700万円から始めて、3,183万円溶かしました。口座の中身を全部お見せします。
はじめまして。信長読書です。
ブラックな会社に27年いて、投資で3,183万円を溶かして、その会社を辞めました。
今はFIREしています。
……と書くと、なんだか成功談っぽい。
でも、違います。
これは成功談というより、事故の記録です。
自己紹介というと、普通は自慢できることを並べるものだと思います。
あいにく、そういう持ち合わせがありません。
なので、落ちた話と、溶かした金額から始めます。
■俺は、だいたい一度は落ちている
就職氷河期。公務員試験は全敗しました。
区役所も都庁も、片っ端から落ちた。何が悪かったのかも、よく分からない。
今ならAIに面接を採点してもらえますが、当時そんなものはありません。
そもそも、AI以前に俺が落ちている。
その後、新聞の折込広告で見つけた会社に入りました。
医療系のラボで夜勤。昼と夜が毎週入れ替わる生活を10年やっています。
32歳で未経験のIT業界へ。
面接で「パソコンは得意ですか」と聞かれて、「得意です」と答えました。
嘘ではありません。電源は入れられる。
そこから客先常駐で17年8か月。案件は16件、全部派遣。リーダーを任されたのは、そのうち1件だけです。
全力で頑張った年の昇給は、月5,000円でした。
自販機のコーヒーを1日1本増やせる。それが俺の1年間の評価です。
年収は約300万円。手取りは月20万円台。実家に5万円を入れて、残りで暮らしていました。
華やかさはありません。どちらかというと、人生の予告編がずっと地味です。
■そして、投資でもやらかした
投資を始めたのは2011年、東日本大震災の年です。
夜勤10年で貯めた700万円を元手に、投資信託から始めました。
最初は勝ちました。人は最初に勝つと、すぐ勘違いします。
「俺、投資の才能あるんじゃないか」
こういうところだけは、人類共通だと思います。
そのあとの実績を、正直に並べます。
2021年11月9日。
値動きが3倍になるETF2本(SOXLとTECL)に、一日で約1,790万円を入れました。
手取り7年分です。
会社では月5,000円の昇給を喜んでいた男が、一日で1,790万円を動かしていました。
金額だけ、俺の年収を追い越しています。
そして翌年、資産は4,991万円から1,808万円になりました。
1年で3,183万円が消えています。。。
■14年間の資産推移を、全部置いておきます
自分でつけている資産管理表から、年末の数字だけ抜き出します。
2011年 700万円(夜勤10年で貯めた種銭)
2012年 827万円
2013年 911万円
2014年 1,310万円
2015年 1,419万円
2016年 1,620万円
2017年 2,672万円
2018年 2,410万円 ← 前年から262万円減
2019年 1,880万円 ← さらに530万円減
2020年 3,629万円
2021年 4,991万円
2022年 1,808万円 ← 1年で3,183万円減
2023年 4,563万円
2024年 1億160万円
2025年 1億1,783万円
ここで見てほしいのは、いちばん下の行ではありません。
途中の凹みのほうです。
2018年。2019年。そして2022年。
俺の年収なら、3,183万円は10年分以上にあたります。
ところが、その年に俺が株を買えた金額は、月4万6千円でした。
3,183万円を失った男が、その年に買っていた株が月4万6千円。
桁が合っていません。資産は億単位で動くのに、買い付けは家計簿サイズです。
計算してみてください。ここから定年までに、どうやって間に合わせるのか。
答えが出ませんでした。
まっすぐ増えた年なんて、一度もありません。
種銭の700万円をどうやって作ったのかは、こちらに書きました。
■1億円になったことより、1,808万円になったことを読んでほしい
世の中には、FIREのやり方を教えてくれる記事がたくさんあります。俺も散々読みました。
そこに書いてあるのは、たいてい「どうやって勝ったか」です。
俺が書きたいのは、その逆です。
いくら溶かしたか。どこで判断を間違えたか。なぜ死ななかったか。
理由は単純です。
勝ち方は真似できない。でも、死に方は避けられる。
俺が3,183万円を溶かした原因は、後から見れば説明がつきます。
中身を確認せず、倍率だけで買った。一度勝って、手順を飛ばした。安全なものを全部売って、攻めに回った。
要するに、欲が出た。
投資の失敗というより、人間の仕様です。
だから、取引の記録も、資産の推移も、負けた金額も、隠さず出します。
■ちなみに、今も模範的な投資家ではありません
ここも正直に書いておきます。
3,183万円を溶かしたからといって、俺が急に賢くなったわけではありません。
いまも資産のほとんどが2銘柄に入っています。現金はほぼゼロです。
自分の資産管理表にも「リスクは極めて高い」と書いてあります。
自分で書いて、自分で読んでいます。
「危険です」という看板を眺めながら、その先に進んでいるようなものです。
分かった上でやっているだけで、人に勧められる形ではありません。
だから、このnoteを投資の教科書にしないでください。
むしろ「こういうことをすると、こうなる」という事故現場として読んでもらえたら、ちょうどいいと思っています。
投資の判断は、必ずあなた自身でやってください。
■このnoteで書いていること
大きく分けると4つです。
FIREの話。27年会社員をやって、どうやって辞めたのか。
投資の話。3,183万円を溶かして、なぜ売らなかったのか。
読書の話。2,000冊読んで、人生のどこで使ったのか。
人生の話。ブラックな会社で27年働いて、何を考えていたのか。
入口だけ置いておきます。
10年間、自分を無能だと思っていた時期の話です。
88%下がった年に、何を考えていたのか。
母から預かった450万円を運用した記録です。金の話ですが、書いていたら親子の話になりました。
27年の間に、俺を立ち直らせてくれた言葉の連載もあります。
このほかに、戦国武将、AI、映画、日常のどうでもいい話も書きます。
たとえば、西友のジャンボおはぎに毎回1個で敗北する話。
人生にも投資にも役立ちません。でも、うまい。それで十分です。
■最後に
まっすぐな道には、結局、最後まで入れませんでした。
公務員試験に落ちた。夜勤を10年やった。全力で頑張った年の昇給は月5,000円だった。投資では3,183万円溶かした。
それでも27年働いて、投資を13年続けて、会社を辞めました。
当時の俺に「将来、会社を辞めて毎日好きなことを書いてるぞ」と言っても、たぶん信じません。
「お前、パソコンの電源しか入れられなかっただろ」と返されるはずです。
その通りです。
でも、一つだけ分かったことがあります。
人生は、正しい道を選ぶゲームではない。
道を選べないこともある。落ちることもある。遠回りすることもある。3,183万円溶かすこともある。
それでも、方角は自分で決められる。
俺がやってきたのは、たぶんそれだけです。
このnoteでは、うまくいったところだけでなく、失敗したところも恥ずかしいところも、できるだけ全部出します。
「こいつ、結構やらかしてるな」と思ったら、また読みに来てください。(笑)
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コメントも嬉しいです。
では、また。
