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読書【Mの女 / 浦賀和宏】 《真実を追いかけて、虚構を追いかけて》

読了日:2026年6月5日


【Mの女 / 浦賀和宏】

2026年3月に購入

 神奈川県出身の小説家・浦賀和宏さんによるミステリー小説。ミステリー作家の主人公・冴子の元に届いた1通のファンレターによって事件に巻き込まれていく物語。

 割と冒頭の部分で冴子の立てた仮定が、私の中ではこの小説を一気読みする理由になって、もうそこからはほぼ休憩なしでグイグイ最後まで読み進められた。ちょっと鳥肌が立つくらいにワクワクした。肩が一段階前に出た感じがする。ただでさえ姿勢が悪いのに。

 “逆転に次ぐ逆転”と本の紹介文で煽っている通りラストでコロコロひっくり返って、その目まぐるしさに置いていかれそうになったけれど、最後はなんだか放り出された感じがして「おやおや?」となってしまった。最後までちゃんとお世話してよ!まだ靴下履いてないんだけど!

 だけどそれもそのはず、どうやらこれには続編があるらしい。この、「おやおや?」となったところがきちんと回収されるかは分からないけれど、回収されないにしても顛末は見届けなければならないような義務感に苛まれている。勤労・納税・読書?

 物語のキーとなる冴子の友人・“亜美”が最初は冴子の言葉を信じずにずっと彼女に対して怒ってるんだけど、自分が間違っていることに気付いてからはやけに協力的になって笑ってしまった。でもきちんと非を認められる人間は素晴らしい。偉いぞ亜美。頭を撫でてやろう。

 ページ数が少ないため状況などの要素が描ききれていない感は拭えないものの、ある程度ミステリーに触れている人であれば勝手に脳内で補完出来そうなのでそこはあんまり問題じゃないかも。なんとなく中級者向けの本って感じがします。

 それはそうとして、表紙のお姉さん。いい目をしている。こんな翳りのある女性を目にしたら好きになっちゃうじゃん。後ろに沢山の見えない要素が控えていそうな人ほど魅力的に見えますよね。素敵な表現をするならば、﨟長ろうたけている。素敵じゃない表現をするならば、エロいです。やあやあどうも。こんばんはこんばんは。



【前回の感想文もなにとぞ!】


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