中学受験しなかったが東京大学に行った私が考えるお受験スタンス
東京では、猫も杓子も中学受験をさせる空気があります。地方出身の私からすると、正直この熱量にピンときていません。
私自身は中学受験をしませんでした。今日は、その経験と、東大に入ってから見えた景色をもとに、お受験に対する私のスタンスをまとめてみます。
中学受験を検討中の親御さんに向けて書くことになるので、ちょっと耳に痛いかもしれません。
私の前提・立ち位置
私は中学受験を希望しましたが、親に止められました。当時は北海道在住で、そこまで中学受験熱が高い地域でなかったのも影響しています。
その後、勉強に本格的に力を入れ始めたのは高校2年生からです。理由はシンプルで、東京に行きたかったからでした。親にプレゼンをして、高2からがむしゃらに勉強し、結果的に一浪して東京大学に合格しました。
詳細な経緯は下記記事に寄稿しました。
寄稿したものを私で分析したものはこちら。
中学受験というレールに乗らなくても、大学受験で本気を出せば十分に間に合う。これが私自身の経験から言える一つの事実です。
このnoteを読んでほしい人
中学受験をさせるべきか迷っている親御さん
周りが受験させているから、なんとなく自分の子にもさせようか考えている親御さん
子供が受験に向いているかどうか、判断基準が欲しい親御さん
東京大学に入ってから見えた景色
東京大学に進学すると、各地の進学校・中学受験組のカタログ市のような環境に放り込まれます。
今だから書けるんですが、地方出身者の私から見ると、正直、首都圏の中学受験組は「なりたい存在」ではありませんでした。だから基本、首都圏中受組の東大卒がインターネット上でクネクネしていると超辛辣になります。
申し訳ないが、私自身、地方からいろんなガラス割って東京大学、という来歴だし、東京大学卒業後、資本主義サバンナで生き残っている側なので、私には殴る義務があると思う、普通に。
そんなひ弱な人間のためにある席じゃねーよ、そこ。
そうね、よく分析できたねって地方出身東大卒として思うよ。
— とうせななみ|ワーママ大黒柱 (@blackc_alert) August 20, 2026
でもなぜ逸脱が「医学部」なんだろうね。この質問に自分で答えられるようになってからが人生本番だよ。 https://t.co/7qlneMIVqQ
ただ、男子校出身の友人たちの話を聞くと、結構楽しそうだなと羨ましく思う部分もありました。私には息子がいるので、本人が「男子校に行きたい」と言うなら、それはそれでいいと思います。
一方で、私自身は、女子校には行きたいとは全く思いませんでした。
つまり、中学受験そのものが良い悪いという話ではなく、本人の意志と環境の相性の問題だと考えています。行きたいと思えば行けばいい。でも、インフラ的なもの、既得権益的なものと捉えるのは絶対間違っている。
勉強も能力の一つ、スポーツと同じ
私は、勉強も能力の一つであり、スポーツと同じだと考えています。
サッカーが得意な子もいれば、苦手な子もいます。それと同じで、勉強が得意な子もいれば、そうでない子もいます。なぜ勉強だけが特別に評価され、向いていなくても無理にでも伸ばすべき対象として扱われるのか、正直わかりません。
向いていない子にサッカーを無理にやらせても伸びないのと同じで、向いていない子に勉強を無理にやらせても、良い結果にはつながりにくいと思います。
勉強に向いている子の見分け方
中学受験に向いている子は、自分から「やりたい」と言ってきます。これが一番わかりやすい基準です。
見極めるポイントは以下の2つだと思います。
本人が自発的に言い出すかどうか
一時的な興味ではなく、繰り返しやり続けているかどうか
親が誘導したり、周りに流されて言わせたりしたものではなく、本人の中から自然に出てきた言葉と行動かどうかを、よく見てあげる必要があります。
無理に中学受験をやらせることの弊害
向いていない子に無理やり中学受験をさせるのは、正直言って愚の骨頂だと思っています。
無理をして合格させたとしても、その先で歪みが出ます。私自身、東京大学に入ってから、中学受験組の中には、その後の大学生活や将来設計でつらさを抱えている人を何人も見てきました。
あと、私の高校の同級生で東大入った奴の中にも教育虐待の被害者、いたからさ……。入っただけじゃ意味なんてないって本当に思いますよ。
早い段階で無理をした分、あとになってから息切れするケースは珍しくありません。中学受験の合否が、その後の人生の幸福度を保証するものではないというのが、私の実感です。
やりたいなら、やればいい
結論はシンプルです。中学受験に向いているかどうかは、子供本人の言動を見ればわかります。自分から「やりたい」と言い、それを繰り返し行動で示しているかどうか。それが判断基準になります。
勉強も能力の一つであり、向き不向きがあって当然です。周りがやっているから、なんとなく不安だからという理由で無理にやらせる必要はありません。
私自身、中学受験はしませんでしたが、高2から本気で勉強して東大に進学しました。レールは一つではありません。お子さんに合った時期、合った形で力を伸ばしてあげることが、一番大切だと思っています。
なんなら、5教科の勉強ですらなくてもいいのです。お子さん自身が自発的に取り組んだ成功体験自体が、AI時代に渡してあげられる財産になるのです。
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