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3DCG製作の民主化はメタバースの復活をもたらすのか?あるいは止めを刺すか?

3Dマリオメーカーを作っているものです。

メタバースはビジネス的に失敗した、と言われて久しいです。
その一方、盛り上がりを見せているのもまた事実です。久我レイジさんが見事メタバースで3年かけてドラマ作りを達成しました。

また、バーチャル美少女ねむさんがメタバースに関する本を出し、高専の入試にも採用されました。


Boothでメタバースの一つと言えるVRチャット用の3Dモデルが売れているとも聞いてます。

その上で、3DCG製作の民主化がメタバースにどのような影響を与えるのか、考えてみました。

1.メタバース最大の問題点、3DCGコンテンツの制作費用


散々言いつくされている話ですが、メタバース最大の問題点は世間一般的に3DCG製作のコンテンツ費用だと言われています。
(私が見聞きした限りの世間一般の話であり、私自身はそう思ってません。詳しくは後述)

そして、メタバースに全力を注いでいたFacebookのMetaが3DCG生成AIにもコスト削減のため、全力を注いでいたが、現状大赤字で失敗している・・・のは有名な話です。

しかし、現在はMeshy AIという3DCG生成AIにより、誰でも3DCGを作ることが(問題点は多いものの)可能になりました。実際にRobloxで3Dゲームを出している方がいます。


AIだと倫理的な問題があるって?ご安心ください、私はAIに頼らず3DCGを簡単に作る技術を開発しました。この画像をご覧ください。

見てください、この剣の鋭さを。これを5分10分で作れるのです。
これが私が今、開発している3Dマリオメーカーの力です。
下手なのは否めませんが。つーか、穴が開いてるし陰影がおかしいし)

AIに頼るせよ、頼らないにせよ、もはや3Dモデルは上級者じゃないと作れないし、時間も物凄くかかるという認識は過去のものです。

2.では、3Dデータの大量生成が現実的になった今、メタバースの流行は復活するのか?


微妙。おそらく復活しない可能性が高い。止めを刺す可能性すらある。

何度も記事にしていますが、コスト削減の問題が去った後は過当競争による売上崩壊が待っているのです。

上で書いたように今、Boothでメタバースの一つと言えるVRチャット用の3Dモデルがバカ売れしていると聞きます

ですが、3DCG製作の極端な簡易化やAI生成がもたらす過当競争によりインディーゲーム同様市場が崩壊しかねません。

AIイラストはイラストレーター界隈にて莫大な損害を与えたと言いますが、これと同じ現象が3DCG及びメタバースにも起きようとしているのです。
しかも、生成AIで3DCGを作った人は一円も儲からないまま、です。

つまり、繰り返しになりますが、ようやくVRチャットで生まれた経済圏が3DCG生成AIにより完全崩壊する危険性があるわけです。

3.メタバースで考えるべきはコスト削減ではない、売上確保である


「3DCG製作の民主化が止めを刺すのは分かった。では、メタバースに必要なのは何か?」という疑問を抱くと思いますが、必要なのは売上確保です。
つまり「コスト削減の前にお金を稼ぐ方法を考えるべき」というわけです。

その上で、必要なのは「仮想空間に逃げたい人間はそこまでいない」という認識を持つことです。これは過去のMMORPGが証明しています。

その上で、相当前にこの記事を書きましたが、メタバースを利益を出すには「仮想空間に逃げるという需要を満たす」ではなく「メタバースの付随物、特にゲーム性を売る」という方向性にシフトした方が良いと思われます。RobloxやFortniteに使われた手法ですね。

また、これはかなり批判されるでしょうし、上の記事とも矛盾してしまいますが、アイテム課金やガチャを実装する覚悟もいるでしょう。売上をあげないといくらコスト削減を行っても会社は倒産し、メタバースは閉鎖するのです。なら、それをやるしかない。
(最もそれより先に私が名付けたビジネス戦略である「お願いします戦法」をやったほうがいいでしょうが)

なので、本来メタバースの会社はMMORPGやソーシャルゲームの開発者を採用して「アイテム課金とかガチャとか射幸心を煽っていると批判されてもいいから売上を確保する方法を考えてくれ」と依頼した方がいいのでは?

4.今後メタバースはどうなるのか

というわけで、3DCG生成AIがメタバースを救うわけとは限らない、下手をしたら止めを刺すという話をしました。

ただ、残念ながら3DCG生成AIを始めとする3DCGの民主化を行う研究は止まらないでしょう。すでに多くの会社が大規模な投資をしており、もはや失敗すると分かっても止められないチキンレース状態です。どうしようもありません。そもそもAIを作っている会社の大半は過当競争が売上崩壊をもたらすという認識すら持ってないと思います。

なので、3DCGの民主化による過当競争が起きる前に「民主化が起きても売り上げを確保できる方法」を確保するしかないでしょう。