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定線観測32 利根川と街道

故郷を流れる日本一の大河。
街道歩きで目にする度に望郷の念に駆られます。
8回の街道歩きで出会った利根川がもたらした、地域との関わりや文化を感じながら歩いた記録を、上流域から太平洋に注がれるまで紹介します。


故郷の大河

2021.12.05 茨城県古河市
日の出

私の故郷、茨城県猿島郡総和町と高校に通学で通っていた境町は利根川に面しており、子どもの頃から利根川を見て育ってきました。
故郷を離れて40年になりますが、いまだに利根川の流れを見る度に、望郷の念に駆られます。

2024.12.15 茨城県境町
利根川下流

利根川は地元では坂東太郎(ばんどうたろう)の名で親しまれてきました。
かつては箱根以東を坂東と呼んでおり、利根川を日本の河川の長男として、坂東太郎と呼ばれるようになります。

利根川の名称が初めて文献に登場するのが万葉集。
利根川の名の由来は、アイヌ語・水源地の地形・人名・水源地の山の名前など諸説あります。

2024.11.23 千葉県香取市
利根川右岸

利根川は水源がある群馬県から河口がある千葉県まで、流域面積16,840㎢(国内1位)全長322km(国内2位)の実質日本一の河川です。

▽川の流域面積ベスト5
1 利根川 千葉 16,840㎢
2 石狩川 北海道 14,330㎢
3 信濃川 新潟 11,900㎢
4 北上川 宮城 10,150㎢
5 木曽川 三重 9,100㎢

出典 国土交通省

▽川の長さベスト5
1 信濃川 新潟 367km
2 利根川 千葉 322km
3 石狩川 北海道 268km
4 天塩川 北海道 256km
5 北上川 宮城 249km

出典 国土交通省


大河への変貌

日光例幣使街道 五科橋

2022.03.26 群馬県高崎市
倉賀野追分

日光例幣使街道。
中山道の倉賀野宿から日光道中を結ぶ約100kmの脇往還。

例幣使とは、朝廷から神社に捧げ幣帛(へきはく)と呼ばれる品物を奉納するために派遣された天皇の使者=勅使(ちょくし)。
伊勢神宮に派遣される勅使は伊勢例幣使、日光東照宮に派遣される勅使が日光例幣使と呼ばれていました。

2022.03.26 群馬県玉村町
右岸堤防

曇り空の中、群馬県玉村町の五科関所を通り過ぎ、道が途切れた先の堤防を登りきると、そこには利根川の雄大な風景が広がっていました。

五料橋
出典:国土地理院撮影の空中写真
2022.03.26 群馬県玉村町
五料橋 右岸

五料橋。
かつては五料宿と対岸の柴宿は、五料の渡しで行き来していました。
1891年に舟橋が架けられ次に木橋、1953年に2連吊り橋、そして1971年に現在の橋が架かりました。

五料橋
路線名 群馬県道142号
開通1971年
全長 544m

2022.03.26 群馬県玉村町
五料橋

五料橋が架かった時、私は3歳でした。
それから半世紀以上も、橋を通り過ぎる自動車や人々を支え続けてきたと思うと、橋に対する尊敬の念が深まります。

2022.03.26 群馬県伊勢崎市
上流
2022.03.26 群馬県玉村町
下流

利根川の流れはいつ眺めてもゆったりとしています。
土手は天高く聳え、河川敷は河口から約180kmも上流とは思えない広さでした。

2022.03.26 群馬県伊勢崎市
日光例幣使街道 地図

日光例幣使街道はこの先、江戸情緒が色濃く残る栃木宿、彫刻屋台で有名な鹿沼宿、日光道中に引けを取らない位の迫力がある杉並木を経て、今市宿で日光道中に合流します。

日光例幣使街道を歩いた時の記録はこちら↓


日光千人同心街道 昭和橋

2029.03.30 東京都八王子市
千人同心マンホール

日光千人同心街道。
千人同心とは八王子に住んでいた、日光東照宮などの警備役を担っていた徳川幕府の郷士と呼ばれる家臣団。明治維新までの約200年、日光へ派遣され続けていました。
八王子から日光までは約160km、既に歩き終えた日光例幣使街道の天明宿(栃木県佐野市)までを、桜の美しい時期に夫婦で歩きました。

2025.04.20 埼玉県羽生市

東京都から埼玉県を縦断し羽生市に入ると、城壁の様な堤防が彼方に立ちはだかっています。
私にとっての母なる大河、利根川です。

2025.04.20 埼玉県羽生市
スーパー堤防

スーパー堤防とは、一般的な二段三段式の凸型の堤防ではなく、決壊しづらくなる様に斜面が緩やかに広がっている堤防です。

2025.04.20 埼玉県羽生市
スーパー堤防

上の画像の様に緩やかな斜面なので、登りやすく息が切れることもありません。
登り切った先には、楽しみにしていた利根川の河川敷の絶景が待っています。

2025.04.20 埼玉県羽生市
昭和橋

広大な利根川の河川敷と、どこまでも続く昭和橋の姿が目に飛び込んできます。

昭和橋
出典:国土地理院撮影の空中写真
2025.04.20 埼玉県羽生市
昭和橋

昭和橋。
往時は川俣の渡しが、対岸の群馬県館林市との間を行き来していました。
初代昭和橋開通は1929年に木橋として架けられ、現在の橋は4代目になります。

昭和橋
路線名 国道122号
開通1929年
全長 656m

2025.04.20 群馬県明和町
上流

霧に霞む利根川の雄大な流れ。
タイムスリップして、上流から大きな船が下ってきそうな雰囲気です。

2025.04.20 群馬県明和町
セイタカアワダチソウ

河川敷一面にセイタカアワダチソウが群生しています。
外来種で日本には1980年頃に北米から渡来したと言われています。

2025.04.20 群馬県明和町
川俣流量観測所

河口まで150.5km。
利根川の流れはまだまだ続きます。
日光千人同心街道は、この先は群馬県に入り、館林市を過ぎて天明宿から日光例幣使街道に合流し、日光に道は続きます。

日光千人同心街道を歩いた時の記録はこちら↓


日光道中 往路 利根川橋

2021.12.05 埼玉県久喜市
利根川堤防

日光道中。
五街道を整備した主な目的は、参勤交代・軍用・商用でした。
しかし日光道中には別の目的があります。徳川家康が祀られている日光東照宮に、歴代将軍や諸大名が参拝するための道として整備されました。

2021.12.05 埼玉県久喜市
筑波山

日光道中はほぼ平坦で、坂を登るのは最後の日光市内くらいで、その手前にはいまだに残る世界一長い杉並木が残っており、夏は陽よけ冬は風よけと極めて快適な道になっています。

2021.12.05 埼玉県久喜市
大利根橋 西詰

その道中で最大の難所が利根川越えの、房川(ぼうせん)の渡しでした。
この付近の利根川の流れの名称、房川(ぼうせん)がその名の由来。
1924年に利根川橋が完成するまで運航されていました。

2021.12.05 埼玉県久喜市
利根川 標識
利根川橋
出典:国土地理院撮影の空中写真

利根川橋
路線名 国道4号
開通1924年
全長 641m

2021.12.05 埼玉県久喜市
利根川橋

江戸時代は、軍事戦略で江戸に簡単に攻め入らせない様に、大きな河川には橋が架けられていませんでした。
但し歴代将軍が日光東照宮を参詣する際や、明治天皇が巡幸された際には、和船を並べた上に板を並べて道を作る船橋が作られました。

2021.12.05 埼玉県久喜市
宇都宮線 利根川橋梁

利根川を渡ると関東平野の山々が見渡せます。
上の画像、宇都宮線利根川橋梁の奥、山々の稜線をご覧ください。
左端の少し盛り上がった場所が赤城山、中央右寄りの峰々が日光連山、右端が那須連山、北関東の名だたる山々が一望出来ます。

2021.12.05 埼玉県久喜市
日光連山

男体山。
上の画像中央の山々が日光連山。
左端の一番高い山が日光を象徴する霊峰男体山になります。
この先日光道中を北上すると、男体山が道標になり、じわじわと大きくなっていきます。

2021.12.05 茨城県古河市
古河市道標

茨城県古河市に入りました。
私の故郷になります。
街道歩きで古河市に凱旋できるとは、考えてもいませんでした。
感無量とは、こんな時の感情を表すのだと思います。

2021.12.05 茨城県古河市
筑波山

筑波山。
茨城県を代表する山で、子どもの頃から眺めていた影響か、見るとこころが落ち着きます。
標高877m、日本百名山の中で一番標高が低い山です。

2021.12.05 茨城県古河市
上流

赤城山。
上の画像の左奥の低い稜線の山々の総称が赤城山。かつては3,000m近くあったともいわれています。

2021.12.05 茨城県古河市
日の出

利根川を渡りながら、日の出を拝む事ができました。
氷点下の中震えながら歩いたご褒美です。
暫く橋の上で昇り行く太陽の姿を見つめていました。

2021.12.05 茨城県古河市
富士山

街道を歩くときは、時々ふり返る様にしています。
小さな発見があったりして、それが街道歩きの細やかな楽しみ。時々ご街道の神様からご褒美があります。
今日のご褒美は富士山でした。

2021.12.05 茨城県古河市
利根川橋

利根川を渡り、大利根橋をふり返ります。
次にこの橋を渡るのは、日光道中の復路を歩くときになるでしょう。

日光道中 往路を歩いた時の記録はこちら↓


東遷と舟運

日光道中 復路 利根川橋

2023.04.29 茨城県古河市
利根川堤防

一年半ぶりの利根川橋。
今回は日光道中を日光から江戸に向かって歩きました。
古河宿から中田宿を抜けると、目の前に堤防が立ちはだかります。

2023.04.29 茨城県古河市
堤防から街道をふり返る

堤防の上に登り、歩いてきた街道をふり返った時の風景が大好きです。
利根川の堤防の上から撮影した画像を見て感じる事は堤防の高さ、3〜4階の建物に相当します。

2023.04.29 茨城県古河市
堤防上からの風景

茨城県古河市は私の故郷。
対岸の堤防を眺めていると、子どもの頃母から教えてもらった話を思い出しました。
その話とは、洪水になった時に古河側に水が溢れなくするために、堤防を高くしていたそうで、子どもながらに理不尽さにショックを受けた記憶が蘇りました。

2023.04.29 茨城県古河市
利根川橋
利根川橋(1974~1978年)
出典:国土地理院撮影の空中写真

利根川橋
路線名 国道4号
開通1924年
全長 641m

2023.04.29 茨城県古河市
頑張れ ゆな

利根川橋を渡ります。
途中の照明柱に、"頑張れ ゆな"の張り紙が。毎日橋を自転車で通学するゆなさんへの激励のメッセージかもしれません。
グッときます。

2023.04.29 埼玉県久喜市
埼玉県久喜市 標識

埼玉県久喜市に入りました。
現在の利根川はこの先、茨城・千葉県境を通り太平洋に注がれていますが、かつては東京湾に注がれていました。
現在の中川などがかつての利根川にあたり度々氾濫していたので、江戸時代に入り利根川東遷事業と呼ばれる大土木工事で、流れを変えました。

2023.04.29 埼玉県久喜市
上流

利根川東遷事業は、1590年の徳川家康江戸入府後に始められました。流れを東に少しずつ移し替え、60年の月日をかけて完成。
主な目的は三つ、江戸を利根川の水害から守る、新田開発を推進する、舟運の開発になります。
伊達藩が江戸に攻めにくくするための、防衛上の意味合いもあったそうです。

2023.04.29 埼玉県久喜市
シラコバト

日光道中はこの先、かつての利根川の名残り、古利根川沿いを通り日本橋に向かいます。

日光道中 復路を歩いた時の記録はこちら↓


日光東往還 境大橋

2024.12.15 千葉県野田市
江戸川 利根川 分流点

日光東往還。
日光道中以外で日光に向かう三つの脇往還、日光御成道・日光例幣使街道・日光壬生通を歩き終え、もう無いのかと調べた時に発見した道が日光東往還。

2024.12.15 千葉県野田市
関宿城博物館 日光東往還地図

千葉県柏市内で水戸街道から分かれ、茨城県西部を北上し、栃木県内の雀宮宿で日光道中に合流する約80kmの道のりです。

2024.12.15 千葉県野田市
関宿城博物館 古地図

利根川と江戸川の分流地点の近く、関宿城天守閣内の博物館が、舟運をテーマにした展示が多く、とてもよかったです。

2024.12.15 千葉県野田市
関宿城博物館 河岸地図

街道の地図はよく目にしますが、河岸と川の地図は初めて見ました。
舟運が当時の輸送の主役であった事が、この地図を見るとよくわかります。

2024.12.15 千葉県野田市
関宿城博物館 高瀬舟

水運を支えた高瀬船が展示されています。船長が30m近い船は1,000俵程度の米を積めたそうです。
タイムマシンがあったら、大きな帆を上げて利根川を行き来する姿を見たいです。

2024.12.15 千葉県野田市
筑波山

筑波山が見えてきました。
利根川を渡ると茨城県境町。私の母校、茨城県立境高等学校がある町です。

2024.12.15 千葉県野田市
境の渡し

かつては境の渡しで旅人たちは利根川を渡っていました。
対岸の境河岸は、江戸と奥州を結ぶ河川
舟運の要衝として、大いに賑わっていたそうです。

2024.12.15 千葉県野田市
境大橋
境大橋
出典:国土地理院撮影の空中写真

境大橋
路線名 茨城県 千葉県 県道17号
開通1964年
全長 570m

2024.12.15 茨城県境町
下流

利根川河口の銚子まで約130km。
次に紹介する街道は水戸街道になります。

2024.12.15 茨城県境町
常夜灯

茨城県境町に入りました。
母校に寄り道し、故郷の古河市を抜けて日光東往還を北上します。

日光東往還を歩いた時の記録はこちら↓


水戸街道 大利根橋

2022.05.14 千葉県我孫子市
利根川堤防

水戸街道は水戸徳川藩が江戸に向かう際の連絡道として整備されて、現代では国道6号と常磐線とほぼ並行しています。
街道最大の難所が利根川越えです。

2022.05.14 千葉県我孫子市
利根川標識
2022.05.14 千葉県我孫子市
大利根橋
大利根橋
出典:国土地理院撮影の空中写真

大利根橋
路線名 国道6号 294号
開通1974年
全長 1,209m

初代の橋は1930年に完成、それまでは取手の渡しと呼ばれる渡船が、現在の大利根橋と同じ位置を行き来していました。

2022.05.14 千葉県我孫子市
大利根橋

橋があまりにも長いのでふり返ります。
一般的な橋は最短距離で建設するので直線で架けられていますが、大利根橋は珍しく南詰付近に曲線がありました。

2022.05.14 茨城県取手市
上流

上流の眺めは壮観。
低い雨雲が広がる下に流れている利根川の姿は、熱帯雨林の中を流れている大河の様でした。

2022.05.14 茨城県取手市
取手市中心部

利根川を渡る橋の前後には、市街地が殆ど無かったのですが、取手は橋を渡るとすぐ近くに取手駅や宿場の本陣があります。

2022.05.14 茨城県取手市
常磐線 利根川橋梁

上の画像をよく見ると、特急列車が通過しています。
ちょうど川幅と同じくらいで、列車は1両の長さが20mで10両編成なので、この付近の川幅は200mもあることになります。

2022.05.14 茨城県取手市
大利根橋

大利根橋は、利根川に架かる道路橋の中で一番長い橋。
ふり返って眺めるとその長さを実感します。

2022.05.14 茨城県取手市

常磐線のガード下には、渡し船の絵が描かれていました。
水戸街道はこの先、土浦宿を経て水戸宿に続きます。

水戸街道を歩いた時の記録はこちら↓


漁港から大海原へ

鮮魚(なま)街道 布佐河岸

2025.05.11 千葉県松戸市
納屋河岸

鮮魚(なま)街道。
江戸時代、銚子で水揚げされた鮮魚を最速で築地に運ぶルートは下記の通りでした。

▽舟運
利根川:銚子港→布佐河岸
▽陸運
鮮魚街道:布佐河岸→納屋河岸
▽舟運
江戸川等:納屋河岸→日本橋魚河岸

そのルート上で、配達人たちが陸路で荷物を運んだ道が鮮魚街道。
歩き始めて気が付いたのですが、往時の人々と逆方向で歩いていました。

2025.05.11 千葉県柏市
常夜灯

全長約30km、道中の街道遺構は中間地点の常夜灯くらいしか気付きませんでした。

2025.05.11 千葉県柏市
鮮魚街道の井戸

常夜灯の近くには井戸があり、魚の生臭さを消し旨味を凝縮させる、水切りという下処理が行われていたそうです。

2025.05.11 千葉県我孫子市
利根川堤防

利根川の堤防が見えてきました。
堤防がゴールという街道歩きは初めてだと思います。

この日は一週間後に参加する、小田原→東京間100kmを夜通し歩く、TOKYO XTREME WALK、の時速6km歩行トレーニングを兼ねての街道歩き。
街の観察にあまり集中出来ずに、時計ばかりを見ながら足早に進んでしまい、街道に失礼な事をしてしまいました。

100kmウォークの記録はこちら↓


2025.05.11 千葉県我孫子市
布佐河岸跡

堤防の上から利根川を望みます。
河口が近くなり川幅が中流域と比較すると、より一層広くなってきているのが、一目でわかります。

布佐河岸
出典:国土地理院撮影の空中写真
2025.05.11 千葉県我孫子市
生(鮮魚)街道 説明看板

旧暦の5月から7月は、川の水量が多かったため、鮮魚は銚子港から利根川を江戸川の分流地点である千葉県の関宿まで遡り、江戸川を下って日本橋魚河岸まで運ばれていました。
それ以外の季節は川の水深が浅く、船が運行できないために、運搬に使われたのが鮮魚街道。
銚子港を夕刻に出た鮮魚は早いと翌日の夕刻に日本橋魚河岸に着いていたそうです。

鮮魚街道を歩いた時の記録はこちら↓


佐原銚子街道 津宮浜鳥居

2024.11.23 千葉県香取市
利根川 右岸

千葉県の我孫子市から銚子市に向かう銚子街道。
最初から最後まで利根川に寄り添っています。
道筋が退屈だったので、堤防を越えて利根川の姿を見て唖然とします。対岸が見えないくらいの広さ、ちょっとした湖の様です。

2024.11.23 千葉県香取市
津宮浜鳥居

そのまま堤防の下を歩いていると、鳥居が現れました。
堤防に鳥居、見た事がない不思議な組み合わせの風景に再び唖然とします。

2024.11.23 千葉県香取市
津宮浜鳥居

近づきながら考えてみたら、香取神宮が近くにある事を思い出しました。

2024.12.15 千葉県野田市
関宿城博物館

日光東往還を歩いた際に立ち寄った、関宿城博物館に、香取神宮式年遷宮が紹介されており、その画像が津宮浜鳥居を背景に映る御座船でした。

2024.11.23 千葉県香取市
津宮浜鳥居

香取神宮。
全国に約400社ある香取神社の総本社。
格式が高く、明治時代以前に"神宮"の名称が使えたのは、伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の3社だけでした。

2024.11.23 千葉県香取市
香取神宮 参道

香取神宮と、茨城県鹿島市の鹿島神宮、茨城県神栖市の息栖(いきす)神社は、東国三社(とうごくさんしゃ)と呼ばれる人気のパワースポット。

江戸時代、お伊勢参りのみそぎ参りに、伊勢神宮参拝後にこの三社を参拝する習慣があったそうです。

街道歩きでは訪れていませんが、偶然にも三社にお参りをしており、浜鳥居も記録に収めていましたので紹介します。

2024.10.03 千葉県香取市
香取神宮 二の鳥居
2021.05.03 茨城県鹿嶋市
鹿島神宮 一の鳥居 西
2024.12.16 茨城県神栖市
息栖神社 一の鳥居
津宮浜鳥居
出典:国土地理院撮影の空中写真
2024.11.23 千葉県香取市
常夜灯

この常夜灯、かつては船から見える位置に建っており灯台の様な役割を担っていたようです。

2024.11.23 千葉県香取市
鹿島線 利根川橋梁

銚子を目指す街道歩きは次回が最終日。
お別れの日になると思うと寂しくなります。

佐原銚子街道を歩いた時の記録はこちら↓


佐原銚子街道 利根かもめ大橋

2024.11.24 千葉県銚子市
利根かもめ大橋
出典:国土地理院撮影の空中写真

利根かもめ大橋
路線名 茨城県 千葉県 県道198号
開通年 2000年
全長 1,145m

利根かもめ大橋。
利根川河口から2番目の橋。
河口最後の橋は巨大な銚子港を跨ぐ大きな橋で、行けない可能性が高いので利根かもめ大橋を渡り、利根川の広さを体感する事にしました。

2024.11.24 千葉県銚子市
利根かもめ大橋

銚子市内の丘の上にたくさんの風車が建っています。
半島の先端なので、太平洋から風が定期的に吹いている様です。

2024.11.24 千葉県銚子市

橋の中央からの眺め。
利根川の迫力に圧倒されます。
この付近は川の幅だけで1km位もあります。
橋を渡り切ろうと思いましたが長過ぎたので、途中で引き返しました。


佐原銚子街道 銚子大橋

2024.11.24 千葉県銚子市
銚子大橋
出典:国土地理院撮影の空中写真

銚子大橋
路線名 国道124号
開通年 2013年
全長 1,209m

銚子市の中心部に入ってきました。
利根川沿いは沿岸部全域が港になっており、漁船がずらりと停泊しています。
流石日本を代表する港町、河口全体が港になっています。
全国主要漁港の水揚高を調べてみました。

2025年全国主要漁港 水揚数量ベスト5
1位 銚子 千葉県 223,994トン
2位 釧路 北海道 130,577トン
3位 境港 鳥取県 127,722トン
4位 焼津 静岡県 117,213トン
5位 長崎 長崎県 111,298トン

出典 日刊水産経済新聞ん

2025年全国主要漁港 水揚金額ベスト5
1位 焼津 静岡県 469億円
2位 福岡 福岡県 463億円
3位 長崎 長崎県 335億円
4位 境港 鳥取県 246億円
5位 銚子 千葉県 243億円

出典 日刊水産経済新聞

数量と金額でこんなにも差が出るとは、驚きです。
気になったので、水揚表ランキングベスト10に入っている漁港を対象に、1トンあたりの金額を算出してみました。

1トンあたりの金額
1位 福岡 福岡県 約 702,889 円
2位 焼津 静岡県 約 400,126 円
3位 長崎 長崎県 約 300,994 円
4位 石巻 宮城県 約 266,187 円
5位 枕崎 鹿児島県 約 227,711 円
6位 境港 鳥取県 約 192,708 円
7位 松浦 長崎県 約 189,951 円
8位 銚子 千葉県 約 108,485 円

福岡港が圧倒的で1位。
要因は、天然真鯛・ブリ・高級イカなど単価の高い魚種が中心であるためです。
銚子港が圧倒的な最下位。
要因は、加工用や大衆魚として一度に大量に獲れるマイワシなどが大半を占めているためです。

2024.11.24 千葉県銚子市

暴走族が爆音と共に走ってきます。
運転手の顔を観察していたら、40歳前後と思われる中年ばかり、これにはちょっと驚きました。

2024.11.24 千葉県銚子市

歩き終えてから、太平洋を眺めたくなり銚子タワーに登りました。

2024.11.24 千葉県銚子市

銚子タワーから望む利根川。
見事に湾曲しています。

最後に上流から下流まで、地理院の航空写真を並べてみました。
川の成長は人の成長の如し。
次回は日本一長い、信濃川の定線観測を紹介します。


定線観測シリーズは他にも、巨樹・熊・桜・酒・鉄道など、様々なテーマで記録をまとめていますので、詳しくは目次をご覧ください。

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