「私、めっちゃHSPなんです」と笑った彼女に、少しだけ違和感があった理由
「私、めっちゃHSPなんです」
今日の会話の中で、
とある子が、
少し笑いながらそう言った。
そのときの顔は、
どこか晴れやかで、
「この言葉に出会って、
自分の取り扱い説明書が手に入って、
心が安心したんです。」
と語ってくれた。
でも、少し違和感があった。
なぜなら、
私から見るとその子は、
人と話すのが好きで、
場を明るくするのも上手。
いつも誰かの中心で笑っている、
社交的な子だったからだ。
その一方で、
会話がひと段落すると、
ふいに電池が切れたみたいに、
机に突っ伏して動かなくなることが
度々あった。
さっきまでの“光”が、
すっと消える瞬間。
人並み以上に、
消耗しているのかもしれないな。
いつも、そう思っていた。
だから私は、こう伝えてみた。
「HSE型HSPっていうのもあるよ」
外向的でありながら、
非常に繊細な気質を持つ人。
すると彼女は、
少し間をおいてから、
「あ、それ、めっちゃ私です」
と呟いた。
自分の説明書が、その場で即座に
アップデートされた瞬間だった。
光が強ければ強いほど、
足元の影は濃くなる。
明るくて、
前向きで、
誰にでも優しく。
そんな光の部分だけを
「自分」だと思い込もうとしたことは
ないだろうか。
でも、
光の中に立ち続けるのは、
けっこうしんどい。
影は、
見て見ぬふりをするほど重くなる。
じわっと、心と体にまとわりついて、
気づけば、私たちの歩みを鈍くする。
誰にだって、影の部分はある。
自分の短気なところ。
誰かを羨んでしまうところ。
どうしようもなく動けない日の自分。
それらを、
「本当の自分ではないもの」として、
暗い部屋に押し込め、
鍵をかけたことはないだろうか。
ずっと、
「いい人」でいようとしてきた。
ずっと、
「いつも明るい私」を演じてきた。
なのに、
どうしてだろう。
心は少しも、晴れなかった。
もし、その影が、
あなたを邪魔するお荷物ではなく、
ただずっと、「ここにいるよ」と
気づいてほしかった自分なのだとしたら。
足を引っ張っていたのではなく、
必死に助けを呼んでいたのかもしれない。
もしそうなら、無理に光の下へ
連れ出さなくていい。
ただ少しだけ隣に座って、
その冷たい手に、そっと触れてみる。
「君も、私だったんだね」
その瞬間、
影はあなたを引きずる重りから、
あなたを支える静かな相棒に変わる。
光も、影も、
どちらもあって、ひとりのあなただ。
月が満ち欠けを繰り返すように、
影が混じるからこそ、
人生という物語に、
言葉にならない奥行が宿る。
それに、
あなたの影は、
誰かからみた光かもしれない。
今日は、
影を押し込めるのをやめて、
その暗闇の中を
ひとつの居場所として、
ゆっくりと呼吸をしてみる。
うん、静かでわりと心地がいい。
ここもちゃんと居場所だった。
あなたの日常が、
多幸感で包まれますように。
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多幸感は、きっと分け合うほど静かに循環していくもの。
今日、あなたの中に小さな光や気づきが生まれたなら、
チップという形でそのぬくもりのバトンを繋いでもらえると嬉しいです🌈