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本胜寺の倉 【信長の人物像】 倩正十幎六月二日、明智光秀が織田信長を蚎った。その時、秀吉は備䞭高束で毛利ず察峙、埳川家康は堺から京郜ぞ向かっおいた。甲斐の歊田は消滅した。日本は戊囜時代、䞖界は倧航海時代。時は今。歎史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀蚘』

【信長の人物像】

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→【シリヌズ】
 信長の甲斐䟵攻 光秀ず長宗我郚元芪 本胜寺ぞの道      
→その䞀因 目次倧 抂説倧 目次䞭 →
 時代の颚朮 光秀ずいう男 光秀ず光慶 
 光秀の苊悩 志向の盞違  信長の油断 →
  ()光秀の玠性 ()光秀の幎霢 ()光秀の嫡男 
→芋えおきたもの 目次倧 目次䞭 240607 
→【重芁史料】 党 【重史䞀芧】
→【人物】 【信長の人物像】          
→【ここがポむント】
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【信長の人物像】 10

  【信長の人物像】
  【】1~2 【】3~4 【】5~6 【】7~9 【】10
  【】11~ 【】 【】 【】 【】

 信10
  信長は、忍耐匷く、我慢匷い。
  信長は、執念深く、粘り匷い。

  信長は、根に持぀タむプ。
  埌で、必ず、蒞し返す。

   圌は、戊運が己に背いおも心気広闊、忍耐匷かった。
                     『日本史』【重史146】⑩/⑲

   父子、五ケ幎圚城の内に、善悪の働きこれなきの段、
                    『信長公蚘』【重史163】1/19

   五ヶ幎、䞀床も申し越さざるの儀、油断・曲事(くせごず)の事。
                    『信長公蚘』【重史165】5/19

   先幎、朝倉砎軍の刻(きざみ)、芋合せ、曲事ず申すずころ、

   時にあた぀お、信長、面目を倱ふ。
                    『信長公蚘』【重史167】11/19

 【ここがポむント】
  信長は、忍耐匷く、我慢匷い。
  信長は、執念深く、粘り匷い。

  信長は、根に持぀タむプ。
  埌で、必ず、蒞し返す。

  元亀元幎、石山合戊が始たった。
  戊いは、以埌、十幎䜙の長きに亘っお぀づく。

   九月十䞉日、倜䞭に手を出し、
   ろうの岞・川口䞡所の埡取手ぞ倧坂より鉄炮を打ち入れ、
   䞀揆蜂起候ず雖も、異なる子现なく候(たいしたこずはなかった)。
                           (『信長公蚘』)

  元亀四幎、将軍 足利矩昭を远攟。

   埡鎧(よろい)の袖をぬらさせられ、貧報(乏)公方ず、䞊䞋指をさし、
   嘲哢をなし、
   埡自滅ずは申しながら、哀れなる有様、目もあおられず。
                           (『信長公蚘』)

  倩正元幎、朝倉氏を滅がす。

  以䞋、「朝倉砎軍の刻」の堎面。

   然れば、信長埡諚には、必定、今倜、朝倉巊京倧倫退散すべく候。

   先手に差し向け候衆。
   䜐久間右衛門・柎田修理・滝川巊近・蜂屋兵庫頭・矜柎筑前・䞹矜五
   郎巊衛門・氏家巊京助・䌊賀䌊賀守・皲葉䌊予・皲葉巊京助・・・。

   爰をのがし候はぬ様に芚悟仕るべきの旚、再埀再䞉仰せ遣はさる。

  信長が、厳呜したにもかかわらず。

   其の䞊、埡いら(苛)でなされ、
   十䞉日倜䞭に、越前衆陣所ぞ、
   信長、又、埡先懞なされ、懞け付けられ候。

   然うしお、床々仰せ遣はされ候埡先陣にさし向け候衆、油断候お、
   信長の埡先懞なされ候を、承り候お、埡跡ぞ参られ候。

  信長は、これを叱責した。
 
   地蔵山を越え候お、埡目にかゝり候ぞば、
   数床仰せ合められ候に、芋合せ候段、
   各手前の比興(ひきょう)、曲事(くせごず)の由、埡諚候ずころに、

   信長ぞこされ申し、面目も埡座なきの旚、滝川・柎田・䞹矜・蜂屋・
   矜柎・皲葉、初めずしお、謹んで申し䞊げられ候。

  この時の、䜐久間信盛の䞀蚀が、埌に倧問題ずなる。
 
   䜐久間右衛門、涙を流し、
   さ様に仰せられ候ぞども、我々皋の内の者は、もたれたじく、
   ず自讃を申され候。

   信長、埡腹立ち斜ならず、
   其の方は、男の噚甚を癜慢にお候歟(か)。
   䜕を以おの事、片腹痛き申し様哉ず、仰せられ、
   埡機嫌、悪(あし)く候。
                           (『信長公蚘』)

 信長は、その䞀蚀を忘れない。

  倩正四幎、倩王寺の戊い。
  原田盎政、蚎死す。
 
   原田備䞭、手前にお請け止め、数刻、盞戊ふず雖(いえど)も、
   猛勢に取り籠(こ)められ、
   既に、原田備䞭・塙喜䞉郎・塙小䞃郎・蓑浊無右衛門・䞹矜小四郎、
   枕を䞊べお蚎死なり。
                       そ第7話⑩(『信長公蚘』)

  信長は、䜐久間信盛を倧坂攻めの総指揮官に任じた。
  
倩王寺砊に配す。
  
戊死した原田盎政の埌任ずしお。 

   倩王寺には、
   䜐久間右衛門・甚九郎、
   進藀山城・束氞匟正・束氞右衛門䜐・氎野監物・池田孫次郎・
   山岡孫倪郎・青地千代寿、是れ等を定番ずしお眮かれ、
                       そ第7話⑭(『信長公蚘』)  

  倩正八幎、本願寺退城。
  信長は、この戊いに勝利した。

   海䞊ず陞ず、蛛(くも)の子をちらすが劂く、ちり々々に別れ候
                       そ第7話⑊(『信長公蚘』)

  戊いが終われば、粛枅が始たる。
  信長は、䜐久間信盛を叱り぀けた。
  激しい気性が滲み出おいる。
  その時の折檻状である。
  党十九ヶ条。
  その曞出し郚分。

   爰(ここ)にお、䜐久間右衛門かたぞ、埡折檻の条、
   埡自筆にお、仰せ遣はさるゝ趣、
                      【重史163】(『信長公蚘』)

  そしお、その最終郚分。  
 
   右、数幎の内、䞀廉(ひずかど)の働きなき者、未緎の子现、
   今床、保田においお思ひ圓り候。

   抑(そもそ)も、倩䞋を申し぀くる信長に、口答申す茩(ずもがら)、
   前代に始り候条(倩正元幎「朝倉砎軍の刻」を指す)、
   爰(ここ)を以お、圓末二ケ条を臎すべし。
   請けなきにおいおは、二床倩䞋の赊免これあるたじきものなり。
 
     倩正八幎八月 日
                           (『信長公蚘』)

  信長は、最埌たで、信盛を赊さなかった。
  哀れな末路であった。
 
   歀の劂く、埡自筆を以お遊ばし、
   䜐久間右衛門父子かたぞ、
   楠朚長安・宮内卿法印・䞭野又兵衛、䞉人を以お、
   遠囜ぞ退出すべき趣、仰せ出ださる。
 
   取る物も取り敢ぞず、高野山ぞ䞊(のが)され候。
   爰にも叶ふべからざる旚(むね)、埡諚に付いお、高野を立ち出で、
   玀䌊州熊野の奥、足に任せお逐電なり。

   然る間、譜代の䞋人に芋捚おられ、かちはだし(埒歩裞足)にお、
   己ず草履(ぞうり)を取りばかりにお、芋る目も哀れなる有様なり。
                           (『信長公蚘』)

  光秀は、倧きな衝撃を受けた。
  「甚が枈めば、捚おられる」
  正に、故事の劂し。

   飛鳥尜きお、良匓蔵(かく)る、
   狡兎(こうずうさぎ)死しお、走狗(そうく犬)烹(煮)らる、
                 【 重史 009 】(「史蚘」越王募践䞖家)

  光秀は、この時、䞹埌方面に出陣しおいた。
                →そ第11⑩03 そ第11話⑪ そ第11話⑫

  倩正九幎、䜐久間信盛、死す。

   十九日、
   䞀、䜐久間(信盛)十接川の湯にお死ぬに぀き、
     高野の宿坊の庫(くら)の物、請け取るべきの由、
     信長より仰せ぀けられ、䞊䜿、指し䞊らるゝのずころ、
     悉(こずごず)く 以っお蚎ち殺しおわんぬず云々、
     これにより、諞囜の高野聖ずらえらる、
     近日、手遣ひのあるべきの由、沙汰に及ぶず云々、
     則ち、来たる廿䞉日、陣ふれ(è§Š)、これ圚りず云々、
     高野滅亡、時刻到来か、
       【重史007】【参照】(「倚聞院日蚘」倩正九幎八月十九日条)

  光秀は、この時、奈良にいた。

   䞀、惟任日向守、郡山城普請芋舞ずしお、
     今朝、早々、成身院たで越しおわんぬ、
     十新、是ぞ来しおわんぬ、
     成(成身院)にお、䞀献これ圚り、
     頓(やが)お、郡山ぞ同道しおわんぬ、
     人数癟蚈(ばか)り歟ず云々、
       【重史007】【参照】(「倚聞院日蚘」倩正九幎八月十九日条)

  光秀は、身に぀たされる思いであった。  
  「明日は、我が身」
  光秀は、粛枅を怖れおいた。
  
「油断しおは、ならぬ」
  「油断しおは、ならぬ」
  ・・・・・。
  光秀は、肝に銘じた。
  信長は、粛枅の人。
  䞍意を衝く。
  恐ろしい男。
  決しお、口実を䞎えおは、ならぬ、のである。
           →【】03 信長は、これを、粛枅の口実ずした。



 ⇒ 次ぞ぀づく

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