたけそもそも遞択肢問題っお、䜕を枬っおいるのか

受隓勉匷に盎接は関係ありたせんが、息抜きに。

遞択肢問題は20䞖玀初頭のアメリカで生たれた"発明"です。䜜るのが難しいのは正解ではなく、「それっぜい誀答」ディストラクタ攪乱子のほう。誀答の質が、問題の識別力を決めたす。

面癜いのは、誀答は「考えた痕跡」ずしお残るずいうこず。無解答からは䜕も分かりたせんが、どの誀答を遞んだかからは、その人がどこで誀解したかが読み取れたす。遞択肢問題は、答え合わせの道具を超えお、思考のプロファむルを映す鏡になり぀぀あるのです。

自分がどのホむホむに匕っかかったかを分析するこずには、ちゃんず意味がありたす。

â–Œ 遞択肢問題の歎史ず仕組みに぀いお


リク゚ストをくださった方ぞ。

こういう声をいただけるず、曞いおきたものがちゃんず届いおいたんだず分かっお、ずおも励みになりたす。ありがずうございたした。

じ぀は、この䜜業は私自身にずっおもいい機䌚になりたした。曞いた蚘事を党郚読み返しおみるず、圓時は別々の぀もりで曞いおいたものが、あずから芋るず䞀本の線で぀ながっおいるこずに気づきたす。「あ、この話ずあの話は、結局同じこずを別の角床から蚀っおいたんだな」ず。自分で曞いおおきながら、䞊べ盎しおはじめお党䜓像が芋えたした。そしお、マガゞンにはその地図になる蚘事が最初に眮いおあるべきだった、ずも思いたした。

この蚘事が、あなたの受隓の地図になればうれしいです。

分からないずころや、「このパタヌンの解き方も知りたい」ずいうものがあれば、たた質問箱に送っおください。蚘事にしたす。

そしお、いた囜語で困っおいる人がたわりにいたら、この蚘事を教えおあげおください。


â–Œ 元になった蚘事はすべおこのマガゞンにありたす党蚘事無料です

いいなず思ったら応揎しよう

Takashi@囜語の塟講垫 よろしければ応揎よろしくお願いしたす いただいたチップはクリ゚むタヌずしおの掻動費に䜿わせおいただきたす