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幼なじみの咲月#12【分からせるなら壁際で】

咲:プレゼントは下着がいいな///身につけるものだしいいよね///

咲:カレンダー捲り終わってお泊まりする時の下着がほしい///

咲:〇〇が好きなやつ選んで///

さつきに誕生日のリクエストを聞いたところとんでもないカウンターをくらう。


〇:下着って;;さすがにそれはダメだろ;;;

咲:ダメなの?

〇:えっと咲月の好みも分からないし;;;

咲:〇〇の好みがいいんだよ

〇:そんな事言われても;;;

咲:じゃあ、参考に今日の見とく?

〇:は!?

咲:〇〇のお家に来る時はいつも可愛いお気に入りのやつだから大丈夫だよ///

咲:何があってもいいように///

〇:いやいやいやいや;;;;見なくて大丈夫だから;;;

ベッドの上で後退りするがすぐに背中が壁につく。

ジリジリと自分の胸元に指をかけながら迫ってくるさつき。

〇:さつき;;頼む;;一旦落ち着こ;;;

咲:ぶうぅぅぅー、分かったよ。困らせたいわけじゃないし

オレのお願いはなんとか聞き入れてもらえたようだ。

不満そうにぷくぷく頬を膨らませてはいるが・・・





危なかった。

今さつきの下着姿を見せられて我慢できる自信はないぞ・・・

咲:じゃあ一緒に選んでね

えっ;;

さっとスマホに手を伸ばしてから反転して座るとそのままぽふっと背中を預けてくる。

うわっ、軽っ。柔らかっ。

それにめちゃめちゃいい匂い;;;;

過去一の近距離で放たれるさつきのうなじの香りに脳がグラングラン揺らされる。

ベッドの上で壁とさつきの背中に挟まれて身動きが取れない。

オレの身体前面とさつきの身体背面がピッタリ接触している。

ダメだ;;;

この体制はヤバすぎる;;;



咲:ねえ色は何がいい?

〇:は、はぁ;;;

咲:やっぱり白かな?あぁ、でもこういう水色とかピンクも可愛いね

〇:あ、あぁ;;;

一緒に下着を選ぶという初体験のやり取りの間もジリジリと密着度が増してくる。

咲:あんまり好きじゃない?黒とか紫とかそっち系?

〇:え;;;

咲:ねえ、可愛い系とセクシー系だったらどっち?

密着したまま器用に顔だけ振り向いてスマホで下着画像を見せられる。

さすがにたまらなくなって思いっきり視線を外す。

〇:えぇ、ええぇええっと、う、うん;;;

咲:ねえちゃんと見てよぉ、〇〇が気に入ったのじゃないと意味ないじゃん

〇:み、見てる見てる・・・見てるって;;;

唇を尖らせて文句を言ってくるさつきのビジュがとにかく強すぎる。

咲:わわあぁ、これエッチいね///ほらほらベビードールだって。こーいうの好き?

咲:ザ・スケスケランジェリーみたいな

・・・・・・

咲:んぅー、あんまり?あっ、スポーツタイプは?ピッタリしてるやつ!

・・・・・・

咲:ほらほら、こーいうの男の人って好きなんでしょ?

・・・・・・

咲:ねえ〇〇、聞いてる?

〇:あ、ああ;;

咲:好き?

〇:ん、人によるんじゃない?;;;

咲:だから〇〇が好きかどうかって事!!

〇:それは・・・嫌いじゃないけど///

咲:ふふ、そっかそっか。じゃあ候補だねえ///



コレをさつきが・・・

いやいや、ヤバいって;;;

邪念を払おうと目を瞑るが余計に密着しているさつきの存在を感じてしまう。

これいつまでやるんだ。もたないぞ。




咲:ねえ、この体制ってさ

咲:一緒にお風呂入ってるみたいだよね//////

〇:は、はあぁ;;!!!?

恥ずかしそうに、それでいて嬉しそうに言うさつきに一気に熱が高まる。

〇:何言って;;

咲:だから2人で湯舟に浸かってる感じ。〇〇が後ろから抱きしめてくれるやつ///

〇:んぐっ;;



咲:ねえ・・・

〇:な、なんだよ;;

咲:お泊まりの日一緒にお風呂入ろーね//////

〇:いやいやいやいや;;;

咲:一緒に入るのいや?

〇:いや、そーいういやじゃなくって;;;

咲:そっかー、いやじゃないのかー

咲:ねえ、一緒にお風呂ってさ、どういうタイミングで入るの?

〇:は、タイミング?

咲:だから・・・その・・・

咲:する前?した後?

おうふっっ!!!//////

重たすぎる一発だ。

おいおいおいおい;;;;何言い出してんのこの子は;;;;

咲:ふわぁああつ!!!えぇ、おっきいい

えぇぇ;;えぇぇっっ;;やばっ;;;

咲:すっごい;;おっきくなってるよ;;;

〇:いや;これは;;;その;;;

さっきまでぴったりくっついていた背中が離れたと思ったら反転してオレの胸に顔を埋める。

咲:心臓の音!すっごいよ!

こいつ・・・


わざとじゃないだろうな・・・

正直もうずっと隠しようもない状態ではあるんだが・・・


咲:ねえ、ドキドキしてる?

〇:しし;してるに決まってんだろ;;;咲月のせいだぞ;;;;

年上の体裁という壁はとうに破壊されて機能不全に陥っている。

咲:そっかぁ・・・ドキドキしてくれてるんだぁ・・・

〇:するに決まってんだろ!悪いかよ//////

咲:ううん、嬉しいんだよ。私も一緒だもん!ほら///

両手で掴まれた左手がグイっと引かれて

〇:え、ちょっ;;;

左胸に導かれた左手がさつきの感触に支配される。

咲:どう?///

咲:おっきくなってる・・・・・・でしょ?///

〇:えっ、ああ///

確かに思ってたよりおっきい;;;

それに柔らかい;;;

・・・・・・

・・・・・・

心臓の音の話だ;;;



高熱により暴走寸前の頭と身体を放熱する為に部屋の隅に目をやる。

「さつきの卒業まであと   日」

まだだ、まだだぞ・・・



オレの視線に気づいたさつきが両手でオレの顔を押さえてぐいっと正面に向ける。

咲:こっち見てよ、〇〇

視界はさつきの真剣で熱っぽい表情以外何もなくなる。

〇:えっ;;;;

咲:ねえ、あれもう全部めくっちゃおうよ

はっ?

咲:もう我慢できないよ///


真っ赤な顔がじりじりと滲み寄ってくる。

〇:いやいやまだ卒業してないし;;;めくるのはダメだろ;;;


咲:ぶうぅぅぅー、分かったよぉ


ぴゅうっと部屋の隅まで行って、カウントダウンカレンダーを手前にぱたっと倒す。

咲:これでよしっ

ピッと指さし確認をしてぴゅうっとベッドに戻ってくる。

〇:え、え;;;

咲:めくってないから大丈夫

咲:それにこれは本番前のリハーサルだから

〇:リハーサルって;;;;

ちゅっ

さつきの柔らかい唇がオレの言葉を遮る。

〇:えっ、今普通にキス;;;

ちゅっ

さつきの柔らかい唇がオレの言葉を遮る。

〇:ちょっ;待てって;;;

ちゅっ

さつきの柔らかい唇がオレの言葉を遮る。

〇:待て待て;;;一応ほっぺまでっていう暗黙の了解が;;;

ちゅっ

さつきの柔らかい唇がオレの言葉を遮る。

〇:だから待って;;;

ちゅっ

さつきの柔らかい唇がオレの言葉を・・・

ちゅっ

さつきの唇が・・・

ちゅっ

さつきの・・・

ちゅっ

・・・・・・

ちゅっ

・・・・・・

もう逃げられないとオレに分からせる為に繰り返し鳴るリップ音。

ちゅっ

何度も近づいて離れる熱っぽい表情のさつき。

ちゅっ

理性が遠のく・・・

ちゅっ

脳が溶かされる・・・

ちゅっ

視界も思考もさつきだけになる・・・

ちゅっぅうぅうぅぅぅ

ああ、これはもう・・・ダメだ・・・

・・・・・・

・・・・・・

白旗を確認したさつきが嬉しそうにオレを見る。







咲:じゃあ、始めよっかリハーサル//////

リハーサルなら問題ないか・・・


咲:本番までにいっぱいしよーね///

まあ、何回かするよな・・・


咲:通しでやるからね//////

通し・・・

一応最後までやっといた方がいいか・・・


咲:じゃああらためて///


ちゅっ

今日何度目かのリップ音。


咲:ふへへ、よろしくお願いしまぁーす///



通しリハ、初日の始まりだ。


【終わり】

続き書きました。



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

感想もらえたら嬉しいです。

お時間のある時に一気読みしていただけるとより楽しめると思います。

ありがとうございましたー!!





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