見出し画像

メンバーインタビュー「遠回りの先でたどり着いたマサイマラ。憧れの土地でマサイと働く」ツアー担当:鹿野恭佑

こんにちは。ケニア・マサイマラで「生物多様性保全と人間活動の両立」を目指して活動しているWildlife Venturesです!

本記事はWildlife Venturesで働くメンバー紹介の第6弾として、ツアー事業担当の鹿野がどういった経緯でマサイマラで働くことになったのか、マサイマラで働くにいたった経緯や、ここで働く事の面白さや難しさをご紹介します!

ここでの生活が伝わって、少しでも興味を持っていただけたら幸いです!


これまでのキャリア

幼い頃から動物が好きだった私は、大学に入るまでは動物園の飼育員になることが夢でした。

大学入学後は、動物の世話をするサークルに参加したり、動物園でガイドボランティアをしたりと、自分なりに動物と関わる経験を重ねてきました。
ただ、大学でさまざまなことを学ぶうちに、少しずつ考え方が変わっていきました。

「動物と関わる仕事は、動物園の飼育員だけではないのかもしれない」

そう感じるようになり、幼い頃から持ち続けていた夢は、いつの間にか自分の中で少しずつ薄れていきました。

大学卒業後は、全く畑違いのIT系の会社に就職しました。

新卒時代、入社式で同期と

そこでは4年間、主に現場の業務改善に関わっていました。その中で最も学んだのは、「できない理由を探すのではなく、どうしたらできるのかを考える」という姿勢です。オペレーション改善は、自分たちだけで完結できることばかりではありません。関係部署との調整や、クライアントの了承が必要なことも多く、一見すると「それは難しい」と思ってしまう場面もたくさんありました。それでも、どうすれば改善できる状況をつくれるのかを考え続けることで、困難な状況でも簡単には諦めない癖がつきました。この経験は、今マサイマラで働くうえでも、とても大きな土台になっています。

ツアーの業務改善ミーティング

Wildlife Venturesで働くことになったきっかけ

IT企業で働きながら、少しずつ感じるようになったことがありました。

まだ自由に動ける若さと体力があるのに、このまま同じ環境に居続けることが、自分にとって本当に良いのだろうか。100%楽しめるうちに、他にやってみたかったことはないのだろうか。

そう考えた時に、自分の中から出てきた答えが「アフリカで生活してみたい」というものでした。昔から、アフリカへの憧れはありました。そして、いつか動物に関わる仕事をしたいと思った時にも、現地の暮らしを何も知らないまま「保護」や「共生」という言葉だけを語ることには、どこか違和感がありました。

Wildlife Venturesの活動地の近くにて

まずは自分の足で現地に行き、そこで暮らす人々の生活や価値観を知りたい。特に、アフリカの民族といえばマサイの人々というイメージを持っていた為、もしアフリカに行くなら、そういった自然の近くで生活している人々と暮らしたいと思うようになりました。

最初に考えたのは、青年海外協力隊でした。しかし、コロナ明けで倍率が高かったことや、途上国での生活経験がなかったこともあり、2回受験して2回とも落ちてしまいました。

それでも、「いつか行きたい」と思っているだけでは何も変わらないと思い、何も決まらないまま会社を退職しました。退職後は、一人で約1か月半、バックパッカーとして東南アジアを周遊しました。初めての一人旅の中で、海外でも何とかやっていけるという小さな自信を得ることができました。

ただ、いきなりアフリカに渡るには、まだ少し不安もありました。そこで、まずは海外での生活に慣れようと、日本と比較的近い感覚で生活できる英語圏として、オーストラリアへワーキングホリデーで行くことにしました。海外生活に少しでも慣れれば、いずれアフリカに渡っても何とかなるだろう。そんな考えでした。当初、オーストラリアでのワーキングホリデーは1年の予定でした。しかし、思っていた以上に生活が楽しく、気づけば1年8か月ほど滞在していました。

ホステルでのパーティー
ブライトンビーチにてワーホリ仲間と

その延長期間中に、大学時代の友人から、Wildlife Venturesを紹介してもらいました。色々と話をする中で、マサイマラでのツアー事業や養蜂事業、野生動物と人の共生を目指す取り組みに強く惹かれるようになりました。そして、「一緒に働かせてほしい」とお願いし、Wildlife Venturesへの参加が決まりました。

ケニアで一緒に事業開発に当たるメンバー

マサイマラに来て感じたこと

実際にマサイマラに来て、広大なサバンナを目の前にした時のことは、今でもよく覚えています。ゾウやライオンといった野生動物を間近に見た時、自分は本当に憧れの土地に来たのだと感じました。幼い頃から動物が好きで、いつかアフリカに行きたいと思っていた自分にとって、マサイマラに立っていること自体が、ひとつの夢が叶った瞬間でした。

ライオンの群れ
ゾウの親子

一緒に暮らしているマサイのスタッフや村の人々から教えてもらう、彼らの生活様式や独自の文化にも驚かされたりと、いまだに毎日が刺激的です。日本では考えられない不便なことや大変なこともありますが、それ以上に、ここにいられる幸せを日々感じています。

マサイマラのサバンナをバックに仕事

ツアーの仕事で大切にしていること

現在、私が主に関わっているのは、Wildlife Venturesのサバンナツアー運営です。この仕事のやりがいは、遠方から来てくださるゲストの皆さまに、いかにマサイマラを満喫していただけるかを考え続けられることです。

自然が相手なので、必ずしも希望の動物が見られるとは限りません。ライオンを見たいと思っていても、タイミングによってはなかなか出会えないこともあります。

それでも、その偶然性も含めて楽しんでいただくにはどうすればいいのか。マサイの人々のリアルな暮らしや文化を、表面的な観光ではなく、少しでも深く感じていただくにはどうすればいいのか。そういったことを考えながら、現地のマサイスタッフたちと一緒にツアーをつくっていく時間が、とても楽しいです。

自然保護区のオフィス見学の様子

サバンナで野生動物を見ること。
マサイの人々の生活や文化に触れること。
人と野生動物が同じ土地で生きていく現実を知ること。
それらは、ただの観光ではなく、自分の価値観が少し変わるような体験になると思っています。

どこまでも続くサバンナ

現地スタッフと働く難しさと面白さ

一方で、マサイマラで働く中で難しさを感じることもあります。

特に大きいのは、あらゆる感覚の違いです。日本人が求める仕事のクオリティや、時間を守る感覚は、自分がこれまで過ごしてきた他の国と比べても、かなり高いものだと感じます。それを現地のスタッフにも理解してもらい、一緒に動いてもらうことは、日本で仕事をしていた時よりも難しく感じる場面があります。

ただ、こちらの価値観を一方的に押し付けるだけでは、良いチームにはなりません。私たちが大切にしたいサービスの基準を伝えながら、同時に彼らの文化や考え方も理解する。その上で、お互いにとって納得できる形を探していく。その積み重ねによって、少しずつサービスの質を高めていけるのだと思っています。文化の違いに戸惑うこともありますが、その違いを乗り越えながら一緒に形にしていくことは、この仕事の面白さでもあります。

ケニア人メンバーも交えてケニアの首都・ナイロビで火鍋会

これから挑戦していきたいこと

これまでのキャリアは遠回りのようにも見えましたが、遠回りした経験がつながった結果として、今このマサイマラにいるのだと感じています。これからも、ツアーを通して、マサイマラの魅力、マサイの人々の暮らし、そしてWildlife Venturesが取り組む養蜂事業について、ゲストの皆さまに届けていきたいです。

私自身も、まだまだ学ぶことばかりです。それでも、困難ささえ楽しみながら、マサイマラという場所の魅力を、これから出会うゲストの方々に届けていきたいと思います。

そして最後に、個人的な次の夢をひとつ紹介させてください。それは、私たちが活動している地域にある唯一のパブでイベントを開き、DJをすることです。村のみんなが集まり、一緒に音楽を楽しめるような場をつくること。それが、今の私にとってのプライベートな目標です。マサイマラでの毎日は、仕事であり、生活であり、自分自身の夢の続きでもあります。

これからもこの土地で、人と自然、そして訪れるゲストの皆さまをつなぐ存在になれるよう、日々向き合っていきたいと思います!

マサイマラでお待ちしてます!

弊社の26年の目標はこちら!👇️

Wildlife Venturesのサバンナツアー詳細はこちら!👇️

インターン詳細はこちら!👇️

他のメンバーの記事はこちら!👇️


いいなと思ったら応援しよう!