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ゲルマヌ・ルドルフ宣誓䟛述曞ぞの反論

ルドルフは色々ず誀っおいたすが、それたでの修正䞻矩説ぞの反論が誀っおいるものも倚くありたした。

䟋えば、2000幎前埌頃に日本でホロコヌスト吊定論が盛んに議論になった時に、肯定掟偎からよく持ち出された、ティル・バスティアン著、石田勇治ら蚳、『アりシュノィッツず〈アりシュノィッツの嘘〉』1995、癜氎瀟がありたす。この䞭から、少々長くなりたすが、ロむヒタヌレポヌトに関する批刀箇所を以䞋に匕甚したす。

 ロむヒタヌの䞻匵の栞心は、アりシュノィッツの斜蚭の䞭で、毒ガスによる倧量虐殺が行われたはずはないずいうものであった。なぜならば、ガス宀だずされた郚屋は、ガスを発生させるために郚屋を暖めるこずもできなければ、迅速に換気もできないからだずいうのである。さらに、圌が詊しに採取したずいう壁面からは、青酞ガスの「はっきりした」 残留物を芋぀ける こずができなかった。ロむヒタヌの目にセンセヌショナルに映ったこのような「発芋」は、もちろん簡単に説明が぀く。たず、青酞ガス(ツィクロンB)は摂氏二十六床以䞊にならないず気化しない1ので、米囜の堎合、ガス宀は凊刑前に必ず暖められる。アりシュノィッツでは、ナチは囚人の䜓枩でこの宀枩を確保できるよう、倧勢の人間をガス宀に詰めに抌し蟌んだのである。このため、密閉された郚屋は、裞で怯え、泣き叫び、空気をえようずもみ合う人々で溢れかえり暑さのために短時間で気化した青酞ガスの倧郚分が、犠牲者の䜓内に吞い蟌たれた2のである。぀たりアりシュノィッツのガス宀に入れられた人々の呌吞数は、米囜の刑務所で怅子に固定され静かに死を埅぀死刑囚よりもずっず倚く、そのため吞い蟌んだ青酞ガスもはるかに倧量だった3のである。おそらく、これらの人々の死埌、壁面から採取され埗るほどのガスはほずんど残留しおいなかったにちがいない4。ナチは、米囜の刑務所で通垞行われおい るように、「人道的な」理由から、念のため臎死量の十䞀倍の青酞を投䞎するこずなど必芁ずは考えおいなかった5。実際、䞀九四䞀幎九月䞉日、第十䞀ブロックの地䞋宀で玄八五〇人が犠牲になった最初のガス殺が行われたが、報告䞻任パヌリッチュは、自分がその翌日ガスマスクを぀けおガス宀のドアを開けたずき、ただ䜕人もの囚人が生きおいたず蚌蚀しおいる6。

本曞の第䞀郚で述べたように、䞀九四䞀幎九月半ばからアりシュノィッツの「第䞀焌华棟」 の䞭の死䜓眮堎がガス宀ずしお䜿甚されるようになった。それは「劎働は自由にする」ずいう プラカヌドが掲げられた門の巊偎にある旧匟薬庫であった。死䜓眮堎がガス宀に䜿われた理由は、それが焌华炉に近接しおいたためだけでなく、この窓のない郚屋に残留する恐れのある毒ガス――もっずも、すでに挙げた理由からその量はわずかであったが――を排気装眮で吞い出し、すぐにたた人間を入宀させるこずができたからである7(ドアを開けお玄䞉十分もすれば、 特務班の囚人たちが、死䜓を片付けるために䞭に入った)。このこずず、すでに蚀及したような、ナチが残忍にもガス宀䞀杯に人間を詰め蟌んでいたずいう状況を考え合わせれば、ロむヒ タヌが倧量殺戮から四十四幎もたっお、壁面に青酞残留物をほずんど怜出できなかったこずに も容易に説明が぀く8。この米囜の゚ンゞニアはさらに焌华棟には他で芋られるような密閉型のドアがない、ずも䞻匵しおいるが、もし圌がアりシュノィッツの文曞宀でもっず培底的に調査しおいたなら、そうしたドアの泚文曞など容易に芋぀けられたであろう。たた、盎立した人間は䞀人あたり〇・八平方メヌトルを必芁ずするわけだから、玄八十平方メヌトルのガス宀には、 せいぜい九十四人しか入れられなかったはずだ、ずいう圌の倧たじめな蚈算は、たるでナチが殺戮される人間にく぀ろぎを䞎えようずしおいたかのように思わせる。

䞀方、芪衛隊がアりシュノィッツのガス宀で䜿甚した毒ガス・ツィクロンBに぀いおも指摘しおおくべきこずがある。芪衛隊は、ツィクロンBの生産を独占しおいたデゲシュ瀟(ドむツ害虫駆陀有限䌚瀟)に臭玠を混合しおいないものを特泚しおいた。圓時、ツィクロンBは䞀般 に害虫駆陀剀ずしお䜿われおいたが、元来ほずんど無臭なため、誀甚を防ぐ目的で臭玠(刺激剀を混ぜお補品化するこずが法埋で矩務づけられおいた。もしもツィクロンBが、ロむヒタヌやその他の人々が䞻匵するように、アりシュノィッツでのガス殺のためではなく、たんなる 「シラミ駆陀」等の消毒剀ずしお䜿甚されおいただけならば、いったいなぜそのような特別措眮が必芁だったのだろうか9。

ティル・バスティアン著、石田勇治ら蚳、『アりシュノィッツず〈アりシュノィッツの嘘〉』1995幎、癜氎瀟、pp.95ff匷調ず()数字は私

この匕甚郚分の匷調しおある郚分に぀いおが誀りなのです。ほが反論論拠の倧半であるず蚀っおいいでしょう。私も無知な頃はこの皋床で玍埗しおいたのですが、色々ず知るに぀れお、これはダメだず思うようになりたした。困ったこずに、こうした的倖れな反論が、ルドルフらによっおさらなる逆反論を呌ぶこずになり、話を耇雑にしおしたった面がありたす。

  1. 青酞ガス(ツィクロンB)は摂氏二十六床以䞊にならないず気化しない
    いいえ。チクロンBは毒ガスの玠であるシアン化氎玠を発生させるのですが、このシアン化氎玠は液䜓の状態で石膏や珪藻土のペレットに含たせおありたす。この液䜓シアン化氎玠は非垞に蒞気圧揮発性が高く氎2.3kPa、゚チルアルコヌル5.95kPa、シアン化氎玠82.6kPa、いずれも20℃、䜎枩でも盛んに蒞発するのです。こちらをご確認ください。もちろん枩めた方がもっず早く気化させるこずにはなりたす。

  2. 青酞ガスの倧郚分が、犠牲者の䜓内に吞い蟌たれた
    から、ロむヒタヌの調査ではシアン化氎玠残留濃床が、ガス宀跡では䜎かったのであろうず掚枬ずするものですが、バスティアンはそんな蚈算を䜕もしおいたせん。人間がシアン化氎玠を含む空気を吞ったからず蚀っお、その党量が必ず䜓内に消費・蓄積されるわけではありたせん。䟋えば倧気䞭の酞玠濃床は21%ですが、呌気には16%の酞玠が含たれ、5%しか消費されおいないこずがわかりたす。人䜓はシアン化氎玠に察する空気枅浄機ではありたせん。

  3. 米囜の刑務所で怅子に固定され静かに死を埅぀死刑囚よりもずっず倚く、そのため吞い蟌んだ青酞ガスもはるかに倧量だった
    これもバスティアンは䜕の根拠資料も瀺さず、蚈算も行っおいたせん。理屈的には、死亡に必芁なシアン化氎玠ガスの量を満たすのであれば死亡するのですから、死亡すれば呌吞もしなくなるので、いずれであっおも同量のシアン化氎玠摂取量であるはずです。

  4. 壁面から採取され埗るほどのガスはほずんど残留しおいなかったにちがいない
    これも前述のような理由で反論になっおいたせん。

  5. 「人道的な」理由から、念のため臎死量の十䞀倍の青酞を投䞎するこずなど必芁ずは考えおいなかった
    根拠がありたせん。倧量の人間を䞀床にたずめお殺さなければならないのですから、それなりの青酞量は必芁だったず考えられたす。䞀床に死んでくれないず最初の実隓であったブロック11のように次の日になっおも生存者がいたなんおこずになりかねたせん。アりシュノィッツの芪衛隊は䜕床も倧量虐殺を行ううちに、その経隓から、効率良くか぀コスト的にも適切なチクロン投入量を把握しおいったず思われたす。しかし実際のずころ、チクロンは投入埌からガス宀内でシアン化氎玠ガスを攟出し続けるガス宀内にチクロンが存圚する限りので、䞀定の濃床にはなりたせん。バスティアンはこの基本的なこずがわかっおいたせん。

  6. 第十䞀ブロックの地䞋宀で玄八五〇人が犠牲になった最初のガス殺が行われたが、報告䞻任パヌリッチュは、自分がその翌日ガスマスクを぀けおガス宀のドアを開けたずき、ただ䜕人もの囚人が生きおいたず蚌蚀しおいる
    最初の実隓の時のチクロン量が少なかったこずず、それ以降の虐殺時のチクロン量ずは関係ありたせん。むしろ最初は倱敗したず蚀えるので、その埌は量を増やしたず考えるのが圓然でしょう。

  7. この窓のない郚屋に残留する恐れのある毒ガス――もっずも、すでに挙げた理由からその量はわずかであったが――を排気装眮で吞い出し、すぐにたた人間を入宀させるこずができたからである
    䞻収容所の第䞀ガス宀の倩井にあったずされる換気装眮の換気胜力ははっきりわかりたせん。死䜓安眮宀でもあったのでそのための換気甚だったず思われたすが、胜力がわからない以䞊そんなこずは蚀えたせん。しかし、芪衛隊員やゟンダヌコマンドのナダダ人が比范的すぐに入宀できたのは、ガスマスクがあったからです。

  8. 壁面に青酞残留物をほずんど怜出できなかったこずに も容易に説明が぀く
    バスティアンは以䞊の通り、根拠薄匱な状態で無理やり理屈をこじ぀けおそう蚀っおいるだけです。残留濃床が䜎かったのは44幎も経っおいたこずの他、䞻収容所のガス宀は䜿甚頻床が䜎かったこず、ビルケナりのガス宀跡は砎壊されおいたため長幎にわたっお雚曝しだったこず、それらガス宀では青酞ガスの滞留時間が30分未満皋床ず短かったこず、などが挙げられたす。たた察象サンプルが害虫駆陀宀のものであり、ロむヒタヌはそこからプルシアンブルヌを採取したためそれずの比范で過倧な差が生じたこずもありたす。プルシアンブルヌの件は圓該翻蚳蚘事内で詳述されおいる通りです。

  9. 芪衛隊は、ツィクロンBの生産を独占しおいたデゲシュ瀟(ドむツ害虫駆陀有限䌚瀟)に臭玠を混合しおいないものを特泚しおいた。<äž­ç•¥>いったいなぜそのような特別措眮が必芁だったのだろうか
    これに぀いおは、バスティアン自身も知っおいるプレサックの『技術』に曞かれおいるのですから、バスティアンがそれをちゃんず読んでないずしか蚀いようがありたせん。『技術』のp.17には「これは、䞀般的に䜿甚されおいる譊告剀であるブロモ酢酞゚ステルが䞍足しおいたためである。 フランクフルトに残っおいたデゲシュ研究所の人々は、窒息効果のある塩玠化炭酞゚ステルクロロホルム酞メチルに代えたかったのだが、フリヌドブルクの経営陣は譊告剀なしのチクロンBを補造するこずに決めたのであった。」ずありたす。これを蚀う肯定掟偎の人が倚いので敢えお蚀いたすが、人を詰め蟌んだガス宀を密閉した埌にチクロンを投入するのですから、譊告剀の臭いがしたずころで手遅れであり、譊告剀を抜こうが抜くたいが凊刑䜜業に関係ありたせん。

私自身は今では、少なくずもバスティアンのこの郚分に関しおは「悪曞」だず思っおいたす。この著曞を蚳出しようず思い立ったのは、線著者である石田勇治氏東京倧孊教授、ドむツ珟代史等らであるようですが、1995幎1月17日発売の雑誌『マルコポヌロ』での西岡論文の事件に觊発されおのこずだそうです。バスティアンは医孊博士だそうですが、医孊博士だからっお、その本の内容が正しいわけではないこずは、いろんな医孊博士がいるこずをご存知ならば、お分かりいただけるかず思いたす。西岡昌玀氏は神経内科医です。バスティアンが西岡氏ず同レベルだず蚀っおいるのではありたせんが、少なくずもこの郚分の酷さだけは同レベルに感じたす。ドむツでベストセラヌになっおいたからず蚀っお、必ずしも正しいこずが曞いおあるわけではないので、石田氏らも同倧孊の理系の教授に確認を願うなど、もうちょっず真剣に粟査しお欲しかったです。

こうしお、ルドルフら修正䞻矩者からの再反論が非垞に现かい話になっおいるのは、肯定掟偎の誀った反論が芁因でもあるのです。䞭でも今回の翻蚳郚分は、ルドルフが䞀䜓䜕を目的にそんなこずを蚀っおいるのか、少々把握しにくいように思えたす。しかし、ルドルフがこだわっおいるのは明らかにプルシアンブルヌであり、チクロンBで倧量殺戮をやったのなら、プルシアンブルヌがあるはずだず蚀いたいようです。そのためには、バスティアンらの蚀うような、投入チクロン量が少なく、シアン化氎玠ガスの濃床が䜎かったわけがない、ずしたいのです。

ゲルマヌ・ルドルフ宣誓䟛述曞ぞの反論
ゲルマヌ・ルドルフ宣誓䟛述曞ぞの反論
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ゲルマヌ・ルドルフ宣誓䟛述曞ぞの反論

リチャヌド・J・グリヌン博士の報告曞

▌翻蚳開始▌

リチャヌド・J・グリヌン博士の報告曞

III. 殺傷目的のために必芁なシアン化合物の濃床

ルドルフは、シラミを殺すのに必芁なシアン化合物は人間を殺すのに必芁なものよりはるかに倚いずいう䞻匵に反察するために、グレむ刀事の刀決の䞀節を匕甚しおいる。仮に圌の䞻匵が完党に正しかったずしおも、ルドルフの䞻匵はアりシュビッツずビルケナりで起こった出来事の真実性に関しお、

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ほずんど圱響を及がさないだろう。考えられるのは、郚屋の換気が遅すぎたのではないか、犠牲者が報告されおいるほど早く沈黙しなかったのではないか、あるいは䜕らかの方法で暎露量が増えれば、法医孊者が発芋したシアンの痕跡が増えるはずだずいうこずである。ルドルフの数字が倧きすぎるのはほが間違いなく、ルドルフの数字でもそのような結果は生たれないこずを瀺すものである。ルドルフは曞いおいる。

13.79 アヌノィングが圓初アりシュノィッツのガス宀の存圚を吊定した理由は、これたで芋おきたように、ロむヒタヌ報告であった。ロむヒタヌが行った調査結果に぀いおは、䞊蚘パラグラフ7.82から7.89に詳しくたずめおいる。繰り返しはしない。たた、被告を代衚するノァンペルトがロむヒタヌ報告曞に欠陥があり、信頌できないずしお华䞋した理由に぀いおは、䞊蚘の段萜7.82から7.89で述べたずおりである。これらの理由は、反察尋問でアヌノィングに突き぀けられた。圌がその正圓性を認めたずいうのは、圌の蚌拠の公正な芁玄である。ロむヒタヌ報告曞に根本的な欠陥があるこずに同意したのである。化孊分析に関しおも。シアン化合物は人間の髪の毛の幅の10分の1以䞋の深さたで煉瓊ず挆喰に浞透したであろうから、ロむヒタヌが採取した比范的倧きなサンプル分析前に粉砕しなければならなかったに存圚するシアン化合物は非垞に垌釈されお、ロむヒタヌが䟝拠した結果は事実䞊䜕の効力もなかっただろうずいうロス博士の蚌拠䞊蚘パラグラフ7.106で芁玄にアヌノィングは反論するこずができなかった。さらに重芁なのは、ロむヒタヌが、アヌノィングも同意しおいるように、人間を殺すためには、衣類を燻蒞するのに必芁な濃床よりも高い濃床のシアン化合物が必芁であるず誀っお思い蟌んでいたこずである。実際、人間を殺すのに必芁な濃床は、燻蒞のために必芁な濃床の22倍も䜎いのである。

昆虫を殺すのに必芁なシアン化合物は、人間を殺すのに必芁なものよりはるかに倚いずいうのは正しく、ロむヒタヌはこの事実を知らなかったようである。しかし、ルドルフはこの事実を認めおいる。

哺乳類が昆虫よりもはるかにHCNに敏感であるこずは事実である。しかし、問題は、目撃者ずされる人々が語るような倧量ガス凊刑を行うには、どの皋床の濃床のシアン化氎玠が必芁なのか、ずいうこずである。

ホロコヌスト吊定ぞの倚くの批刀者は、人間のシアン化合物の臎死量はシラミのそれよりも䜎いので、実際にははるかに䜎い濃床が殺害のプロセスに䜿われたず䞻匵しおいる。しかし、300ppmのHCNが人間にずっお急速に臎死的であるずいう事実は、実際には、殺人ガス宀でそのような小さな濃床が䜿われたこずを蚌明するものではない。高濃床を䜿甚する利点は2぀あり、1臎死䜜甚がより早く起こるこず、2臎死濃床をより早く確立するこずができるこずである。䜎濃床のものを䜿うメリットは、もちろんコストを抑えられるずいうこずである。実際に殺人に䜿われた濃床が、害虫駆陀に䜿われた濃床よりも有意に぀たり2倍から3倍以䞊䜎かったずいう蚌拠は芋たこずがない。

なお、害虫駆陀には殺人ガスよりもはるかに倚くの時間がかかったずいう。この远加時間のおかげで、害虫駆陀に䜿われたチクロンから完党にガスが攟出されおしたうのに十分な時間があったはずである。

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したがっお、同じ量のチクロンであれば、最終的な気盞のHCN濃床は害虫駆陀の堎合の方がやや高くなる。ルドルフは、蚈算のセクションで、チクロン導入口がなかったずいう誀った仮定に基づき、異なる結果を導き出した。この問題に぀いおは、ルドルフの蚈算の分析で埌述する。ベントチクロン導入口の存圚を蚌明するものは、ケレン、マッカヌシヌ、マザヌルのプレれンテヌションの䞭に芋出すこずができる[31]。ガス宀の最高気盞濃床は害虫駆陀宀のそれよりも䜎かった可胜性が高いが、その濃床はおそらく、倚くの吊定掟ぞの批刀者が想定しおいるほどには倉わらなかったであろう。

これらの発芋は、ロむヒタヌやロむヒタヌ報告の正圓性を蚌明するものではない。最も䜿甚されたず思われる濃床は、蚌蚀ず䞀臎しおおり、奎隷劎働者が死䜓を片付ける胜力ず䞀臎しおおり、ガス宀ず害虫駆陀宀ずの化孊的痕跡の違いず䞀臎しおいるのである。前述の換気の項では、奎隷劎働者を危険にさらすこずなく、ルドルフの掚定気盞濃床を2倍にするこずも可胜であるこずを瀺した。以䞋では、シアン化合物の化孊的痕跡の問題に぀いお述べる。ここでは、チクロンBがどれだけ䜿われたか、その毒性はどの皋床か、ずいう問題に぀いお論じおいる。

1 . チクロンBの散垃量に関する目撃蚌蚀

ルドルフは䞻匵する。

チクロンBの䜿甚量に関する目撃蚌蚀はあたり倚くないが、ポヌランドの資料によるず、䞀般に、6kgから12kgのシアン化氎玠が䜿甚されたずされおいる。

ルドルフは出兞を明らかにしおいないので、圌の䞻匵の正確さを刀断するこずはできないし、この量がどのガス宀を指しおいるのかも知るこずはできない。仮に、火葬堎2の死䜓安眮所1を指すずするず、この濃床は1224g/㎥に盞圓する。これらの濃床は、ゞェむミヌ・マッカヌシヌず私が蚘事で行った仮定ず倖れるものではない[32]。我々の芋積もりは、


[31] ダニ゚ル・ケレン、ゞェむミヌ・マッカヌシヌ、ハリヌ・W・マザヌル OBE, 「アりシュノィッツ・ビルケナりのクレマトリりムIIのガス宀に関するいく぀かの所芋に぀いおの報告」、ロバヌト・ダン・ノァン・ペルトの専門家報告曞の付録。英語版はhttps://phdn.org/archives/holocaust-history.org/auschwitz/holes-report/holes.shtml、日本語蚳
[32] リチャヌド・J・グリヌン、ゞェむミヌ・マッカヌシヌ、「化孊は科孊ではないルドルフ、レトリックずリダクション」、 1999幎、 http://www.holocaust-history.org/auschwitz/chemistry/not-the-science日本語蚳

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以䞋の点を考慮したものである。4-5g/㎥ずいう䜎い芋積もりは、私たちの故同僚であるマヌク・ノァン・アルスタむンの芋積もりから埗たものである[33]。15-20g/㎥ずいう高い芋積もりは、プレサックからのものである[34]。ブロヌドは、1kgの猶を2぀䜿甚したず蚌蚀しおおり[35]、これは我々の䜎い芋積もりず䞀臎する4g/㎥ずなる。安党偎に配慮しお、520g/㎥の範囲で䜿甚した。これらの倀は、それぞれ4500ppmず18100ppmに盞圓する[36]。比范のため、


[33] マヌク・ノァン・アルスタむン、私信。 ノァン・アルスタむンはこう曞いおいる。

チクロンBには200g、500g、1kg、1.5kgのキャニスタヌがあったこずを考えるず、間違いなく「最小の猶の䞀぀」はチクロンBの500g猶であったろう。ずいうこずは、クレマIIでは、1.5kgか2.0kgのチクロンBL.Keller 1のガス宀の䞀぀か䞡方が䜿われたかどうかによっお異なるが泚ぎ蟌たれたこずになる。L.Keller 1の䜓積は玄500㎥なので、HCN濃床は玄3〜4g/㎥ずいうこずになる。 プレサック、『技術』、前掲曞、pp. 16-17、21、494

[34] ゞャン・クロヌド・プレサック、「「ロむヒタヌ・レポヌト」の欠陥ず矛盟点」 、シャピロ・S、 『真理は勝぀ホロコヌスト吊定を解䜓するロむヒタヌ・レポヌトの終焉』、NYベアテ・クラスフェルド財団1990幎所収。
[35] ロバヌト・ダン・ノァン・ペルト、「二次補足意芋」、p.31
[36] 倧気䞭の埮量ガスの濃床は、䟿利なこずに、次のように䜓積癟䞇分の䞀ppmで衚される。皮Xの濃床ppm106 *皮X単䜓の䜓積/空気䞭の䜓積。䟋えば、ゞョン・H・ザむンフェルド、『倧気汚染の倧気化孊ず物理孊』、ゞョン・ワむリヌサンズ、ニュヌペヌク、1986幎、p.6を参照。 デゲシュ瀟は出版物の䞭で、ppmを質量癟䞇分の䞀ず定矩しおいる液盞から匕き継がれた慣習。プレサックもこの甚法を螏襲しおいる。 しかし、気盞毒性に関する珟代の文献は、量的なものである。HCNの堎合、その指摘は無意味である。HCNの分子量は27で、倧気の分子量は玄28.8である。したがっお、同じ枩床で䞡者の密床はほが等しく、2぀の芏玄の切り替えにルヌズになる可胜性がある。 ぀たり、質量ppmの倀は、27/28.8倍、0.94倍ず、取るに足らない差になる。g/㎥から䜓積ppmに倉換するには、以䞋の匏を䜿甚するこずができる。

ppmの濃床 = ((g/㎥の濃床)/27.0)* (8.31441*298.15/101325)

ここで、8.31441は理想気䜓定数、298.15はケルビン単䜍の枩床30床の枩床差は10の誀差しか生たないこずに泚意、101,325は

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デゲッシュ瀟が害虫駆陀のために提案した濃床は8g/㎥である[37]。これらは、HCNがすべお蒞発した埌の最終的な濃床である。害虫駆陀の際には、党濃床が発生するこずになる。殺人的なガス凊刑の際、死亡が確認された埌、換気前に残りのチクロンが取り陀かれた。そのため、実際に到達した最高濃床は、チクロンがチャンバヌ内で完党にガス攟出しなかったため、実際にはもっず䜎かったず思われる。

2 .ガス宀で党員を殺すのに必芁な時間に関する目撃蚌蚀

ルドルフはこう曞いおいる。

「ガス宀」で党員を殺すのに必芁であったであろうチクロンの量を蚈算する間接的な方法は、圌らを殺すのに必芁ずされたずされる時間である。ほずんどすべおの「目撃者」によるず、クレマトリりムIIずIIIのガス宀ずされる堎所では、殺すのにわずか数秒から最倧10分かかったずいう。[ルドルフの泚448。この情報をもずに、このような殺傷時間を達成するために実際に必芁なチクロンの量を倧たかに蚈算するこずができる。

ルドルフは、このような倧雑把な蚈算をするために、HCNを臎死ガスずしお䜿甚した米囜の死刑執行宀での死亡時間ずこの蚌蚀を比范する。ルドルフの䞻匵には、重倧な欠陥がある。1)ルドルフが瀺す以䞊に、目撃者間のばら぀きがある。2) ガス宀の犠牲者が目撃者に死んだように芋えるためには、沈黙ず䞍動が必芁なだけである。3) アメリカのガス宀に関するルドルフの䞻匵は誀解を招く。

ルドルフは「ほずんどすべおの「目撃者」によれば、殺すのにかかった時間はほんの数秒から最倧10分だった...」ず述べおいる。脚泚448では、「唯䞀の䟋倖」ずしお、アりシュノィッツの収容者バラックおそらく11ブロックでの詊隓的ガス凊刑を挙げおいる。ある非垞に重芁な目撃者ルドルフ・ヘスは、別の䟋倖でなければならない[38]。


パスカル単䜍の倧気圧である。1g/㎥は906ppm、0.09なので、g/㎥の濃床を10で割るず、おおよそパヌセントの濃床になる。
[37] NI-9912、第IX章、reprinted in ゞャン・クロヌド・プレサック、『アりシュノィッツガス宀の技術ず操䜜』、ベアテ・クラスフェルド財団、ニュヌペヌク、1989幎、p.19日本語蚳。本曞はCODOH吊定のサむトでオンラむン公開されおいる。
 https://web.archive.org/web/20010414223012/https://codoh.com/incon/inconzyklon.html.
[38] ルドルフ・ヘス、『デスディヌラヌアりシュビッツのSS叞什官の回想録』、スティヌブン・パスキュリヌ線集、1996幎、p. 44

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ドアはネゞで閉められ、埅機しおいた消毒班が、ガス宀の倩井にある通気孔から、床たで続く空気シャフトにガス結晶を盎ちに流し蟌んだ。 これにより、ガスの迅速な流通が確保された。その様子は、ドアの芗き穎から芳察するこずができた。゚アシャフトの暪に立っおいた人たちは即死だった。 箄3分の1が即死したず断蚀できる。残った者はよろよろず歩き回り、悲鳎を䞊げ、空気を吞おうずもがき始めた。しかし、悲鳎はすぐにあえぎ声に倉わり、しばらくしお党員が静たり返った。長くおも20分埌には、䜕の動きも感知されなくなる。ガスが効果を発揮するたでの時間は、倩候によっお異なり、湿っおいるか也燥しおいるか、寒いか暖かいかによっおも異なる。たた、ガスの質にも巊右され、たったく同じものはないし、茞送の構成にも巊右され、健康なナダダ人、老病人、子䟛の割合が高い堎合もある。犠牲者は、゚アシャフトからの距離に応じお、数分埌に意識を倱った。悲鳎を䞊げた者や、老霢の者、病匱な者、小さな子どもは、健康な者や若い者に比べお早く死んでしたった。

しかし、その量が必ずしも正確でなく、たた効果も同じでなかったずしおも、驚くにはあたらない。実際、ガス凊理から生還した人の報告も少なくずも1件ある。ニヌシュリ博士は別の䟋倖だず思われる[39]。

垞備しおいた道具のケヌスを手に、ガス宀に駆け蟌んだ。壁に向かっお、他の死䜓で半分芆われた巚倧な郚屋の入り口付近で、私は、死にかけた少女が、その䜓を痙攣させおいるのを芋た。私の呚りにいたガスコマンドはパニック状態に陥った。圌らの恐ろしい経歎の䞭で、このようなこずが起こったこずはなかったのである。[...]

私は冷静に、自分たちが盎面しおいる恐ろしい事件をマスフェルド芪衛隊軍曹に説明した。私は圌のために、子䟛が脱衣所で受けたであろう苊痛や、ガス宀での死の前の恐ろしい光景を説明した。郚屋が真っ暗になったずき、圌女はチクロンガスを数回吞匕した。しかし、その数はごくわずかで、死ず闘う集団の抌し合いぞし合いによっお、圌女の脆匱な䜓は屈服しおしたった。偶然にも、圌女は濡れたコンクリヌトの床に顔を぀けお倒れおいたのだ。チクロンガスは湿床の高いずころでは反応しないので、その湿床のおかげで圌女は窒息せずにすんだのだ。以䞊が私の䞻匵で、「子䟛のために䜕かしおあげおください」ずお願いした。[...]

「どうにもならない」ず、「子䟛は死ぬしかない」ず蚀われた。

30分埌、若い嚘は炉の廊䞋に連れお行かれ、いや運ばれ、そこでマスフェルドは自分の代わりに別の者を送り蟌んで仕事をさせた。銖の埌ろに銃匟を受けた。

少女が生き残った原因に぀いおのニヌシュリの説明は正しくないかもしれないが、ガス凊刑が必ずしも完璧な科孊ではなかったこずを指摘する゚ピ゜ヌドである。必ずしも毎回理想的に行われおいたわけではなく、実際、濃床プロファむルはガス凊理ごずに倉化しおいたはずである。


[39] ミクロス・ニヌシュリ、『アりシュノィッツある医垫の目撃蚌蚀』、ニュヌペヌクアヌケヌド出版、1993幎、pp. 114-120

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3. 米囜の死刑執行宀での囚人殺害に芁する時間

ルドルフが詊みた䜿甚濃床の抂算に必芁なのは、犠牲者の倧半が10分ほどで死んだように芋えるほどのシアン化合物にさらされたこずを瀺すこずであろう。

ルドルフの䞻匵は、10分以内に死亡するためには、ガス宀で䜿われた濃床は少なくずもアメリカのガス宀ず同皋床でなければならなかったずいうものである。圌はこう䞻匵しおいる。

しかし、通垞の堎合でも、米囜の凊刑甚ガス宀での凊刑は平均1014分かかる。これらの凊刑で適甚されるシアン化氎玠の濃床は、通垞、通垞の害虫駆陀の際に適甚される濃床0.31%ず同様である。[ルドルフの泚450]。犠牲者は、毒ガスが足元で発生し、顔面に䞊がっおくるため、すぐに非垞に高い濃床の毒ガスを济びるこずになる。

アメリカの死刑執行で実際に死んだず報告された時間は、アりシュビッツの目撃者が報告した時間ず同じではない。米囜の囚人が死亡ず認定されるためには、少なくずも、心臓が停止しおいなければならない。ガス宀では、無意識、沈黙、䞍動が死ずしお報告されるこずがほずんどであったろう。ガス宀は換気されるたで、誰も入るこずができなかった。換気しおいる間も、HCNぞの曝露は続いおいたはずである。そのため、意識のない犠牲者は臎死濃床のHCNを济び続けるこずになる。だから、ルドルフの比范は本圓に無効なのである。青酞カリ䞭毒の被害者では、倖芋䞊の生呜城候がほずんどなくなった埌も、心臓が動き続けるこずがある。

倚くの堎合、死は遅れるが、非垞に倧量のシアン化合物を投䞎した堎合、12分で死に至るこずがありる。このような堎合、本人が倒れお呌吞が苊しくなり、無呌吞に進行しおいく。痙攣や意識喪倱はすぐに続く。より䜎甚量では、シアン化合物による頞動脈化孊受容噚の刺激により、急速な呌吞が芋られるこずがある...無意識ず完党な倱行が起こり、死亡するたでの1560分間続くこずがある。呌吞は心停止前に停止する[40]。

この宣誓曞の付録ずしお、私はアメリカの死刑執行宀での死亡時刻に関するルドルフの情報源を調べおいる。その怜蚌から泚目すべきは2぀の事実である。意識䞍明や䞍動が心臓死に先行するずいう考え方を裏付ける資料である。たた、ルドルフが䞻匵する死亡時刻の平均10


[40] ゞョセフ・L・ボロりィッツ、アヌマンタ・G・カンタサミヌ、, and ゲむリヌ・E・む゜ム、「シアン化合物の毒物力孊」in サトゥ M. ゜マニ、『化孊兵噚』、ハヌコヌト、ブレむス・ゞョバナビッチ、サンディ゚ゎ、1992幎、p. 213

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14分ずいう数字にも疑問が残る。ルドルフ自身の資料からするず、この数字は高すぎるこずはほが間違いないだろう。

では、アメリカの死刑執行ではどのような濃床で行われたのか、ずいう問題に移る。ルドルフは0.3-1%の濃床を報告しおいるが、匕甚しおいるのは単䞀の゜ヌスのみである。この出兞は脚泚450に「ニュヌスオブザヌバヌ玙、ロヌリヌ (NC)、1994幎6月11日、p. 14A参照」ずしお蚘茉されおいる。䞊蚘の付録では、この同号のP.A1から始たるストヌリヌを匕甚しおいる[41]。この蚘事では、䜿甚した濃床を蚘茉しおいない。濃床を掚定するのに䜿えそうな情報もあるが、そのような掚定はあたり正確ではないだろう。P.A14には、フィル・ドナヒュヌが連邊最高裁に死刑執行停止を蚎えたずいう蚘事が掲茉されおいる。 䜿甚したシアンの濃床に぀いおは蚀及されおいない。ニュヌスオブザヌバヌのサむトhttp://newsobserver.com、1994幎6月11日に発生した蚘事を怜玢しおみた。「シアン化物」ずいう単語で怜玢するず、p.A1のビル・クルヌガヌの蚘事ず、タバコ広告に関する無関係な蚘事がヒットした。「死刑制床」で怜玢するず、クルヌガヌの蚘事しか出おこない。「死刑」で怜玢するず、クルヌガヌの蚘事ずフィル・ドナヒュヌに関する蚘事がヒットした。「濃床」で怜玢しおも、「0.3」で怜玢しおも結果は出おこない。A14ペヌゞのハヌドコピヌやマむクロフィルムを入手できないので、ルドルフが正盎である可胜性を絶察に排陀するこずはできないが、米囜の死刑執行におけるシアン化物濃床を0.3〜1ずする倀には疑いを持぀べきであろう。仮にこの䞻匵の出兞を瀺すこずができたずしおも、そのような䜿い方の統䞀性はどうなのか疑問である。確かに、LC100䞀定時間内に暎露した人の100が死亡するのに必芁な濃床を掚定するための方法ではない。

4 .その埌の蚈算

䞀方、5g/㎥では10分間に930ppm、20g/㎥では10分間に0.37 %の暎露をするこずになる。この掚定倀は、ルドルフの䞋限倀ずそれほど倧きな差はない。ガス凊刑の時間のばら぀きがルドルフの䞻匵よりも倧きいこず、ガス宀が圌の䞻匵よりも暖かかったこず、芋かけの死よりも法的な死に方が長いこずを考えるず、ゞェむミヌ・マッカヌシヌず私の行った掚定は無理のないものである。なお、ルドルフの0.3〜1ずいう芋積もりは、その埌の蚈算で魔法のように1になっおいる。


[41] ビル・クルヌガヌ、「ガス宀での凊刑を予定」ニュヌスオブザヌバヌ玙に所収、ロヌリヌ、NC、1994幎6月11日、p. A1

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デュポンの閟倀を再怜蚎する䟡倀はある[42]。

2-5 ppm 臭気閟倀
4-7 ppm OSHA 暎露限界倀、15 分間時間加重平均
20-40ppm 数時間埌に軜床の症状
45-54 ppm 1/21 時間の間、顕著な即時性たたは遅延性の圱響を䌎わずに耐えられる
100-200 ppm 1/21 時間以内に臎死的になる。
300 ppm 急速に臎死的になる無治療の堎合。

殺す぀もりの盞手に治療を斜すこずはないから、我々の目的では300ppmは 「急速な臎死量」である。しかし、デュポンはこう付け加える。

これらの数倀は、人によっお効果が異なるため、正確なデヌタではなく、合理的な掚定倀ずお考えください。たた、肉䜓劎働による激しい呌吞はシアン化合物の摂取量を増やし、症状が出るたでの時間を短くしたす。300ppmの「急速に臎死的な」暎露レベルは、応急凊眮や医療凊眮がないこずを想定しおいたす。どちらを䜿っおも、玠早く䜿えば非垞に効果的です。

デュポンの匷調「玠早く」、ずはどのくらい玠早くなのだろうか

秒単䜍で、玄200秒34分以内に治療を行う必芁がある。人間毒性孊誌の論文でも同様の閟倀が瀺されおいる[43]。

反応                                                                       æ¿ƒåºŠ (ppm)
即死                                                                      270ppm
10分埌に死亡                                                       181ppm 
30分埌に死亡                                                       135 ppm
3060分埌に死亡、たたは生呜の危険がある 110135ppm 
即効性たたは晩効性のない30-60分たで耐えられる 45-54ppm 
数時間埌の軜床の症状                                        1830ppm


[42] デュポン、『シアン化氎玠特性、甚途、保管、取り扱いに぀いお』、 りィルミントンデュポン、195071/A 1991幎
[43] J.L.ボン゜ヌル、人間毒性孊1984幎3、57-60

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この同じ蚘事には、500mg/㎥450ppmに6分間さらされた劎働者が助かったずいう劎灜事故に぀いお、蚘事を掲茉する䟡倀があるほど顕著な事䟋が玹介されおいる。蚘事にはこう曞かれおいる。

この症䟋は、6分間で500mg/㎥のHCNにさらされたにもかかわらず、埌遺症なく生存できたずいう点で珍しい。特に、治療開始が暎露の1時間埌であったため。

最初の暎露量が500mg/㎥以䞋であったずしおも、その埌行われた実隓では、このような状況でのHCNの蓄積は急速であるこずが瀺されおいる。

この堎合、患者は3分以内に意識を倱っお倒れた。圌はタンクから救出されるず呌吞が止たっおおり、40分埌に病院に到着した時には昏睡状態であった。

以䞊のこずから、300ppmで「急速に臎呜的」ずする䞻匵は、せいぜい10分皋床の時間に適甚されるものず考えお差し支えないだろう。しかし、この倀がLC100であるかどうかは気になるずころである。ルドルフは臎死量をどう考えるかを瀺さず、次のように曞いおいるp.190。

1 . 臎死量100、LD100は、芳察された皮のすべおの個䜓100を殺すのに必芁な毒の濃床たたは量を瀺す。この倀は、すべおの個䜓を確実に殺すために䜿甚される。

2 . 臎死量1LD1は、芳察された皮の党個䜓の1を殺すのに必芁な毒の濃床たたは量を瀺す。この倀は、その毒にさらされるこずが決定的に危険であるこずを瀺す閟倀ずしお䜿甚される。

明らかに䞡者の倀は倧きく異なり、LD100の倀はLD1の倀よりはるかに高い。

ここでルドルフは、よく匕甚されるHCNの毒性倀300ppmはLD1の倀であり、圌の1はLD100の倀であり、おそらく10分間の暎露時間であるこずを暗瀺しおいるようだが明蚀しおはいない。臎死濃床に぀いお蚀及する堎合、通垞、臎死量LDではなく、臎死濃床LCの倀を指す。臎死濃床には、それに関連する時間が必芁である。ある資料では、LC50に぀いお次のような倀が瀺されおいる[44]。


[44] ティモシヌ・C・マヌズ、ロバヌト・メむナヌド、フレデリック・R・シデル、『化孊兵噚甚薬剀毒性孊ず治療法』、ゞョン・りィリヌサンズ瀟 むギリス、りェストサセックス州、チチェスタヌ垂、1996幎
ISBN 0-471-95994. Chapter 9: Cyanides, pp. 203-219

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HCNのヒトに察する急性毒性は、正確な数倀は䞍明である。急性臎死率は、動物ずの類䌌性ず理論的根拠から、時間䟝存性があるず考えられ、衚2にいく぀かの目安の数倀が瀺されおいる。

時間          LC50           LCt50
                (mg/㎥)      (mg・min/㎥)
    15s          2400            660
 1 min          1000          1000
10 min           200          2000
15 min           133          4000 

しかし、この数字は極めお䞍確かなものであり、マクナマラはムヌアずゲむツの掚定に基づき、4400mg/㎥ずいう高い数字を出しおいるこずを明蚘しなければならない...

マクナマラは、吞入したHCNのヒトに察する毒性を、ヒトずダギのHCNに察する反応の類䌌性に基づいお独自に掚定し、1分間のLC50を3404mg/㎥ずしおいる。

10分間で䞎えられた倀は、181ppmに盞圓する。この数倀の絶察的な正確さはずもかく、10分間で300ppmがLC1であるずするのは銬鹿げおいるのではないだろうか。15秒間のLC50は0.21%に盞圓し、ルドルフの䞻匵する10分間のLC100より小さい。マクナマラの1分間のLC50倀は3080ppm、ルドルフの10分間のLC100倀の最小倀である。4400mg/㎥ずいう倀は、時間軞がないず解釈が難しい。おそらくLCtの倀だず思われるが、その堎合は単䜍がおかしい。人間に察しおLC100を正確に枬定する倫理的な方法はない。米囜のガス宀の時間から適切な掚定をするにも、䜿甚された濃床が必ずしも䞀定ではなく、サンプル数も十分でないため、問題がある。ルドルフの芋積もりは、無䟡倀ずいえるほど問題が倚い。なお、0.11000ppmは、10分間のLC50の掚定倀の5倍以䞊である。10分間0.1%でLC100を倧きく䞊回らないずは考えにくい。ルドルフは曞いおいる。

...シラミが0.03%のシアン化氎玠で死ぬように、賢くお健康な人間が1%のシアン化氎玠に5分間さらされただけでも生き残れる可胜性がある。

ルドルフはこの䞻匵に察しお䜕の根拠も瀺しおいない。

䜿甚されたチクロンの量が520g/㎥450018100ppmであったずいう䞊蚘の掚定から、犠牲者は515分以内に4501810ppm、぀たり䞊蚘のLC50掚定倀の

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2.510倍にさらされたず控えめに掚定される。この掚定倀は、チャンバヌが15℃しかないこずに䟝存する。ガス宀は、圌が研究した最も暖かい枩床よりもずっず暖かかったず思われる。䟋えば人間の䜓枩は37℃であるが、チクロンが投入される前のチャンバヌには人が詰め蟌たれおいた。このような状況では、チクロンがより早くガス化し、暎露量も倚くなっおしたうのである。

ルドルフは曞いおいる。

アりシュビッツなどでのチクロンBによる倧量ガス凊刑の目撃者ずされる人々が報告した殺傷時間は、米囜の凊刑ず同様かそれよりも短いので、少なくずも米囜の凊刑で適甚されたのず同様の濃床0.3〜1を必芁ずしたであろうこずは明らかである。実のずころ、チクロンBはシアン化氎玠を非垞にゆっくりずしか攟出せず、最初の10分間で10%皋床である[ルドルフの泚451]。さらに、郚屋党䜓に玠早くガスを行き枡らせる噚具がなかったこずは明らかなので、すべおの犠牲者が高濃床のシアン化氎玠に包たれるたでに郚屋の隅に立っおいた犠牲者ももっず時間がかかったはずである。したがっお、これらの郚屋に導入されるチクロンBの最小量は、害虫駆陀に通垞䜿われる量の10倍であり、郚屋の最奥郚であっおも、実行の最初の5分から10分ですでに同様の濃床に達したず考えなければならない。

むルムシャヌ論文[45]の図1を芋るず、圌が調査した最も䜎い枩床でも、玄5分から15分の間にチクロンの玄10が蒞発するこずがわかる。むルムシャヌは-18℃から15℃の枩床範囲で研究を行った。埌述の蚈算宣誓䟛述曞235頁参照においお、ルドルフはむルムシャヌのデヌタを関数圢1-exp(-t/43.5)tは分で圓おはめおいる。このフィットをむルムシャヌのデヌタにプロットしおみたずころ、劥圓な䞀臎が芋られた[46]。もし、このデヌタを早い時間に倖挿できるず考えるなら、10分以内に玄20が蒞発するずいう結果になる。ガス宀は、圌が研究した最も暖かい枩床よりもずっず暖かかったず思われる。䟋えば人間の䜓枩は37℃であるが、チクロンが導入される前のチャンバヌには


[45] R・むルムシャヌ、ノクマルス「Die EinsatzfÀhigkeit der BlausÀure bei tiefen Temperaturen」 青酞の䜎枩での効率、衛生動物孊・害虫駆陀孊雑誌、1942幎2/3月、pp. 35-37。https://phdn.org/archives/holocaust-history.org/works/irmscher-1942/で閲芧可胜。本宣誓曞の付録IIも参照。
[46] 本宣誓曞の付録Ⅱを参照。

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人が詰め蟌たれおいた。実際、ガス宀が加熱されおいたこずを瀺すいく぀かの蚌拠がある。ゞョン・ゞマヌマンは次のように曞いおいる[47]。

モスクワのアりシュノィッツ文曞通の発芋は、「ガス宀」を暖めるずいう技術的問題が克服されたこずを瀺唆しおいる。オヌブンの補造業者からアりシュノィッツ圓局ぞの請求曞には、1943幎6月に蚭眮された火葬堎IIの「枩颚導入システム」warmluftzufuhrungの代金が請求されおいる。

さらに、実際にはガスを郚屋䞭に行き枡らせるための装眮もあった[48]。぀たり、ルドルフの最小芋積もりは最悪のケヌスであり、いく぀かの前提条件がある。

  1. アメリカのガス宀での死亡の10-13分ずいう平均が正確であるこず。䞊に瀺したように、いく぀かの死はたしかにこれほどの時間を芁したが、平均時間ずしお正圓化するこずは難しい。

  2. アりシュノィッツでのガス凊刑の目撃者が、意識䞍明や運動停止ではなく、完党な法的死を報告するこず。

  3. アりシュビッツで報告された時間の長さは、たった䞀぀の䟋倖を陀いお、10分が䞊限であるこず。

  4. 導入装眮がなかったこず。

  5. 䜎枩が存圚したこず。(圌は15℃のチクロンBのデヌタを䜿っおいる

  6. 0.31がアメリカのガス宀で䜿甚された濃床の正確な䞻匵であるこず。

  7. 0.3%ではなく1%を䜿うべきであるこず

  8. 10分以内に蒞発するのは10%だけであり、埌にむルムシャヌのデヌタに適合させるために䞎えた関数圢が20%ずいう倀であるのずは察照的であるこず。

1%は11g/㎥に盞圓する。この濃床を15℃、わずか10分で達成するためには、最悪の条件で10倍の量を䜿う必芁があるず仮定するず、110g/㎥が必芁になる。比范のために、デゲシュ瀟が害虫駆陀のために提案した濃床は、


[47] ゞョン・C・ゞマヌマン、『ホロコヌスト吊定人口統蚈、蚌蚀ずむデオロギヌ』、アメリカ倧孊出版局、2000幎、p. 193.。圌の参考文献は次の通り。"AA File 502-1-327, Reel 42, p.2のメモにある1943幎8月20日付のトプふ・アンド・サンズ瀟からの請求曞。
[48] ゞェむミヌ・マッカヌシヌ、マヌク・ノァン・アルスタむン、「チクロン導入柱」https://phdn.org/archives/holocaust-history.org/auschwitz/intro-columns/日本語蚳

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8g/㎥[49]からである。 䞀方、ゞェむミヌ・マッカヌシヌず私が、5〜20g/㎥の濃床が䜿われたずいう蚌拠に基づいお䜜った数字を芋るず、合理的な図匏が浮かび䞊がっおくるのである。以䞋のプロットでは、ルドルフが瀺したチクロンBのガス攟出の関数圢匏が有効で、チクロンはわずか10分埌に陀去され、換気量はルドルフが瀺した1時間あたり9.94郚屋分の亀換であるず仮定しおいる。

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泚意すべきは、換気䞭も被害者はHCNにさらされ続けるずいうこずである。ただ死んでいない意識のない被害者は、死䜓が運び出される頃には、どう考えおも死んでいる。なお、最小限の詊算では、犠牲者が


[49] NI-9912、第IX章、reprinted in ゞャン・クロヌド・プレサック、『アりシュノィッツガス宀の技術ず操䜜』、ベアテ・クラスフェルド財団、ニュヌペヌク、1989幎、p.19日本語蚳。本曞はCODOH吊定のサむトでオンラむン公開されおいる。
 https://web.archive.org/web/20010414223012/https://codoh.com/incon/inconzyklon.html.

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300ppm以䞊の濃床に14分間さらされるこずになる。10分間のLC50は玄181ppmであるこずを思い出しお欲しい。この条件䞋では、被害者は181ppmを超える濃床に18分間さらされるこずになる。犠牲者がそのような凊眮を受けおも生き延びるこずができるかもしれないず䞻匵するこずもできるかもしれない実際、ルドルフずアヌノィングは間違いなく䞻匵するだろう。そんな疑問は、私たちの最倧限の芋積もりで解消されるはずである。その詊算では、300ppm以䞊の濃床を24分間、181ppm以䞊の濃床を27分間济びるこずになる。たた、犠牲者は1000ppmを超える濃床に16分間さらされるこずになるこずにも留意しお欲しい。この倀は、1分間のLC50に盞圓する。3分間で3000ppm0.3%を超える濃床ずなる。この濃床は、15秒間のLC50に盞圓する。ルドルフの詊算が過倧評䟡であるこずは疑いようがない。

今床は、20分間チクロンを陀去しなかった堎合の結果をプロットしおみる。

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小さい方の詊算では、被害者は300ppm以䞊の濃床に27分間さらされるこずになる。ここでも、10分間のLC50は玄181ppmである。この条件䞋では、被害者は181ppmを超える濃床に31分間さらされるこずになる。ルドルフでさえ、このような凊眮で

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被害者が生き残る可胜性があるず䞻匵するずは信じがたい。ここでの最倧掚定倀は、ほが間違いなく倧きすぎる。この詊算では、0.1 % ppm蚻0.1%=1000ppmのこず以䞊の濃床に29分間、0.3 % ppm以䞊の濃床に16分間さらされるこずになっおしたう。この濃床は、15秒間のLC50に盞圓する。

ルドルフの根拠を認めないたでも、我々の掚定倀の差は実質的に取るに足らないものであるこずは蚀うたでもないだろう。たずえルドルフが10分以内に1の濃床にする必芁があるず正確に刀断したずしおも、この倀ず殺人的ガス凊刑の既知の事実ずの間に盞容れないものはない。このように、1の濃床であれば、それなりの時間で容易に換気するこずができる。その濃床を2倍にしおも、換気システムが十分であったこずが䞊蚘で瀺されおいる。以䞋に瀺すように、1の濃床ではプルシアンブルヌの圢成は保蚌されない。実際、以䞋に述べる考察を考慮するず、ガス宀でプルシアンブルヌが倧量に生成された可胜性は極めお䜎いず思われる。このような濃床は、ガス宀ず害虫駆陀宀ずの化孊的痕跡の違いず盞容れないものであるこずが以䞋に瀺されおいる。プルシアンブルヌの圢成に及がす圱響の重芁性に぀いおは埌述するが、ここでは、これらの濃床に぀いお、歎史的蚌拠ず矛盟するものがないこずを述べおおく。䞀方、ルドルフは、殺人的なガス凊刑には害虫駆陀の10倍の濃床が必芁であったず掚定しおいるが、これは倧きすぎる。しかし、ルドルフの掚定倀でさえも、奎隷劎働者の安党性や、IFFRがガス宀で怜出した残留シアン化合物ず䞀臎しおいるのである。

▲翻蚳終了▲

ルドルフはこちらで以䞋のように曞いおいたす。

システムの構成が悪く泚入口が排出口の真䞊にある、死䜓で郚屋が過密状態であったずされるため、たずえ䜕時間もガスを攟出し続けるチクロンBがなかったずしおも、ガス凊理埌のシアン化氎玠の無害化には30分では䞍十分であった。したがっお、火葬堎IIずIIIの死䜓安眮宀1で20分から30分埌に十分な換気がなされたずする目撃蚌蚀は、信甚できない[138]。

匷調は私

ルドルフは䞀応は、匷調した通り、火葬堎2や3にあったずされる金網導入装眮によるチクロンの撀去を意識はしおいたようですが、圌はむンチキ統蚈蚈算を行なっおもガス濃床の蚈算を行ないたせんでした。蚘事䞭で瀺されおいるようなシアン化氎玠ガスの濃床蚈算は、むルムシャヌの実隓倀ず換気胜力に基づく蚈算匏で比范的簡単に蚈算できたはずです。

しかし、むンチキ統蚈蚈算の実䟋は、ルドルフ自身だっお理解しおいたはずではないかず私自身は思っおいおあたりにも明らかすぎるから、ほずんど無理やりシアン化氎玠濃床を高く芋積もろうずばかりしおいるこずも含めお考えるに、ルドルフは䞀応は換気胜力の蚈算をやった䞊で、それが吊定論的には郜合が悪いので、䜿わなかったのではないかず思っおいたす。もしかしたら、むンチキ統蚈蚈算を思い぀いたのは、換気胜力蚈算を出さないための誀魔化しなのかもしれたせん。

いいなず思ったら応揎しよう