初めてAI面接を案内されたら、最初の5分で確認したい5つ
メールを開いたら、選考案内の中に見慣れない言葉がありました。
「AI面接」
受検用のURLと期限は書かれている。
でも、
「普通のWeb面接と同じ準備でいいのか」
「何を聞かれるのか」
「カメラやマイク以外に準備するものはあるのか」
まではよく分からない。
そんな状態で、とりあえず「AI面接 対策」と検索している人もいると思います。
ただ、いくつかのAI面接サービスの公式情報を確認していくと、いきなり想定質問を探すより、先に確認しておいた方がいいことがあります。
それが、次の5つです。
1.利用するAI面接サービス名
2.受検期限
3.推奨端末・ブラウザ
4.所要時間・受検形式
5.応募した求人票
どれも難しいことではありません。
最初の5分で確認できる内容です。
そして、この5つを確認してから対策を始めた方が、自分が受けるAI面接と関係のない情報に振り回されにくくなります。
順番に見ていきます。
1.利用するAI面接サービス名
最初に確認したいのは、
「何のAI面接を受けるのか」
です。
案内メールや受検URL、ログイン画面などを確認して、サービス名が書かれていないか探します。
例えば、
PeopleX
SHaiN
HireVue
MiAI
など、現在さまざまなAI面接サービスがあります。
なぜ最初にここを見るのか。
理由はシンプルで、AI面接は全部同じ仕組みではないからです。
前の記事でも整理しましたが、表情などを評価データとして扱うサービスもあれば、画像認識AIによる感情分析を行わないと明記しているサービスもあります。
質問のされ方や、企業側で設定できる内容も異なります。
そのため、
「AI面接では○○すればいい」
という情報を見る前に、
「その情報は、自分が受けるサービスの話なのか?」
を確認できる状態にしておく方が整理しやすくなります。
この違いについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
→ AI面接は表情を評価する?公式情報を調べて分かった「全部同じではない」ということ
サービス名が案内から分からない場合は、無理に推測する必要はありません。
分からないものは、分からないまま次へ進みます。
2.受検期限
次に確認するのは、
「いつまでに受ける必要があるのか」
です。
これは当たり前のようですが、期限だけ見て終わらせず、
「自分はいつ受けるか」
まで決めておくと準備しやすくなります。
例えば期限が日曜日なら、
日曜日ギリギリに受ける
ではなく、
土曜日の午前中に受ける
くらいまで決めます。
そうすると、
「金曜日までに経験を整理する」
「前日にカメラとマイクを確認する」
と逆算できます。
AI面接は24時間受検できるサービスもあります。
例えばPeopleXは、24時間対応可能なAI面接官としてサービスを案内しています。SHaiNも標準プランについて24時間365日受検できるとしています。
ただし、
24時間受けられることと、応募企業から指定された期限は別です。
実際の期限は、必ず自分に届いた案内を優先してください。
3.推奨端末・ブラウザ
3つ目は、
どの端末・ブラウザで受けるのか
です。
「オンラインだから、いつものPCでChromeを開けば大丈夫だろう」
と考えたくなりますが、ここもサービスによって違います。
例えばSHaiNの候補者向けFAQでは、
スマートフォン
タブレット
パソコン
が使用可能とされています。
その一方で、パソコンは機器やOSによって実施できない場合があるとして、スマートフォンまたはタブレットを推奨しています。
ブラウザについても、Safari・Chrome・Edgeの安定した最新版を推奨しています。
さらに、
カメラ
マイク
通信環境
についても候補者向けの案内があります。
ここで大切なのは、
「SHaiNならこうだから、全部のAI面接も同じ」ではない
ということです。
自分が受けるサービスの案内メールや候補者向けFAQを確認してください。
可能なら、本番前日までに
実際に使う端末+実際に使うブラウザ
まで決めておきます。
4.所要時間・受検形式
次に確認したいのが、
「どれくらい時間がかかるのか」
「どういう形式なのか」
です。
AI面接という名前から、
「10分くらいで終わる簡単な質問だろう」
と思っていると、実際の形式とズレる可能性があります。
例えばSHaiNの現在の標準プランでは、質問項目の目安時間として30〜40分と公開されています。
もちろん、これはSHaiN標準プランの例であり、すべてのAI面接が30〜40分という意味ではありません。
確認したいのは、
所要時間の目安
質問数
音声・動画を使うか
深掘り質問があるか
途中で停止した場合どうなるか
やり直しできるか
などです。
特に「やり直し」は勝手に判断しない方がいい部分です。
例えばSHaiNでは、途中で中断しても回答済みの内容は保存され、再起動後は続きから再開すると説明されています。
一方で、一度開始した面接そのもののやり直しはできないとも案内されています。
つまり、
「失敗したらもう一度最初からやればいい」
とも、
「通信が切れたら全部終わり」
とも限りません。
サービスによってルールが違うので、本番前に候補者向けFAQを一度見ておくだけでも安心材料になります。
5.応募した求人票
最後に確認したいのが、
応募した求人票です。
AI面接について調べ始めると、
「AI面接でよく聞かれる質問」
ばかりを探してしまいがちです。
ただ、その前に、
自分は何の仕事に応募したのか
をもう一度確認しておきます。
できれば、求人ページがまだ公開されているうちに保存しておきます。
特に確認しておきたいのは、
仕事内容
必須条件
歓迎条件
求める人物像
ミッション
配属先・チーム情報
などです。
なぜ求人票を見るのか。
AI面接サービスの中には、企業側が質問や評価項目を設定できるものがあるからです。
例えばPeopleXでは、企業が質問を設定できるほか、求人票から質問と評価項目を生成する機能も公開されています。
だからといって、
「求人票を見れば、AIの非公開評価基準が分かる」
という意味ではありません。
そうではなく、
この仕事では何を求めているのか
↓
自分にはどんな経験があるのか
を考えるための材料として使います。
求人票を保存するところまでできれば、この5分の確認は終了です。
まず5分で確認することをまとめると
AI面接の案内が届いたら、
1.AI面接サービス名
2.受検期限
3.推奨端末・ブラウザ
4.所要時間・受検形式
5.応募した求人票
の5つを確認します。
ここまでなら、それほど時間はかからないと思います。
そして、この段階ではまだ、
「完璧な回答」
を作る必要はありません。
まず、
何を受けるのか分からない状態
から、
自分が受ける面接の条件が分かっている状態
へ持っていきます。
普通のWeb面接とAI面接で何が違うのかから整理したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
→ AI面接と普通のWeb面接は何が違う?公式情報から見えた5つの違い
ここから先は「自分の面接準備」に変わる
この5つを確認すると、次に出てくるのが、
「じゃあ、実際に何を話せるようにしておけばいい?」
という疑問だと思います。
ここから先は、検索して情報を集める段階ではなく、
自分の求人票と、自分の経験を使って準備する段階
です。
例えば、
求人票のどこを見ればいいのか。
どの経験を面接用に準備するのか。
「あなた自身は何をしましたか?」と聞かれたとき、どう整理するのか。
深掘りされたときに、
「なぜ?」
「他の方法は?」
「結果は?」
まで説明できるか。
そして、実際に声に出して答えられるか。
このあたりまで進めると、本番前の準備量はかなり増えてきます。
そこで、今回調べた主要AI面接サービスの公式情報と、実際に準備を進めるための手順を一つにまとめたのが、
「2026年版|中途転職のAI面接 完全準備キット|初めて案内された日から本番まで」
です。
有料記事では、
サービス確認
↓
求人票分析
↓
使える経験を6〜8個整理
↓
8方向から深掘り
↓
ChatGPTで模擬面接
↓
前日・本番15分前の確認
↓
終了後の振り返り
まで、一つずつ進められるようにしています。
Excel形式の準備ワークブックと、ChatGPTを面接官役にする模擬面接プロンプトも付けています。
「AI面接について知りたい」というより、「自分のAI面接の準備を終わらせたい」人向けに作っています。
最初から「AI攻略」を考えなくていい
AI面接という言葉を見ると、
「AIにどう評価されるか」
がどうしても気になります。
でも、調べれば調べるほど、
AI面接を一つのルールで考えるのは難しい
と感じます。
サービスによって違う。
企業設定によって違う場合もある。
公開されていない評価方法もある。
だから、最初から見えない採点基準を当てにいく必要はありません。
まずは5分だけ使って、
自分が受けるものについて、確認できる事実を確認する。
そのあとで、
自分の本当の経験を、具体的に話せるように準備する。
この順番で十分だと思います。
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