上から目線は厳禁。子どもが本音を話す親に共通する、たった一つの習慣
あなたは、お子さんに対して「上から目線」で接してしまうことはありませんか?
もちろん、ほとんどの親に悪気はありません。また意識もしていないかもしれません。
でも私は、子育てで最も大切なことの一つは、親子は「タテ関係」ではなく「ヨコ関係」であるという意識を持つことだと考えています。
私自身、双子を育てる中で、赤ちゃんの頃から一貫して心がけてきたことがあります。
それは、「子どもを一人の人間として尊重し、対等な存在として接すること」です。
赤ちゃんは自分で自由に動けませんし、言葉も十分に話せません。
成長しても、大人に比べれば体力も知識も少なく、もちろん経済的にも自立していません。
だからこそ、親は無意識のうちに「教える側」「支配する側」になりやすいものです。
心のどこかで、「自分が育ててあげている」
そんな気持ちになっていないでしょうか。
でも、子どもは親の態度を驚くほど敏感に感じ取ります。
大人同士でも、上から目線で話されると気持ちのいいものではありませんよね。親子でも、それは同じです。
だから私は、親子は上下ではなく、「ヨコ」の関係であることを意識してほしいと思っています。
「ヨコ関係」とは何か?
まず大切なのは、親自身の意識です。
「親だから偉い」「子どもは言うことを聞くもの」そんな考え方を手放してみてください。
私が意識していたのは、親しい友人と接するように、対等な気持ちで子どもと向き合うことでした。
すると、不思議なくらい子どもの気持ちが見えてきます。
会話をするときは、しゃがんで子どもの目線まで下がる。
そして目を見て、最後まで話を聴く。
それだけで、子どもは安心して本音を話してくれるようになります。
親子の会話は自然と増え、家庭の雰囲気も明るくなっていきます。
スーパーで見かける「タテ関係」
スーパーなどで、こんな場面を見かけることがあります。
子どもが違う方向へ歩き出すと、「そっち行っちゃダメ!」
お菓子を持ってくると、「そんなものはいらないでしょ!」
もちろん、安全や時間を考えれば親の気持ちもよく分かります。
でも、その前にちょっとだけ、子どもの気持ちを聴いてみることはできないでしょうか。
「どこへ行きたかったの?」
「そのお菓子が気になったんだね。」
ほんの数十秒でも、子どもは「自分の気持ちを受け止めてもらえた」と感じます。
実は、その一手間が結果的にぐずったり泣いたりすることを減らし、買い物もスムーズに進むことが少なくありません。
子どもは親の所有物ではありません。小さくても一人の人間です。
だからこそ、まずは気持ちを聴く。
その姿勢が、ヨコ関係の第一歩だと思います。
「威厳のある父親」になる必要はありません
会社員時代、幼い子どもを持つ後輩からこんな相談を受けたことがあります。
「自分は気が優しいので、威厳のある父親らしく振る舞えないんです。」
私はすぐに答えました。
「そんな必要はないよ。」
父親らしく威張ろうとすると、どうしても上から目線になってしまいます。
すると子どもは親の顔色をうかがい、自分の気持ちを言えなくなります。
思い返してみると、自分の父親もそうだったという人がいるかもしれません。でも、時代は変わりました。
今、子どもに必要なのは怖い父親ではなく、安心して話せる父親です。
友人と接するように、対等な気持ちで子どもの話を聴く。
それだけで子どもは安心し、自分の考えや気持ちを自然と話してくれるようになります。
そして親は子どものことを理解できるようになり、共感できる場面も増えていきます。その積み重ねが、親子の信頼関係を育てていくのです。
最後に
忙しい日もあります。イライラする日もあります。だからこそ、一呼吸だけ置いてみてください。
命令する前に、叱る前に、まずは子どもの話を聴く。
親子は上下ではなく、「ヨコ」の関係。
その意識があるだけで、子どもの表情は少しずつ変わっていきます。
そして気がつけば、家の中には笑顔と会話が増えているはずです。
私は、そんな親子関係こそが、子どもの自己肯定感を育てる土台になると信じています。
